よく判る、新型コロナウイルス徹底図解! ぬまがさワタリ先生からのアドバイス、敵に勝つには敵を知れ、なまけてれば人類が救えるぞ!

新型コロナウイルスとの戦いがつづいています。

孫子の「兵法」には「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」というお馴染みの言葉があります。パニックのときこそ知識で戦いたいものです。

『超図解 ぬまがさワタリのふしぎな昆虫大研究』の著者であるぬまがさワタリ先生が、ものすごくよく分かる図解を発表していますので、まだ見ていない方はぜひチェックしてください。

超図解 ぬまがさワタリのふしぎな昆虫大研究
ぬまがさワタリ/著

これが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)だ!

ウイルスの大きさはウィル・スミスの1880万分の1なんですね!

ゴッホとタッチに要注意です。

拡散力とステルス能力が高い。今この記事を読んでいるあなたも(もちろん筆者も)感染していると思って行動したほうがいいようです。

「なまけてれば人類が救える」のですよね!

ぬまがさ先生が参考にした資料一覧

記事のなかにもあるように、コロナ関連の新情報は常に疑ってかかるくらいがちょうどいいようです。ソースも併せてチェックしましょう!

一般人にも読みやすい日本の科学雑誌です。メディアではコロナ感染症の恐怖を煽る論調が多い中(実際に怖いので仕方ないですが)、本誌の特集は「そもそもSARS-CoV-2とはどのようなウイルスなのか」という科学的な(科学誌なので当然ですが)観点から掘り下げており、いま読む価値が大きいと思います。2枚目の増殖メカニズム、3枚目の感染後の経過イラストで参考にさせてもらいました。(ただ増殖メカニズムはわかりやすさ重視のため、途中の複雑なタンパク質合成をかなり端折ってしまったのですが…。外殻を作るハード面と遺伝子をコピーするソフト面の2ルートでウイルスを複製する、という理解がより適切だと思います。)有意義な特集でしたが、需要が大きいので今は手に入りにくいかも…。ナショジオみたいに電子版出さないのかな。

こちらも読みやすい有名科学雑誌。コロナがメイン特集ではありませんでしたが緊急企画が組まれたようで、美しいイラストで「そもそもウイルスとは?」という部分から説明してくれるので初心者にもオススメです。開幕早々、検査法である「PCR法」について1から解説してくれて(図解には載せませんでしたが)さすが科学誌やなあ…と。ウイルスの細胞での挙動が綺麗なイラストで紹介されていてロマンがあるんですが、正確にはコロナではなくインフルエンザなので少し注意。(ほとんど同じといえばそうなんですが。コロナとの違いも記載されていて参考になりました。)電子版があるのでゲットも楽です。

海外の有名サイエンスクリエイターが作った新型コロナウイルス解説動画で、すごくわかりやすい上にビジュアルもお洒落です(専門家の監修も入ってます)。増殖メカニズムはこの動画と(わかりやすさ重視でいくらか省略してるのかな?とも思ったので)日経サイエンス・Newtonを合わせた上で解釈しました。免疫パニックのくだりも参考になりましたので、より詳しく過程を見たい方はぜひ覗いてください。

こちらも海外のYouTube動画です。「コロナってインフルエンザウイルスみたいなもんでしょ?」という我々素人の舐めた先入観に対して「いやもっとヤベーから」と専門家が反論する内容で、簡潔なビジュアルが非常にわかりやすいです。コロナvsインフルの比較(基本再生産数のくだり)などで参照しました。

ナショナルジオグラフィックの簡潔なコロナ図解です。大抵の人は別に私の図解なんか見ないでこれくらいのことを知っておけば十分なのでは、という気もしてきましたが……ヨシ!。ナショジオは主に生物ジャンルでいつも参考にしていますが、コロナウイルス関連に関しても比較的信用できるニュースを日々流しているので、ぜひチェックしてください。

石鹸の有効性についてはこちらも

BBCニュースもコロナ関連の知らせを毎日更新していますので、世界の動向を知るのにオススメです。よく作られる動画もとてもロジカルでわかりやすく、4枚目のソーシャル・ディスタンスのくだりで参考にしました。一人が家にいるだけで社会にどれくらいのメリットがあるかがよくわかります。(図解にも載せたかった…。)

最近できたnoteで、文字通り感染症の専門家の皆さんから日々情報が提供されていくと思われます。変なニュースサイトとかより間違いなく信頼性が高そうなので、継続的に見ていくのが良さそうですね。3枚目の「コロナかな?と思ったら」の対応の部分でほぼそのまま参考にしました。(「いま、拡散してほしいこと」という記事があったのでそのまま拡散した形です…。)

ノーベル賞を受賞した医学者の山中伸弥先生が、コロナウイルスの情報発信のために立ち上げられたHPです。特に「証拠(エビデンス)の強さによる情報分類」の項目がネットでも称賛されていましたし、私も参考にさせていただきました(未確定なコロナの感染力の話題についても扱っちゃいましたが)。情報の確かさは、なかなか0か100かで切り分けることが難しいと思いますので、「これは80%くらい信用できそう」「これは20%くらい」と自分の中でグラデーションを作っておくのは大切だと思います。

一応、厚生労働省のHPも(もう冒頭に表示されたと思いますが)。コロナウイルスについて基本的なことは大体書いてありますので、読んでおくと変なデマに惑わされずにすむと思います。色々と頼むぞ、国。まじで。

正しい情報で厄災を乗り切りましょう!


記事で使用したイラストはぬまがさワタリ先生の許諾の元掲載してあります。快く許諾を出していただきありがとうございました。

©ぬまがさワタリ

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