お正月の食卓には欠かせないおせち料理。おせち料理にも多く使われている水産練り製品を製造・販売している株式会社紀文食品が、お正月の前の月である12月で「ふ(2)く(9)」の語呂合わせで「福の日」を制定しました。そんな「福の日」に読みたいのは…
食にまつわるしあわせな瞬間を切り取ったオムニバス作品である『しあわせゴハン』。主人公はみな普通の人達。全編に渡りセリフのないサイレントマンガであることで、より「味」も「想い」も伝わってきます。どの物語も誰かの心に響くぎゅっとくる口福マンガです。
心に残る思い出のゴハンって、きっと誰もがあるのではないでしょうか。出てくるゴハンはどれもシンプルで王道なものばかりで、読むと思い出が蘇ってきてしまうマンガです。私にとっては「厚切りのハム」が子どもの頃の憧れでした。そのことを思い出してほっこりしました。是非「福の日」に読んでしあわせな思い出に浸ってみてください。
選/Ato Hiromi(アルライター)