同じマンガが好きだと知った瞬間、急にその人が身近に思える。
話していくうちに「同じ作者のあれは読んだ?」「じゃああの作品は!?」なんて、他の好きなマンガも同じだったりして、さらに仲良くなる。
マンガ好きなら、誰しもそんな経験ありますよね?
つまりこれって逆説的に考えると、世の中の親友や仲の良いパートナー、家族は「好きなマンガの趣味」が近い可能性があるんじゃないでしょうか?
もしそれが実証できたら、友だち探しや恋活、婚活のとき、マンガの趣味さえ確認すれば最高の相手が見つかるかもしれない……!
検証方法
アルが開発したMNMを用いて、「マンガマッチング指数」を計測し、「仲の良い二人は漫画の趣味も近い」が本当なのか検証してみます!
※マッチング指数はこの記事のために特別にデータ抽出を行っており、アル株式会社が現在提供している機能ではありません(ごめんなさい!)
MNM(Manga Nearest Map)とは、62万件以上のマンガのデータを独自に解析し、好きなマンガに似ているマンガを検索できる、マンガメディア「アル」が開発したサービスです。
友だち同士、双子の姉妹、夫婦、恋人同士の全4組に集まっていただき、好きなマンガを5冊ずつ選んでいただきます。
マンガについて語り合ってもらいながら、お互いのマンガの趣味がマッチング指数にどれくらい反映されるのか検証していきたいと思います!
ちなみにマッチング指数50%が「普通の関係」といえる基準値になります。
50%より多いと「マンガの趣味が似ている」傾向、70%を超えると「かなりマンガの趣味が近い」と言えます。こちらの数値を参考に、仲良しな二人組をガシガシ調査していきましょう!
注意:記事内では作品の一部ネタバレを含みます!
1組目 プロ絵師Youtuberなつめさんちご夫婦
まず検証に参加していただくのはこちらのお二人。プロ絵師としても活動しながら、お絵かき企画を中心に動画を発信するYouTuberの「なつめさんち」に登場いただきました。
絵にまつわる仕事をするご夫婦は、それぞれどんな作品を選んだのでしょうか?
(左)げんさん (右)さやさん
お互いにプロ絵師として活躍するご夫婦。登録者数約30万人を誇る人気Youtubeチャンネル「なつめさんち」ではYoutuberとしても活動。お絵かき企画を中心に発信している。夫婦二人で3000冊以上ものマンガを持っている。
好きなマンガの傾向は違えど、お互いの趣味に理解のあるなつめさんち
僕が今回選んだのは『ONE PIECE』『鋼の錬金術師』『HUNTER×HUNTER』『寄生獣』『AKIRA』の5タイトル。
私は『犬夜叉』『鋼の錬金術師』『烈火の炎』『すもももももも〜地上最強のヨメ〜』『乱と灰色の世界』。
ここに来るまでの車内でお互いに挙げた5冊を当て合ったけど、100%当てられちゃったね(笑)。
普段からマンガの話をすることが多いからね〜。
うん。今後お互いのやりたいことや、どこを目指していくかっていう話の延長線上で、やっぱり僕たちのYouTubeチャンネルの話になるけど、どんなマンガが好きかっていうことを話して、マンガの構造分析とかするもんね。
なんでこの作品は面白いのかっていう話だよね。キャラクターの喋り方、話の展開、一話目の作り方とか。それがYouTubeの作り方にも活きてくることが多いしね!
唯一共通していた『鋼の錬金術師』。台詞や絵の構図に魅了されてきた
それでいうとこの『鋼の錬金術師』が共通しているのは面白いよね。
そうだね。少し前までの少年マンガって、まず主人公の能力を提示するために、一話目の中で大きな事件を解決することが多かったよね。
でもこの “ハガレン”の一話目は、事件を解決させずに二話目に繋げる終わり方をする。この展開は当時稀だったと思うよ。
あの絵もめっちゃいいんだよね。“ハガレン”の一話目の最後は主人公のエドワード・エルリックが、「降りてこいよド三流。格の違いってやつを見せてやる」って言うコマで終わるんだよ。
そのコマの下からあおる構図が衝撃で、当時模写しまくったのを覚えてる。一時期そのアングルの絵ばっかり描いてたな〜。
私も当時“ハガレン”友達と、“ハガレン”専門の交換ノートをやってて、そこに登場人物を描いてたりしてたな。
別でやってた恋バナなんかを書く交換ノートは途中で止めてたけど、“ハガレン”専門の交換ノートは速攻書いてまわしてたのを覚えてる(笑)。
わかりやすい(笑)。
私の場合、模写を本格的に始めたマンガは『すもももももも』や『乱と灰色の世界』。特に『乱と灰色の世界』のペンタッチに寄せた絵をよく書いてた。
僕の場合、作画で影響を受けてるのは『AKIRA』かな。もともとフランスの有名なマンガ家メビウスが大好きで、そのメビウスに影響を受けた作家の一人として大友克洋先生の『AKIRA』を読み始めたっていう流れはあるんだけど。
夫婦でありビジネスパートナーでもあるお二人のマッチング指数は……?
72.6だって!
思ったより高い!
そうだね。選んだ作品は違うタイプが多かったから低いかと思ったけど。
でもこうやって組み合わせて見ると、二人とも少年マンガが多いもんね。
王道少年マンガっていう括りだと趣味は近いんだなってわかる。『鋼の錬金術師』と『ONE PIECE』とか、『犬夜叉』と『HUNTER×HUNTER』とか。
今回挙げたマンガはいつも二人で話題にしてるけど、数値で出されると違う視点で見れて面白いね。
ということで「なつめさんち」のお二人のマッチング指数は初回から高得点! 同じマンガは一作品だけでしたが、掲載雑誌が違えど連載がスタートした時期やジャンルが似ていたのが要因かもしれません。
プロ絵師として活躍する二人だけに、「マンガの趣味が近い」ということは二人にとって大事な要素なのかもしれませんね。
2組目 ビジネスパートナーでもあり恋人でもある「ロイトシロ」のお二人
次に検証に参加していただくのは、新宿歌舞伎町の夜パフェ屋「ロイシトロ」のオーナーでもあり、パートナーでもある、こちらのお二人。
大のマンガ好きとして、家の棚には入りきらないほどマンガが並んでいるそう!
(左)和志さん
パリのパティスリーで修行を積み、都内のレストランやカフェ、ブライダル勤務を経て、2019年“眠らないカフェ”をコンセプトとした「ロイシトロ」のオーナーシェフに。
(右)玄太さん
アパレル店員、カフェ、バーで接客を経験した後「ロイトシロ」のギャルソンを務める。並行して、モデルやヘアメイク、CM・MV出演などマルチな業種で活躍。3000冊以上のマンガを読んでいるほどマンガ好きでもある。
恋愛、友情、全ての要素が凝縮。共に愛着のある『カードキャプターさくら』
僕は『ひまわりっ健一レジェンド』『放浪息子』『ヨルムンガンド』『ベアゲルター』『死化粧師』の5作品を選んだよ。
は『デッドマン・ワンダーランド』『人狼ゲーム』『ダンジョン飯』『テラフォーマーズ』『カードキャプターさくら』。
見事にベクトルの違う作品が揃ったね〜〜(笑)。でも『カードキャプターさくら』は二人とも大好きなマンガだよね。一つのマンガに恋愛、友情、BL、百合……全ての要素が詰まってる。
そうそう。前に一緒に行った『カードキャプターさくら展』で相関図が展示されていて、桜から知世に延びる矢印には「大切なおともだち」って書かれてるんだけど……。
知世から桜に延びる矢印には「桜と少し違う『好き』」って書かれてるんだよね。公式側がそうやって説明してくれてることにすごくトキめいた。
玄太は『カードキャプターさくら』もそうだけど、戦う女性のマンガが好きだよね。
うん。この中で言うと『ベアゲルター』や『ヨルムンガンド』がそう。
特に武器商人たちが世界平和を目指して奮闘する『ヨルムンガンド』は、世界に武器が必要な背景とか、綺麗事じゃない部分まできちんと描かれていて感情移入しやすかったんだよね。
リアリティを追求したSFと、主人公の葛藤を描くヒューマンストーリー
緻密な設定繋がりで言うと、僕は『テラフォーマーズ』が印象深いな。
和志は『テラフォーマーズ』みたいなジャンルのマンガ、好きだよね〜。
そうかも。これは人類が移住計画をする先の火星で、人型に進化したゴキブリ、テラフォーマーと戦うストーリー。
テラフォーマーの生態系にちゃんと根拠のあるデータが採用されてたりして、現実とは違う世界線の話なのに細かい部分に説得力があるんだよね。
こう聞いてると、和志とは趣味が合う部分と合わない部分あるな。『放浪息子』も勧めたのに読んでないでしょ(笑)。
うん。家にあるのは知ってるんだけどね。
これはトランスジェンダーである2人の学生、修一とよしのが主人公のマンガ。その二人の葛藤や苦労が描かれてるんだよね。
修一はスカート、よしのはズボンの制服を着て通学するんだけど、スカートを履いて通学した修一の方が受け入れられなかったりして。
そんな話だったんだ。今まで優しいタッチのマンガを読んだことがなくて。
僕たちには結構刺さる内容だと思うよ!
完全一致ではないものの、趣向が通ずる二人のマッチング指数は……?
58.2だって。
マンガの系統が違うのは一目瞭然だったけど、やっぱり低いな(笑)
一緒に暮らして働きながら、同じものを見たり聞いたりしていても、やっぱりパーソナルに近い趣味は違ってくるんだなって数値を見ると分かるね。
でも、お互いの興味が別のベクトルにあると、知らなかった分野も紹介し合えて世界が広がるからそれはそれで楽しいと思うよ。
2組目「ロイトシロ」のお二人のマッチング指数は基準値よりちょっと上の58.2。マンガのジャンルがかなり違かったためこのような数値になったようです。
恋愛観や価値観が似ている二人だけれど、こうしてパーソナルな部分が見えてくる「マンガの趣味」となると、その違いが多少数値にも出ました。でもこの「違い」こそが、公私ともに二人が惹かれ合った部分なのかも。
3組目 以心伝心の仲良し双子タレント、ひうら姉妹
お次は双子タレントとして活動する樋浦姉妹をお迎えし、検証に参加していただきます。同じ家庭環境で育ってきた双子は、果たして好きなマンガも似ているのでしょうか?
(左)樋浦 舞花さん (右)樋浦 結花さん
モデルや俳優などマルチに活躍する双子タレント。東京ワンピースタワー『ONE PIECE LIVE ATTRACTION』では、姉妹で人気キャラクター・ナミ役を演じてきた。また、おじいちゃん・おばあちゃん子であることから、昭和歌謡をカバーする孫アイドルとしても活動している。
好きなマンガ5冊のうち、なんと4冊は同じマンガ! 唯一揃わなかったマンガはなに?
私の思い入れの強いマンガは『ONE PIECE』『美少女戦士セーラームーン』『僕等がいた』『NANA』『SLAM DUNK』。
私は『ONE PIECE』『美少女戦士セーラームーン』『僕等がいた』『NANA』『GALS!』の5つの作品。
ちょっと、ほとんど同じじゃん(笑)!
5つ中4つは同じだね(笑)。唯一違うのは、舞花の『GALS!』と私の『SLAM DUNK』。ギャルの話とバスケの話ってここだけ全然違うね(笑)。
思えばこのマンガを読んでいた時期が、二人の人生の分岐点だったのかも。この頃から少しずつ性格が変わっていった気がするもん!
中学生のときだよね〜。このときに私はバスケ部に入って、先輩に「バスケをやってるなら『SLAM DUNK』は必読だよ」って言われて、初めて少年マンガを読んだよ。
バスケ部はストイックだったよね。一方で私は華やかな世界に憧れて、学校の荒くれ者が集まるダンス部に入部した(笑)。
舞花はキャプテンもしてたよね。
そうそう!『GALS!』の主人公、寿蘭ちゃんみたいな皆をまとめるリーダータイプの子に憧れてたんだと思う。
私はバスケのシュートが苦手だったから、安西先生の「リバウンドを制する者が試合を制す」って言葉に励まされて、リバウンドを頑張ってたな〜。
それぞれ違う学生生活を過ごしたから、後々付き合うことになる男子も、全く違うタイプになったよね(笑)。
私は真面目なお堅い男子で……。
私はサイケなギャル男。
まんまマンガに出てるじゃん(笑)。
ダブルキャストで演じたナミ役。ナミに二人の個性が反映された
あとはやっぱり思い入れの強い作品と言ったら『ONE PIECE』。
舞台「ONE PIECE LIVE ATTRACTION」で、ダブルキャストでナミ役を演じさせてもらってから二人にとっても大切なマンガになったんだよね。
そうそう。涙を流して見てくれるお客さんもいたりして『ONE PIECE』がどれだけ愛されてるマンガなのか、演じてみて改めて分かった。
ナミって普段は面倒臭がりだったりビビりだったりするけど、ここぞと言うところで強さを垣間見せるんだよね。そんな彼女の魅力にどんどん夢中になっていったな。
最初のうちは、ただただ“双子がナミを演じる”って捉えられてたから、それぞれがナミを演じる意味を持たすために、ナミを演じるときは舞花と結花の個性が出るように意識してたよね。
うん。私は茶目っ気のあるナミで、舞花はパワフルでどこか姉御肌なナミを演じてたと思う。
一応私、3時間早く産まれたお姉ちゃんだからね!(笑)
違う景色を見た期間はあれど、共に人生を歩んできた二人のマッチング指数は?
98.2! すごい!
こんなに揃うなんてびっくり(笑)!
挙げたマンガもほとんど同じだったし、想像通りではあった(笑)。
でも、せっかくなら全部揃いたかったね。
そうだね(笑)。
さすが双子、なんと一冊のみ外すという驚きの結果に!しかも唯一違うマンガがそれぞれの性格や価値観の違いを象徴する一冊になっているのも面白いですね。
そのマンガに出会うか出会わないかで人生が変化するなんて、やっぱりマンガってその人を構成する一部なんだなって強く感じます。
4組目 普段から親交のあるモデルとフォトグラファーコンビ
最後に検証をしていただくのは、普段から親交のある仲良しな二人。ファッションモデルとフォトグラファーという職業柄、二人とも独自の世界観を持った、個性的な人生を歩む同士です。
(左)宮本七生さん
フォトグラファー。Web媒体やアパレル、オンライン署名のChange.orgなどさまざまな媒体で活動。
(右)イシヅカユウさん
ファッションモデル。ファッションショーやMV出演など、幅広く活躍。2021年劇場公開予定の「片袖の魚」では主演を務める。
淡々とデリケートな話題を取り上げた作品に胸を打たれ、救われた
僕が挙げたのは『やさしいからだ』『羣青』『ちひろさん』『SAD GiRL』『ルポルタージュ』の5作品。
私は『動物のお医者さん』『ジェリー イン ザ メリィゴーラウンド』『東京ガールズブラボー』『デザイナー』『魔術師A』を選んだよ。
いいね〜、ラインナップがイシヅカユウって感じする! 100%納得できる。けっこう懐かしい作品が多いね。
そう。中でもこの『ジェリー イン ザ メリィゴーラウンド』は印象的だったんだよね。
主人公ミリのお姉ちゃんがトランスジェンダーなんだけど、物語の中ではそのことを特に押し出しもせず、すごく自然に描いていて。
ドラマティックな展開もなく。
うん。いい意味で当たり前に生活してるんだよね。でも、たまにその子ならではの苦しさも垣間見えたりして。
私は当時中学生くらいだったんだけど、“自分の中にある、自分じゃない部分”がそこに描いてあった気がした。
この『やさしいからだ』も色んなデリケートな話題を取り上げているんだけど、淡々としたトーンで進んでいくんだよね。
へえ、どんなストーリーなの?
短編集で、主人公が変わっていく群像劇になってる。人と人が関係性を持つことで得られる幸せや、発生する苦労が描かれてるんだよね。
面白そう。
このマンガに出会ったのはまだ18、19歳の頃だったから、愛憎や人の心の機微はまだわからなくて。
だからこのマンガは僕にとって教科書みたいなものなんだよね。いまだに2年に一回くらい読み返す。
二人が人生のお守りにしている、マンガ「デザイナー」と「SAD GiRL」の台詞
読み返すマンガでいうと、私は『デザイナー』かな。
作者は……一条ゆかり先生なんだ。『有閑倶楽部』なんかも描いてるよね。
そうそう。この話はトップモデルの主人公、亜美がトップデザイナーへの復讐のため、自身もトップデザイナーを目指すというストーリー。
事故に遭い身体に傷を負った亜美は「私がなりたいのはトップよ」と言って潔くモデルの道を諦めるの。その亜美の生きる姿勢が格好良くて。
うんうん。
私自身デザイナーを志してたけど、諦めて、それでも服に携わる仕事がしたくてモデルをやってるから、自分とリンクする部分もあるんだよね。
自分がいた世界を去って、夢を諦めて絶望しても、新しい境地で生き抜いてやるっていう亜美の強さにいつも奮い立たされる。
僕もマンガの台詞でとても大切にしてる言葉があって。それが『SAD GiRL』にでてくる台詞なんだけど。
『SAD GiRL』って……悲しい女の子の話?
そう。まさに、人が失敗を繰り返してだんだん堕ちていく過程を描いてる悲しい話。しかも、その失敗は自分がコントロールできない次元で起こることばかりなんだよね。
苦しいね。
本来なら生き方を変えた方がいいんだろうけど、うまく変われない人達の話。
でも、帯文にある「生きていこう。まるで一度も挫折したことがないかのように」という言葉がこの物語に大きく生きてくる作品なんだよね。
色んな感情が含まれた、前向きな言葉だね。
僕にとってその言葉はすごく希望に思えて。今も何かあるたびに思い出してる。
知らないマンガばっかりだったけど、話聞いてみたら宮本さんが選んだマンガっていうのがちゃんと理解できた。
※MNMのシステムに七生さんが選んだ「SAD GiRL」「やさしいからだ」のデータがなかったため、今回の検証は七生さんの次点作品である『敷居の住人』『ヤサシイワタシ』を含めた5冊で数値を出しています。
おお、73.6だって。高くない?
意外。こんなに高いんだ!
ね。作品のテイストが違うから20.0くらいかと思ってた(笑)。でも、二人とも選んだ作品が共通して、“人間”や“関係性”を主題にした作品だったからかも。
そうだね。私の場合『デザイナー』のような、ドラマチックな展開のある作品も挙げているけど、二人とも『動物のお医者さん』のような淡々とした人生を描いた作品が好き、っていう傾向はあるのかも。
なるほど、お互い“生活”が描かれている作品が好きなのかな。こうやって分析してみたらこのマッチング指数に納得してきたよ。
読んできたマンガは違えど、読みたいと思う分野は近かったというのが気付けたね。
作品の著者も時代も違うのに見事に高得点だったお二人。作品から各々のルーツも垣間見え、まさに互いの「生き様」が結果に反映された印象でした。
互いのお気に入り作品に対する興味も高かったようで、まるで古くからの友人を紹介するような空気感で好きなマンガを紹介し合っていましたよ。
やっぱり仲の良い二人はマンガの趣味もけっこう近かった!
想像通りだと納得するペア、意外だと驚くペアなど、さまざまなリアクションが飛び出したMNMのマッチング指数測定。
仲が良いことの答え合わせとなったり、趣味が違うからこそ補い合っていることに気付けたりと、それぞれの関係性を改めて分解して理解することができました。
「この人と仲良くなりたい」という機会に恵まれたときや、「この人と長く付き合っていけそうかな?」と不安にかられたときは、ぜひ「どんなマンガが好き?」って聞いてみるのも良いかもしれませんね。
もしかすると、背中を押してくれたり、2人の絆をより深めたりするきっかけになるかもしれません。
執筆:いちじく舞
写真:高山諒
企画編集:ヒャクマンボルト