【公式】あさひなぐ名セリフ総選挙 | アル

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9年半にわたる『あさひなぐ』(こざき亜衣)の物語が9月7日発売のビッグコミックスピリッツ41号にてついに完結!

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結果発表は9月下旬を予定しています。

※投票期間:2020/08/05(水)〜08/26(水)

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第1集

「薙刀は高校部活界における、アメリカンドリームなのよ!!」

二ツ坂高校薙刀部に勧誘された新入生の旭、将子、さくら。先輩・えりの放った、競技者の少ない薙刀ならではのこの謳い文句に惹かれ、彼女たちの青春は幕を開けた!

【1本目】アメリカンドリーム

「——…私でも、あんなふうになれますか?」

美術部出身の旭。朝の通学電車で痴漢を撃退した強き女・真春が、目の前で美しくスネを決める姿に見惚れる。誰かに憧れる気持ちが、変わりたいと願う自分を突き動かす!

【1本目】アメリカンドリーム

「一堂寧々なんて来年私が、ぶちのめしてやりますから!!」
「楽しみにしとるけん」

後に宿敵となる寧々との初接触。IH予選で敗退した先輩たちを励まそうと放ったひと言が、本人の耳に入ってしまい…。この頃の旭は、彼女の足下にも及ばない存在だった。

【6本目】彼女たちのインターハイ

第2集

「強くなりたいなら、無茶をするの。女は度胸よ」

将子やさくらから後れをとり落ち込む旭に、真春は身長の小さな選手向きの技を伝授する。「でも、怖くて…」と尻込む旭に伝えたこの言葉は、長きにわたり旭を支えていくことに。

【11本目】女は度胸、男は愛嬌

「次は、勝ちたいです!」

國陵との練習試合で敗退したことを謝る旭に、真春の返答は「で?」のひと言。求められた“話のオチ”を一晩中自問自答した旭は翌日、改めて一歩先の決意を伝える。

【21本目】で?

第3集

「強くなれるかどうかは、今はまだわかりません。
でも、たったひとつ確かな事は、
今この瞬間私が踏み出す第一歩は、私だけのもの——」

寺での夏合宿。練習に入れてもらえず水汲みを命じられた旭は心が折れそうになるも、早朝から一人階段を登り続ける。この貪欲なまでのひたむきさは、逃亡直前のさくらの心も動かすことに。

【31本目】弱き者の武道

第4集

「私の役目は、目の前の壁を壊してみせる事。それだけです」
「傲慢な女だ」
「長所です」

夏合宿終盤、寿慶相手の円陣稽古。全員が気力体力の限界を迎える中、エース・真春だけが必死に食らいついていく。その姿に、旭は再び立ち向かう力を得て…。

【38本目】理想の女(ひと)

「この6日間を逃げずに耐え抜いた事は、いつか必ずあの子達の人生を支える柱のひとつになる。
誇りとはそういうものだと、私は思うよ」

壮絶だった夏合宿。全員が耐え抜いたことに対し、もっと褒めてやらないのかと問う郁林に、寿慶が語った言葉。帰りのバスの中、旭たちは“名前のわからない涙”を流す。

【40本目】その涙の名前

第5集

「誰かを気にかける事。誰かが自分を、見てくれている事。
それはとても、幸せな事だと思いました」

初めて臨んだ昇級昇段試験。他校の生徒であるひろ美との出会いはトラブルを呼ぶが、薙刀を始めたことで次第に関わる人も増え、旭の世界は広がっていく。

【48本目】はじめての級

第6集

「“今日の主人公は、私”」

三人ずつで出場する新人戦。二ツ坂は一年生と二年生チームに分かれることに。初の公式戦、緊張する一年生たちに真春はこう発破をかけ、彼女たちは思わぬ躍進を遂げる!!

【57本目】私の日

「いつかじゃダメなのよ。あの子達には、“今”しかないんだよ」

引き分けに持ち込んででも勝とうとする姿勢を批判する声に、タディは「それは大人の方便」だと諭す。一瞬一瞬にすべてを懸ける、高校の部活ならではの美しさがここにある。

【66本目】今日という日を

第7集

「さくらちゃん…私にもしもの事があったら両親に愛してるって伝えてね」

新人戦、準決勝。昇級試験で知り合った聖泉のひろ美と対戦することになった旭は、そのあまりの体格差に思わず死を覚悟し…? 東島家の平和さが滲みでた1コマ。

【68本目】気味の悪い女

「勝つ時も負ける時も、人はひとりだ」

新人戦準決勝、二ツ坂二年生チームと國陵チームの対戦。真春VS.寧々という大会の実質の決勝戦、真春がまさかの敗退。その場から逃げようとした旭に、寿慶は武道の本質を語る。

【76本目】真春先輩

第8集

「本当はもっと、高校生活には楽しい事があるのかもしれません。
遊んだり、買い物に行ったり、デートをしたり。でも、
私達はもうとっくに後戻りできないところまで来てしまっているのです」

真春敗退の衝撃は二ツ坂に陰を落とした。真春への依存から脱却すべく、無謀な稽古を繰り返すえり。正解の見えぬ中それでも彼女たちは、傷だらけで前に進むことを選び――

【82本目】今日までのこと、これからのこと。

「真春先輩、私はあなたの事が、大好きです。
だから私は、あなたに勝ちたい」

寧々への敗戦を引きずりながら、それでも一人ですべてを背負い込もうとする真春。頼り、見上げることが彼女を追い詰めていたことに気付いた旭は、真っ直ぐに向かっていく――

【85本目】旭 対 真春

「私ね、もう二度と、自分の事弱いなんて言わないよ」

真春に初めて真っ直ぐに向かい合った旭は、“強くなりたい”という想いを確かなものとする。自らが弱くあることを許す者は、これより先へは進めないと気付き…。

【86本目】冬の匂い

「くやしいしもどかしいし、恥ずかしいけど、だからってやめるわけにはいかないんです。
私の心の中は、ものすごい野望でいっぱいなんですから」

新たにコーチに就任したやす子に命じられた水泳のトレーニング。合格点をもらえなくても「才能ないのに」と断罪されても、強くなることを決めた旭の心が揺らぐことはなかった。

【91本目】雨の日の退屈

「君を見ていると、胸が苦しい。
君がたくさん持ってるものを、オレはひとつも、持ってないからだ。
皆はそれも、恋と呼ぶんだろうか——?」

姉・真春へのコンプレックスから薙刀を辞めた過去を持つ夏之。あまりに不器用でひたむきな旭の姿に自らにはない強さを見出し、憧れと焦燥と自責の念にかられ…。

【91本目】雨の日の退屈

第9集

「大嫌いなのよ、“努力してる”ってだけで優遇されようとするあさましい人間が」

たとえ才能はなくとも食らい付き続ける旭に、天才気質のやす子が放った容赦のないひと言。耳障りのいい言葉で逃げることを許さない姿勢は、まさに“茨城の汚れくの一”!

【92本目】その努力に報いるもの

「気にしちゃダメですよ、旭ちゃんから素直さをとったらメガネしか残らないじゃないですか」

作者お気に入り・さくらの名言シリーズその1。試合上での駆け引きができずやす子に叱られた旭に、フォローの形を借りた毒舌を浴びせるさくら(とそれに気付かない旭の図)。

【95本目】恋しちゃったのよ

「闘うフリしてる人に使わせるほど、道場は広くないのよ!!」

和歌山での三校合同合宿。弱い者同士で集まりアリバイ的な稽古をする姿勢を國陵の主将・寒河江さんが一喝。空気など読まず、誰より強くあろうとする者にしか、辿り着けない景色がある。

【100本目】あなたのその瞳に

「負けない、負けない、
今あの子の目に、私はちゃんと映っているだろうか?」

強い者たちの輪に入れずひるみかけた旭だったが、寧々の強さの裏側には、誰より強くあろうと必死な姿勢があることに気付く。自らに、寧々に恥じないように、旭は全力で走る!

【100本目】あなたのその瞳に

「コートの中で頼れるのは、自分の心と体だけでしょ?」

和歌山合同合宿の夜、チームからも一人浮いている寧々の本音に初めて触れた旭。以前寿慶から言われた“武道の本質”にも通じるその言葉の持つ重みに、旭は口をつぐむしかなかった。

【103本目】おやすみ

「——…でもさ、好きになりたいと思ってるんだ。おやすみ」

寧々に対して劣等感を抱きながら、彼女を認め受け入れたいと願う的ちゃん。人に心を預けることを避ける少女と、高潔であろうとする少女、二人のもどかしい距離感は続き…。

【103本目】おやすみ

第10集

「負けていると思うなら、少し休んで、また前へ進むしかありません」

合同合宿の相手は國陵と和歌山の名門・愛山。稽古を重ねるほどに地力の違いを痛感するも、それはもはや二ツ坂にとって立ち止まる要因にはならないのだ!

【107本目】前夜祭

「ひどいよさくらちゃん、いじめといじりは一字違いなんだからね!!」
「あら、これはいじりじゃなくていじめですよ♡」

作者お気に入り・さくらの名言シリーズその2。いじりは一歩間違えばいじめだと説く旭に、これはそもそもいじめだと明言するさくらの悪びれなさは、もはや清々しい。

【109本目】二本勝ち or DIE

「皆、いい加減認めようや。私ら今、雑魚や」

名門・愛山の名を背負いながら実力不足と向き合うことをしない部員たちに、部長・辻野さんが突きつけたひと言。弱さを認め、傷つく覚悟をしない者は先へと進めない――

【115本目】辻野先輩

第11集

「日頃のどんな努力も才能も、この線の内側には入れない。
持っていけるのは、自分の心と体だけよ。
弱ささえ、置いていく事ができるわ。ここはそういう場所なの」

合宿練習試合、愛山戦は代表者戦へ。やす子は何かを掴みそうな旭をまさかの指名で送り出す! 重圧に耐えかねる旭に伝えたこの言葉により、旭はコートの中で自由を手にする。

【121本目】これより先は

「才能なんかじゃないっスよ。そんなあやふやなモンじゃない。
コイツはそれだけの稽古をしてきたんス。それだけの事っスよ」

大きな踏み込みで見事一本を取りチームを勝利に導いた旭。「まさかアンタにこんな才能があったとはね」とからかうやす子に、誰より近くで旭の努力を見てきた将子が語る。

【124本目】痛みと喜び

「私、薙刀が好きです」

真春に憧れて。強くなりたくて。そのための手段として薙刀を始めた旭だったが、コートの中で目の前の人と向き合い闘うこと、その喜びを知っていく。“卵が孵化した”瞬間だった。

【124本目】痛みと喜び

第12集

「私セール品って買わない主義なんですよ。だってこれ、全部売れ残りですよね?」

担当者お気に入り・さくらの名言シリーズ。この時期のさくらの毒舌は切れ味が鋭くなる一方であり、たまに目から鱗が落ちるような本質を突いてくる。

【131本目】武具支度

「頑張ればどんな夢でも叶うなんて言うつもりないわ、
苦しんだ分の見返りは誰にも約束できない。
それでも、手に入れるのはそれを望んだ者だけよ」

当面の目標を失った二ツ坂のもとに、道着を着たやす子が降臨! “日本一”という夢物語を掲げられ現実感を持てない彼女たちに、“本気になった”やす子が真顔で説く!

【134本目】大志を抱く少女たち

第13集

「どうして私が手足ちぎれそうなくらい遠くに踏み込んだ一歩は、さくらちゃんと同じくらいなの!? 私が強いんじゃない、さくらちゃんが弱いんだよ!」

日本一を目標に走り出した二ツ坂の面々に温度差と劣等感を感じ、部を去ろうとするさくら。「私は旭ちゃんみたいに強くないから」ぶつけられた言葉に、旭は涙を浮かべ反論する…。

【139本目】あなたみたいになれなくて

「先生私ね、自分にとって特別な“何か”を探してたんです。
それはきっと、私が一番上手にやれることだろうって、ずっとそう思ってたんですけど…
ひょっとしたら、違うのかなって思って」

誰かと比べて上手くできたり、神様がくれた才能があったり。そうでなくては続けてはいけない気がしたけれど、想いさえあれば。そしてさくらと夏之は、また新たな一歩を踏み出す。

【142本目】私にとって特別なこと

「ねぇ、チャーシューってチャーシューっていう動物の肉じゃないんだって。知ってた?」

両親の登場シーンがないなど、他の部員と比べ謎に包まれた部分の多い宮路家ではあるが、凡人の極みである夏之とすべてが規格外の真春、遺伝のミステリーに対する興味も尽きない。

【147本目】来たれ!二ツ坂高校薙刀部

「やられたら 下の世代に 倍返し」

作者お気に入り・さくらの名言シリーズその3。当時「半沢直樹」がヒットしていたが故のクズ川柳。今回ちょうど新シリーズの放映タイミングと重なったこともありノミネート。

【150本目】儀式

第14集

「自分だけ人と違うなんて、思い上がりだよ!!
私もあなたも、皆違う。
それでもあなたを強くしてあげられるのは、あなたしかいないんだよ」

二年生になった旭たち。後輩を叱ることの苦しさを痛感しながら、新入部員の大工ちゃんを突き放す。誰かの助けではなく、変わりたいと本人が願うことが、すべての始まりとなる。

【152本目】大工原さんと東島先輩

「逃げそうなのを、こらえる!」

同じ一年生で薙刀経験者の薙に、大工ちゃんがこっそりと打ち明けた目標。どんな大上段に構えた目標よりも、実はこれを実行し続けるのが一番難しいのかもしれない。

【153本目】雷雨の日に

「将子ちゃんが負けました。私が、負かしました———」

関東大会予選個人戦トーナメント、旭と将子は早々に対戦することに…。同級生、友達、少し先を行く存在。旭が勝利したことで、二人のそれまでの関係性が揺らぎ始める――

【158本目】二ツ坂 対 二ツ坂

「いい方法教えてあげようか。優勝することだよ。
これ以外の道はなかったんだって、証明してみせればいいじゃない」

個人戦、旭はベスト16へ。自らが下した将子への負い目を感じる旭に真春が語ったのは、“その先の風景”を知る者ならではの、誠実で貪欲な解決法だった。

【160本目】証明

第15集

「その時 私は、自分でもびっくりするようなことを考えていました。
まだ、もう少し長く、私、あなたとここにいたい——」

関東大会予選ベスト8、遂に公式戦で寧々と闘うことになった旭。たった一年前までは足下にも及ばなかった寧々と切っ先を合わせながら、闘えることの喜びを感じていた。

【164本目】私と彼女の初めての始まり

「寧々は人より、心の弱かもん。
強くならんといかんとよ。辛くてもガマンせやんと。
そぎゃんしよるといつかきっと、寂しくなんかなくなるけん——」

誰にも心を預けず、頑なに一人強くあろうとする寧々の心内が、真っ直ぐに踏み込んでくる旭と闘ううちに次第に明らかになる。誰より繊細で弱い寧々に全庇護欲が刺激される一幕。

【165本目】弱いけん

第16集

「楽しいだけではもう、これより先には進めない」

課題を残した関東大会予選団体戦。薙の提案により、IH予選出場枠をかけた部内戦をすることに。これまで自分を導いてくれたえりを下した旭は、上を目指すことの苦しさを知る。

【177本目】先輩と私の試合

「違う。そうじゃない。
アンタが弱かったことなんて、今まで一度もなかったっけ」

部内戦での真春VS.旭戦。圧倒的エース相手に怯まず立ち向かう旭、その成長ぶりに驚きながら真春は、去年の夏合宿、逃げ出さず水汲みをしていた旭の姿を思い出していた。

【178本目】追憶

「先輩は投げ出すんじゃない。狡猾で性格の悪い後輩に、部長の座を奪われるんです」

部内戦から逃げ出したえり。受験、部長業、稽古というマルチタスクに押しつぶされる彼女に、さくらは自分に部長の座を譲れと進言する。あさひなぐ史上最強イケメンシーン。

【180本目】ノッポとボブ

「——…お前は間違ってねぇよ。愛知。でもお前、ムカつくぜ」

将子を味方に引き入れようと旭の悪口を言う薙に将子が放ったひと言。旭への敗戦を引きずる将子は、傷ついたプライドと自己嫌悪から、苛立つ日々が続いていた…。

【181本目】将子の了見

「恥ずかしくない自分でいたかった。胸を張っていたかった。人に優しくありたかった。自分が好きな自分でいたかった。自分が望みさえすれば、そう在れると思ってた——」

二ツ坂イチの気高き女・将子。かっこよくあろうと努力をすることが自らを支える自信になっていたが、下手でかっこ悪いと認めることのほうが勇気のいることなのだと気づき…。

【183本目】超カッコワリィ八十村先輩

「私は強い———」
「アタシは弱い———」
「だからどうしても、勝たなきゃいけないんだ」

将子に甘えるのではなく横並びで歩こうと誓う旭と、旭を見下すことでプライドを保ってきたことに気付いた将子。それぞれが変わるために。部内戦最終戦、二人は全力で激突する!

【185本目】二ツ坂の助さん格さん

第17集

「大丈夫、今ならまだ傷ついても、なんにも損なわれたりしないわ。
今のうちに傷つけておくのも、大人の役目なんじゃないの」

誰が勝っても気まずい部内戦を終え、「ここまでする必要あったのかなあ」とこぼす小林先生に対してやす子が言った言葉。大人の視点を通すと一層、旭たちが眩しく見える。

【188本目】傷つけてもいい頃

「君は少しずつ少しずつ、ちゃんと変わっていったんだ。みんながやっと気付いただけだよ。
オレはずっと君を見てたから、分かるんだ」

周囲に突然変わった、強くなったと言われることへの寂しさ、戸惑い。旭を見上げてばかりいた夏之だが、不意に泣き出した彼女のその手の小ささに気付き――

【194本目】変わりゆく日々

「なんだか少し、強そうに見えますな」

薙刀を始めて広がった世界。家の外にできた自分の居場所。親には言えない秘密。IH予選の開会式、父親たちは並ぶ娘たちを上から見守りながら、知らぬ間の成長に気付く。

【195本目】選手宣誓

第18集

「弱い者には、相手の弱さも分からないよ。見違えたよ。おかっぱ」

IH予選個人戦一回戦を突破する二ツ坂部員たち。団体は控えに回ることになったえりも、相手に恵まれ勝利する。長い間自信をなくしていた彼女に、見守っていた寿慶が言葉をかける。

【201本目】尼評

「ずっと、心に決めていたことがある。次宮路さんと闘う時には、1分半は試合をもたせよう。勝てなくてもいいから。誰も私を、知らなくていいから。そしたら私だけは、私をほめてやろう」
「英子。今回は瞬殺されなかったね」

高い志も才能もないまま薙刀を続けてきた國陵の三須さんは、二年ぶりに真春と対戦。ささやかな目標を達成し密かに涙ぐむが、親友の寒河江さんだけは彼女の奮闘を見守っていた——

【202本目】三須英子の野望

「あなたを嫌いになるのなんて簡単だよ。だってヤな奴だもん。でもね、あなたが真剣だってことは知ってる。今の愛知さんの薙刀は、お母さんより見てるから」

先生である母親に自分を見てほしいという思いから薙刀を続けてきた薙。幼なじみ・桂香に負け傷ついた彼女の気持ちを母親より理解していたのは、ともに稽古をしてきた旭たちだった。

【208本目】ラストオーダー

第19集

「——…「野心」って、強くて自分に自信がある人が持つもんだと思ってたんス。けどね、持つから、強くなれるのかなって。それに見合う自分になれるように。自分もひとつ野心ってヤツを、抱いてみようかななんて!」

同じ一年として、孤立する薙を側で見守ってきた大工ちゃん。強く見えていた薙だが、ただ必死だったことに気づき、自分も成長するべく一歩背伸びすることを誓う。

【211本目】野心の灯(ともしび)

「自分を見失わないように。進む道を、照らしてくれるように。前を向いて、歩けるように。
私たちは防具の下に、野心の火を灯す———」

二ツ坂の校章にあしらわれ、防具のモチーフになった撫子の花の花言葉は、“大胆、勇敢、野心”。お揃いの防具を身に付け、IH予選団体決勝トーナメントに挑む!

【211本目】野心の灯(ともしび)

「…先生、私ね、団体を捨てられたんです。大丈夫だから、捨てたんです。
それが、今の二ツ坂です」

団体・藤ヶ丘戦で負傷棄権した真春。寿慶に「団体を捨てるほど痛かったのだろう」と問われるが、自分が抜けた後必死に試合を繋ぐ部員たちの頼もしさを見て言葉を返す。

【215本目】傷

「私たちには、負けられない理由がある。勝ちましょう」

真春を失った二ツ坂。「私たちには負ける理由がない」と言う國陵とのIH予選団体決勝戦を控え、旭は震える手を隠しながら真っ直ぐにこう宣言する。

【216本目】理由

「いけないことだろうか? みんなが笑っているほうが好きなんだ。
だから一瞬でもいい。1秒でも長く、この光の中にいたいんだ。
それを——“我”と呼んではくれないか?」

真春抜きの団体戦。やす子に「勝ちたいという“我”がなさすぎる」と見抜かれていた文乃は、個人の成績のためではなく、文乃らしい切実な願いを胸に立ち向かう——

【218本目】我(が)

第20集

「本当に何ひとつ、思い通りにならない。でも、この道で、よかったと思う」

将子と的ちゃん、それぞれのチームで“エースではない二人”の対戦。旭や寧々に対し複雑な感情を抱いてきた二人は、試合展開に重ねながら、歩んできた先にある「今」を肯定する。

【221本目】エースではない二人②

「私は知らなかったの。心に沿うことが、こんなに、気持ちがいいなんて———」

「優しいが弱い主将」だった寒河江さんは、寧々の反発に苦しんだ結果、勝つための手段を選ばぬように。周囲からは疑問を呈されるが、彼女自身はその在り方に爽快感を感じていた。

【222本目】純の心

「コートに”私たち”はいない。いるのは、”私”と、”私”」

IH予選団体決勝大将戦の舞台。それまで繋いできてくれたメンバーや真春の想いを背負いすぎた旭は目の前の相手である寧々を見失うが、寧々の想いに触れ、目を覚まし向き合う——

【229本目】話をしようよ

「出たいから! 出たいです、代表者戦」

寧々との大将戦、本来なら入っていたであろう自分の一本の興奮を引きずる旭。続く代表者戦に皆が立候補する中、理屈や理由を吹っ飛ばし、ただ「出たいから」と気持ちを押し通す!

【231本目】ホイッ!

「アンタらの三年間は私には背負えん。そんなモン、私はコートに持ち込みたくなか。でも、絶対勝つけん」

旭と同じく大将戦の余韻を引きずる寧々。孤独の中で闘ってきた彼女は真っ直ぐに向かってくる旭との再戦を願い、代表者戦選出を國陵メンバーに嘆願する。

【231本目】ホイッ!

「お前がいつもすべてを捨ててコートに立ってるから、私たちはいつもどうしようもなく、お前を信じちゃうんだよな。
きっとそれが、國陵の形なんだろうな。行ってこいよ、一堂」

二ツ坂と違い、チームとしての歪さに苦しんできた國陵。他を寄せ付けない分、誰より必死に闘おうとする寧々を前に、ずっと側で見守ってきた的ちゃんはこう背中を押す。

【231本目】ホイッ!

第21集

「殴った詫びだ、お前に譲る」

代表者戦決めのジャンケン。頭に血が上った時の癖でグーを出す旭にパーで勝った将子は平手打ちを食らわせた後、諭して座を譲る。1集で防具を譲った時からブレない男前っぷり。

【232本目】ワガママな女の子

「女は度胸。女は度胸。逃げ場なんて、ないほうがいい」

IH予選団体決勝代表者戦での旭と寧々の再戦。寧々の気迫に押され場外反則を取られ後がなくなった旭は、いつかの真春の言葉を思い出し、自ら震える脚を殴る!

【233本目】逃げ場潰し

「対話なのだ。いい試合というものは。ただ無心に、眼前の相手をありのままに視続ける。たった一瞬の”勝負の時”を、二人で永遠に探し続ける。心を読み合い、触り合う。愛と敬意の行為なのだ」

代表者戦、旭が落ち着き集中力が高まったことで、打突が寧々に届くように。寧々もまた旭の打突を受けるようになり、二人が向き合う様を見て、寿慶が語った言葉。

【234本目】対話

「宮路。オレは何もいいこととか言えないからな。だから、そんな大事なこと、オレなんかの前で決めちゃダメだぞ。今決めるなよ、絶対」

前十字靭帯を損傷し、手術をいつするか選択を迫られた真春。病院帰り、タクシーの中で弱気になり結論を出そうとする真春に、いい加減な顧問・小林先生が車窓を眺めながら言う。

【235本目】孤独

「もしも薙刀に、出会っていなければ、こんな限界を、知ることもなかった。もしも薙刀に、出会わなければ、こんな自分を…知ることもなかった」

代表者戦、延長を繰り返す旭と寧々。身体は限界に近づくも心は次第に研ぎ澄まされていき、ただ薙刀をする喜びを噛み締めながら、二人はこの場所に永遠すら願う。

【236本目】「好きだ。」

「上段! 奥ズネ…——…本選っ、行こうっ…!」

代表者戦に勝利し、本選出場を決めた旭を出迎えた松葉杖姿の真春。言葉を失う旭に、真春は様々な想いを込めながら、ただこう声をかけた。

【238本目】サムシング・ブルー

「“真剣”は、人を傷付ける。覚悟のない人間に扱える代物じゃないわ」

IH出場を決めたのを期に監督を降りると言い出したやす子。自らの過去を重ねながら、「人を押し退けてまで何かを得たくない」と言う婚活パーティーで出会った男を切り捨てる。

【241本目】真剣でできた傷

第22集

「とぎ澄まして、とぎ澄まして、一瞬を捕らえる。武士の闘い方が本来です」

喘息のため、“引き算”の闘い方しかできない少女・せっちゃん。たった5秒間だけ世界一強くなることを誓った彼女は、それまで旭が出会った誰とも違う強さを持ち——

【249本目】お守り袋

第23集

「ご飯を食べたり、本を読んだり、手紙を書くみたいに。私はそんなふうに薙刀を続けていきたいのです」

積み重ね絞り尽くすような闘い方しか知らなかった旭にとって、新しい薙刀との関わり方を教えてくれたせっちゃん。関東大会は棄権しIHも出ないが、彼女は薙刀と共に生きていく。

【258本目】また会う日まで

「私たちはチームだった。こういうチームだった」

関東大会団体決勝に進んだ國陵。三年は引退試合となる中、部長である寒河江さんは、紆余曲折あったチームメイト一人ひとりに心の中で語りかけていく…。

【259本目】引退試合

「いらないと思ってたんだよ、オレ。こういう、形あるものなんて。でも嬉しいなぁ。嬉しいモンなんだなぁ」

競技人口の少なさゆえ、オープン種目として開催された男子トーナメント。ただ男子薙刀の裾野を広げるべく頑張ってきた乃木さんは、不意打ちの賞状とトロフィーに男泣きをする。

【264本目】形あるもの

「私、夏之君が好き。今初めてそう思ったから…からかわない人に、聞いてほしかったの」

「優勝したら旭に告白する」という夏之の宣言は果たされぬまま終わった。一方で、初めて真剣に闘う夏之の姿を見た旭は、気持ちを自覚。二ツ坂イチ硬派な女・将子に打ち明ける。

【264本目】形あるもの

第24集

「名前は、血や骨と同じです。それにふさわしい肉体を持っていれば、重たく感じるわけがありません」

絶対王者・熊本東の主将、奈歩が記者に「熊本東の名は重いのでは」と問われた際の肝が座りすぎている回答。記者の感想は「女の子と…いや高校生と話した気がしない」だった。

【266本目】血と骨と肉

第25集

「つまんね」

寿慶の元での二度目の夏合宿。自由にしていていいと言われたトドだが、大工ちゃん含めた他の部員がそれぞれ己の課題と向き合う様を見て退屈を感じるという、衝撃の見開きシーン。

【283本目】等々力さんの退屈

第26集

「私が側にいる。私が一緒に闘うわよ」

IH出場を諦めるか否か、合宿に潜入していたやす子と寿慶が揉める中、真春は不安を隠しながら出ると宣言。やす子は自らの過去に重ね合わせながら、自分が言うべき言葉を見出す。

【288本目】大人のセキニン

「さみしいよ、私も。えり、真春。私もさみしい。こんなものは手土産にはならない。これは、私の手荷物だ」

IH開幕直前。本来卒業後の留学先への話のネタとして薙刀を始めた文乃だったが、残り少ない日々を痛感。同期二人への想いを抱えながら進むことを決意する。

【295本目】大倉文乃の手土産話

「あぁ、悔しいな。私は、こんなにも変えられてしまった———」

久々の公式戦復帰を控え、不安を感じるさくら。しかしもう逃げるという選択肢はなくなっていた。いつの間にか変わっていた自分に戸惑いを覚えながら、また顔をあげ稽古に励む——

【296本目】所信表明

「八十村将子。分かるぜ。オレは、君を射止めたい。なぜならば君が、素晴らしく素敵な人だからだ。そういうことだろ?」

IH出場へ向け、“負けたくないわけじゃない、勝ちたい”という心を強くする将子。ただがむしゃらな将子に対し彼女に想いを寄せる森君は見事本質を突き、彼女を動揺させる。

【297本目】勝ちてェな

「好き」

自分と違い、他人を気遣ってばかりいる夏之の優しさに触れた旭。“絶対に言えない”と思いながら、去っていくその背中に、気付いたら溢れ出す想いを口にしていて——

【298本目】1秒後の旭

第27集

「生きている。こんな所で、1秒先のことも分からないまま、こんなにも小さく不確かならば、きっと、どんな自分にもなれる」

夏之に告白してしまった自分に戸惑う旭。自分でも予想のつかない行動をし、どんどん変わっていく自分に驚きながらも、一方で自分たちの持つ可能性に胸を弾ませる。

【299本目】撫子たち

第28集

「俵も中村もマジメすぎなんや。てっぺんてっぺん言うけどさ、私は、途中でサボってアイス食べとる時が一番好きだったで」
「——…そうやなぁ。それもまた、よしやな」

毎日こんぴらさんの階段を登り鍛えてきた伝統校・弦平。その名の重圧に苛まれ苦しんだ彼女たちは三つ巴戦で二ツ坂に敗戦するも、絆を新たにし清々しい涙を流す。

【316本目】783(なやみ)のまん中で

第29集

「負けたら一礼してコートを出る。たったそれだけのことだよ」

IH個人戦直前の朝。散歩中、不安を吐露した真春に夏之が言ったひと言。ずっと天才の姉を見上げてばかりの夏之だったが、弱さを知っているという意味では彼女より大人だった。

【320本目】復帰戦

「ケガで同情引こうとしてんじゃねーよ、バーカ」

コートに入ったらすべての事情は関係ない。一人で向き合う覚悟が試される。怪我をしている真春に対する島田の挑発は旭たちをイラつかせるが、ある意味真実であり——

【323本目】挑発

第30集

「必ず戻る。その場所は、あんたたちが守るのよ」

思うように身体が動かず個人戦敗退を喫した真春。自らの薙刀を見失い、団体戦控えの場に行くことを拒否した真春の帰る場所を、やす子は、二ツ坂は守ることを決意する。

【335本目】団体決勝トーナメント

「私は負けるかもしれない、でも負けるまではこの一瞬いつも…勝つ可能性があるってこと

3か月ぶりに公式戦復帰したさくら。団体戦を背負う重圧に潰されそうになるが、徐々に試合の楽しさを思い出すうちに、忘れていた可能性と自由さを取り戻す——

【336本目】燃えよさくらんぼ

「ただいま」
「おかえりなさい」

客席から二ツ坂の試合を見ることで、勝ち続ける以外の在り方を知らなかった自分の視野の狭さに気付いた真春。チームに再合流した際、旭は戻ってくることが分かっていたと笑う。

【339本目】三銃士

第31集

「私は持ってるものが少ないから、怖いのくらいは、差し出そうと思って」

VS.出雲、大将戦。佐来の圧倒的強さに追い込まれる旭だったが、起死回生を狙う脇構えで挑む。いつだって一番下から挑んできた旭は、逆境でこそその真価を発揮し——

【350本目】赤の人

第32集

「じゃあ早う去ね」

団体戦、盤石の強さで勝ち進む熊本東。敗戦校の生徒が対戦の御礼を言いにきたのに対し、奈歩が放ったひと言。弱いことに甘んじている者を容赦なく突き放す。

【353本目】孤独な王様

「あの子らは負けてもキレーな想い出が残るとに、私らは負けたら、挫折と汚名しか残らん。
不公平な気ィすんの、おかしいかな」

奈歩という“太陽”に必死に食らいついてきた熊本東の部員たち。他校と比べ背負う名前の重さも覚悟も違う彼女たちは自分たちの異質さに、誇りとともに複雑な想いを抱く。

【353本目】孤独な王様

「アタシは負けたくないんじゃない、ただ、勝ちてェんだよ—————!!」

IH団体準決勝副将戦。大将・旭に繋ぐためには引き分け以上が求められる中、将子は二本連取する。IHを通して将子は一度もブレることなく、ただ勝利への執念を燃やし切った。

【354本目】やる女

「21秒「も」、もったって言っときなさいよ。紺野さくらなら」

決勝・熊本東戦。奈歩の対戦相手に名乗り出たさくらは、負けることは分かりながら必死に応戦する。「たった21秒か」と試合時間を振り返るさくらに、えりがこう声をかけた。

【361本目】「も!」

第33集

「見ろ。トリハダ」
「へっ。引退したら唐揚げデビューだな」

熊本東・荻相手に二本勝ちを決めた将子の、交代際、文乃とのやりとり。真春と旭、えりとさくら同様、憎まれ口ばかりのこの二人の間にも、確かな関係がある。

【366本目】次鋒より中堅へ

「闘うということは、昨日も、明日もない。ただ今を、生きること」

中堅、文乃VS.木庭戦。これが引退試合となる文乃に周囲は想いを馳せるが、文乃自身はただ試合に集中していた。どんな事情も物語も入り込めない純粋さがコートの中にはある。

【368本目】文乃

「これが最後だから」
「これが最後じゃなかけん」

現役最後の試合、死力を尽くす文乃と、生涯追い求める道の途中に過ぎないと思う木庭。部活と武道、全く異なる薙刀との向き合い方をする二人の生き様が激突する——

【369本目】最後の試合

「私の望みはヒーローになることじゃない。チームが勝つことなの」

反則・引き分け狙いの試合をするえり。かつて将子にその姿勢を批判され、ずっと悩み足掻いてきたえりだが、最後の最後、引退試合で大将・旭に賭けるべく選んだ、切実な闘い方だった。

【373本目】えり

あさひなぐ

こざき亜衣 / 著

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