2021年夏、待ちに待ったスポーツの祭典が遂に開催!涙、感動、様々なドラマ…スポーツはわたしたちの心をいつも揺さぶってきました。一瞬も目が離せない刹那の緊張感に、固唾を呑んで見守った経験が誰しもあることでしょう。
そこで筆者がオススメしたいこの夏のスポーツは、陸上競技!
極限まで己を鍛え上げた者達が全身全霊で戦う陸上競技。ほんの一瞬で全てが決まってしまうスピード感が観る者の心を沸騰させます。
本記事では2021年7月15日に発表された「2021年夏スポーツを100倍楽しむマンガ100選」に選書された作品を中心に、アルのライターがこの夏オススメのスポーツマンガをご紹介させていただきます❗️
今回のスポーツマンガ特集では陸上競技マンガ10作品を厳選してお届けさせていただきます。アキレス腱はしっかり伸ばせていますか?準備運動が終わったら早速参りましょう!
選んだ人もり氏 。スポーツマンガが大好きなアルのライター。今年の目標にフルマラソン挑戦を掲げるも圧倒的なスタミナ不足をカバー出来る自信がなく毎日震えてます。
🏃♂️目次〜好きな作品まで一気にジャンプできます🏃♀️
🏃♀️『かなたかける』
🏃♀️『涼風』
🏃♀️『奈緒子』
🏃♀️『なぎさMe公認』
🏃♂️『ひゃくえむ。』
🎽『一瞬の風になれ』
🏃♂️『マラソンマン』
🏃♂️『風が強く吹いている』
🏃♂️『新しい足で駆け抜けろ』
💪『木倉さんと三人三脚』
かつて第63回箱根駅伝で10区の代表選手を経験した高橋しん先生による小中学生が主人公の駅伝マンガ。
小学生、中学生というのは自分の事でいっぱいいっぱいになる歳頃だと思います。
けれどこの作品では自分のエゴと共に駅伝を通じて仲間を信頼すること、自分が担当の区間に対し責任感を持つ、ペース配分を考慮するといったことを身を持って知っていく成長の様を見ることが出来るのです。
駅伝のチーム、そしてライバルの存在が主人公・かなたを走らせ、そして相手も思わず走らされ、更には読者の心にまで疾走感を届けてくれる作品です。
『かなたかける』のレビューはアルライターの花が【夏のスポーツマンガ特集陸上マンガ】記事に寄稿させていただきました🏃♀️
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高校入学を機に広島から上京した秋月大和(あきづきやまと)。入学予定の高校で見かけたある選手の、高飛びを行う姿に一目惚れしてしまいます。
そんな大和は叔母のツテを借りて、銭湯兼レディースマンションに住まわせてもらうことになります。そこで偶然出会ったのが、高校のグラウンドで見かけた高飛び少女朝比奈涼風(あさひなすずか)でした。
最初はいい加減で調子の良いところのある大和に呆れている涼風でしたが、自分と真逆の価値観を持つ大和の言葉に救われ、次第に距離を縮めていきます。
走り高跳びのハードルも恋のハードルも飛び越えようと奮闘する2人の関係性に注目です!
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日本海の疾風と呼ばれた天才ランナー壱岐雄介(いきゆうすけ)の成長物語です。
島で漁師を営む父、壱岐健介は日本有数の企業家である篠宮家の来島に合わせて船を出していました。そこで当時小学4年生だった篠宮奈緒子(しのみやなおこ)が誤って海に転落してしまい、健介によって助けられ一命を取り留めるも、助けた健介自身は亡くなってしまいます。
自分のせいで雄介の父親を亡くしてしまって苦しむ奈緒子が時を経て島の中学校に転校してくるところから物語は大きく動き出します。
人間ドラマもあり、陸上競技の世界で次々と記録を塗り替えていく雄介の活躍が目覚ましい作品です。
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高校1年生の藤井雅斗(ふじいまさと)は走ることが大好きな少女紺野凪沙(こんのなぎさ)と海辺の砂浜で出会います。なぎさは雅斗と同じ高校の陸上部に入部する期待のホープでした。
誰よりも走ることに対して真摯で、どんな時でもワクワクしながら陸上と向き合うなぎさに眩しさを感じる雅斗。
恋愛に関しては不器用な2人ですが、陸上に真摯に向き合う姿同様2人が段々と惹かれあっていく様にも注目したい作品です。
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天性の足の速さを持つ小学生トガシ。大抵のことは100mさえ速ければ全部解決するという思考の持ち主でした。
ある日トガシは転校生、小宮と運命の出会いを果たします。実力はまだ無いものの、小宮の走ることへの熱量にほだされ、走り方を教えることになったトガシ。
急激な成長を遂げる小宮に対して最初は余裕を持って接していたトガシでしたが、次第に恐れを抱き始めます。
どれほどの努力を持ってしても圧倒的才能の前には成す術はないのか。そして走ることの意義とは何なのか。
一瞬の爆発力に賭ける男達の物語が凝縮された珠玉の作品です。短くも濃厚な極上の時間を味わってください!
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佐藤多佳子先生による長編小説が原作の、陸上競技にかける高校生達の青春を描いた物語です。
世代別の日本代表に選ばれる程のサッカーセンス溢れる兄を持つ 神谷新二(かみやしんじ)。兄に憧れサッカーに明け暮れるも、さしたる実績は残せませんでした。
新ニの同級生で友人である一ノ瀬連(いちのせれん)は短距離走で圧倒的な実力を見せるも何故か陸上を辞めてしまった過去を持ちます。
才能に恵まれながらも自らその舞台から離れた連に疑念を抱きつつも、ふと言われた連の言葉をきっかけに信ニの心に火がつきます。
信二は高校入学を機にサッカーを辞め、連を誘い共に陸上部に入部します。
奇跡的な出会いから、それぞれの運命が劇的に変わり始めていく姿が熱いです。
人と交わることで、それまでの自分からは想像もできなかった世界が見えてくる、関係性という名のバトンが繋ぐ絆が鮮やかな陸上物語です。
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小学3年生の高木一馬の父親の勝馬は元々将来を嘱望されたマラソンランナーでしたが、一馬が1歳になる頃に母親に愛想を尽かされ出て行かれ、それ以来自暴自棄になり酒浸りの日々を送っていました。
父を軽蔑していた一馬でしたが、ある日家の押入れから埃にまみれたスクラップ・ブックを見つけます。そこで、過去に勝馬がマラソンで輝かしい成績を収めていたことを知ります。
家に帰った勝馬は、父のかつての雄姿に感動し泣き疲れて寝ていた一馬の姿を見てマラソンランナーとしてのカムバックを決意します。
36歳という年齢からの復帰を果たそうとする勝馬と息子の一馬が二人三脚で再び栄光の架け橋へ向かって走り出す、親子の感動の物語です。
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作家・三浦しをん先生の小説が原作の大学駅伝青春譚。
アニメ化、映画化、舞台化もされており多くのファンに愛された作品です。
(コミックは「復刊ドットコム」にて新装版が発売中)
【再放送決定!】2021年8月ANIMAX にて放送します!
●8/25(水)スタート
毎週月曜から金曜 17:00〜
リピート放送翌日 9:00〜
テレビの前で是非お楽しみ下さい!🏃♂️✨https://t.co/MRHaOc1n0j#kazeanime— アニメ「風が強く吹いている」 (@kazetsuyo_anime) July 8, 2021
箱根駅伝をテーマにしながらも、「優勝」を目指さずに「シード権獲得」を狙う所に現実味があるのが興味を引く要素の一つ。
また、部長のハイジが陸上から逃げる様に離れた元有望選手・カケルに問い掛ける「走るの好きか?」という言葉が印象深いのですが、その言葉の真意やカケルが出した答えをじっくり作品を読んで確かめて欲しいです。
好きなことを辞めざるをえなくなった、逃げてしまった、そんな過去がありながらも諦めきれずにいる人の背中を押して応援してくれる様な作品です。
『風が強く吹いている』のレビューはアルライターの花が【夏のスポーツマンガ特集陸上マンガ】記事に寄稿させていただきました🎽
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中学時代はサッカー部で活躍し高校の強豪校に進んだものの、片足が義足となりサッカーを断念した菊里翔太(きくざとしょうた) が義姉装具士の千鳥と偶然出会います。
義足の高校生スプリンターが100mを走る。『新しい足で駆け抜けろ。』(1/11) pic.twitter.com/h3aO0VTdzp— みどりわたる (@midoriwataru) February 29, 2020
生活用の義足ですら自在に使いこなしている翔太の才能を見込み、スポーツ専用の義足を提供したいと申し出る千鳥。競技は違えど、もう一度戦いの舞台に上がるチャンスを翔太は得ます。
一度失った情熱を義足のスプリンターとして再び燃え上がらせる姿が熱いです。困難に陥っても、もう一度立ち上がる勇気を貰える作品です。
週スピ2020年51号に『#新しい足で駆け抜けろ。』最終話が掲載されています!私の力不足で約1年の短い連載になってしまいましたが、読者さんの応援で頑張って描いてこられました💪最後まで誠にありがとうございました!!12月末にコミックス最終第5巻が出るので、そちらも何卒宜しくお願い致します🦿✨ pic.twitter.com/rynPXExCHP— みどりわたる (@midoriwataru) November 16, 2020
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プロ野球選手の兄を持つ野里宝児(のざとたける)は肩の力だけは異常に強いものの、野球の才能には恵まれず、高校では何のスポーツをしようか決めかねていました。
そこに現れたのが、陸上部1カワイイと評判のやり投げ選手木倉華(きくらはな)でした。
たまに過去作エゴサして、呟いてくれている人を見つけるととても嬉しい。
「木倉さんと三人三脚」https://t.co/CsfgLYFWMa pic.twitter.com/ptGQzqM6jP— 奥英樹 (@h__oku) September 14, 2017
やりを遠くまで投げることに爽快感を覚え、競技として取り組み始める宝児。しかし、練習に付き合って暮れる華は何故か右手でやりを持つと性格が驚くほど急変します。
華は右手で槍を持っている時にだけかつてやり投げの名手だった華の兄であり、事故死した木倉昇の霊が体に乗り移る特異体質でした。
もっともっと遠くまで投げたい!そんな純粋な気持ちでやり投げという競技に向かう姿が眩しい作品です。
刹那の瞬間に命を賭ける戦い
陸上競技は、時に残酷なスポーツでもあります。
どれだけ練習を繰り返そうとも、本番のたった数秒の間に力を出しきれなければ敗者になってしまうのです。一度のミスが、取り返しのつかない結果になることだってもちろんあります。
だからこそ数値が明確に現れるわかりやすさと、今、1番速くて強い者が勝つという公平さの中で戦う選手達の姿に、こんなにも心動かされるのでしょう。
この夏は陸上マンガを読んで熱く燃え上がりましょう🔥
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スポーツマンガを味わい尽くそう!
今回ご紹介させて頂いたスポーツマンガには一般社団法人マンガナイト主催のスポーツマンガ100選企画に選出された作品もご紹介されています。どんな作品が選ばれているか詳しく知りたい方はぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね⚾️⚽️🏐🎾🏀🏈🥊🏃♀️🤾♀️🏓🚴♂️🏸🏌️♀️
本記事は、競技ジャンル別にアルライターオススメのスポーツマンガ作品をご紹介する「2021年夏のスポーツマンガ特集」の一本として掲載されています。熱量が世界レベルの素晴らしきスポーツマンガの魅力を味わい尽くしましょう!