「この中にキラがいる」。デスノートを使い新世界の神になろうとするキラ・夜神月と、卓越した推理力と洞察力を持つ世界一の探偵・Lたちによる究極の頭脳戦は始まった!
シリーズ累計3,000万部を突破、国内外での映像化でも今なおファンを熱狂させ続けている『DEATH NOTE』と、各地で大規模なイベントが開催されるなど、会話の中から生まれる推理を通して村人と人狼が正体を探り合うそのシンプルなルールも相まって人気沸騰のゲーム『人狼』が手を組みました。これで面白く無いワケがない!
アル編集部は、『DEATH NOTE 人狼』を作成・販売したCHOCOLATE Inc.のカイジエンド氏にインタビュー、本作の製作の誕生秘話から拘り抜いた点、今後の展望などを赤裸々にお聞きしました。
カイジエンド氏
『DEATH NOTE』を人狼にしたきっかけや経緯はなんですか?
カイジエンド氏・『DEATH NOTE』の作品中には「味方だと思っていた人が、もしかしたらキラかもしれないと疑心暗鬼になってしまう」シーンが数多くあり、それが作品の醍醐味でもあります。
ゲーム中の体験設計を考えていくなかで、そういった心理戦が自然と生まれ、相手の正体を疑ってしまう「人狼」のような正体隠匿系のゲームが作品のコンセプトとマッチするはずだと思い、『DEATH NOTE』をモチーフにした正体隠匿系のボードゲームを作ろうと、プロジェクトがスタートしました。
販売後の反響はいかがでしょうか
カイジエンド氏・販売当初から多くの方に購入いただき、先日はAmazonボードゲームカテゴリの売れ筋ランキング1位を獲得できました。とても多くの方に楽しんでいただけているようで、驚いています。声優、YouTuber、アーティストの方にも遊んでいただけて、さらに海外からも問い合わせをいただき、改めて『DEATH NOTE』という作品の影響力を感じました。
プレイした方のなかには、「『DEATH NOTE 人狼』をプレイして、もう一度『DEATH NOTE』を読みたくなった」という感想もありました。ゲームを通じて、作品の魅力にもう一度出会える機会を作ることができたのは、作品のいちファンとして、プランナーとして本当にうれしいです。
一番再現したかった「DEATH NOTEらしさ」はどこですか?
カイジエンド氏・『DEATH NOTE』には、作品に触れたことがある方なら一度はやってみたい・言ってみたいと感じる要素がにはあふれています。例えば、「計画通り」というセリフや、駆け引きをして(名前を聞き出して)相手を殺すなどがその最たる例。特に「デスノートに名前を書いて殺す」という作品の根幹である設定は、社内で何度も議論するなかでも一番重要な要素として、忠実に再現することを目指しました。
僕自身、学生のころ真っ黒なノートに修正液で“DEATH NOTE”と書いて、自作デスノートを作っていた思い出があったので、何としても再現したいものでもありました。
『DEATH NOTE』の魅力を活かすために工夫したことはどこですか?
カイジエンド氏・「人狼のような正体隠匿系ゲームであること」「キラ役のプレイヤーはデスノートに名前を書いて他のプレイヤーを殺害すること」というゲームのコンセプトを決め、ルールを作り込む上で大切にしたことは「キラはデスノートカード持っていなければ、デスノートに名前を書くことが出来ない」というルールです。
作中でもデスノートはキラである夜神月の手を離れ、他の人物の手に渡ったり、時にはL陣営がノートを所持することもあります。「誰がデスノートを所持しているか」というのは勝敗を左右するほどの超重要情報。「デスノートがプレイヤー間で移動し、キラはデスノートカードを持っていなければ、デスノートに名前を書けない」というルールを設けることで、作中でデスノートの在処をLたちが必死に探したように、ゲーム内でもL陣営が手札に回ってきたデスノートカードを参考にキラを探し出すという体験を作り出すことが出来たと思います。
他にボードゲームを作るとしたらどんなマンガで作りたいですか?
カイジエンド氏・今回の「DEATH NOTE 人狼」は『DEATH NOTE』というサスペンスジャンルのゲーム化となりましたが、今後は、ファンタジーやギャグなどのまだ挑戦したことのないジャンルでのボードゲーム作りにも挑戦してみたいと考えています。
カイジエンド氏プロフィール
大学卒業後、広告会社を経てコンテンツプランナーとしてCHOCOLATE Inc.に入社。ファンがこぞって参加したくなるようなゲームや体験、映像の企画が得意。 企画・開発ゲームは、Amazonアナログゲームランキング1位を獲得した「DEATH NOTE人狼」、アニメのツッコミを擬似体験できる「銀魂 ツッコミかるた」など。 他にもNetflixオリジナル映画「BirdBox」のPR施策として、応募が殺到し即完売した「東京を目隠しで観光する『観ない観光』」の企画や、漫画と音楽がリンクしたMV「MMV」の企画を行う。
カイジエンド氏のTwitterはこちら
原作を愛したファンであればあるほど、デスノートを使うことの恐ろしさと絶対さが判る筈です。誰がそれを持ち、誰がその力を振るうのか…。そしてそれを阻止できるのは、誰なのか!?
『DEATH NOTE 人狼』であの物語の一員になってみませんか?
『DEATH NOTE 人狼』概要
基本情報
プレイ人数:4〜6 人
プレイ時間:10〜20 分
対象年齢:12 歳以上
内容物
正体カード:6枚
アイテムカード:24枚
デスノートボード(ホワイトボード):1枚
水性ペン:1本
クロス:1枚
ルールブック
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