1925年(大正14年)12月15日、東京乗合自動車が東京で初めての定期遊覧乗合バスである「ユーランバス」の運行を開始したことを記念して制定。当時のコースは皇居前~銀座~上野。当時の料金は3円50銭だったそう…。(安い‼)そんな「観光バス記念日」に読みたいのは…
『廃バスに住む』の主人公、美人教師の雨森先生は、なぜか空き地に捨てられた廃バスに住んでいる――。誰かの秘密基地(廃バス)に勝手に住みだした雨森先生は、廃バスに住んでいることを周囲にはなんとなく隠しながら、おひとりさまを楽しんでいます。1話完結のショートストーリーが連なって、ゆるゆると進んでいくマイペースでお茶目な車中泊コメディ!
共通点は「バス」しかありませんが、この作品を紹介します!
どこまでも自由で自然体な雨森先生がとってもカワイイ!自然や野生動物と格闘しながらも、穏やかに過ぎる日常にとってもほっこりします。「雨風が凌げればどこでも住めるやん」と、ごくごく当たり前のように廃バスに住みだした雨森先生のバイタリティに、「ありえないけど憧れる~‼」なんて思いながら肩の力を抜いて読める作品です。
選/そふえ(アルライター)