スキップとローファー

高松美咲/著

新刊情報
最新刊 2巻
2019年07月23日

みんなの好きなコマ

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スキップとローファーの記事

ハッピーになろう!『スキップとローファー』で学ぶ、人との距離の縮め方

「東京って怖いな」地方出身者ならそう思ったこと、あるんじゃないでしょうか?わたしもその1人です。構えないと置いていかれそうで、自分を保つのが精いっぱい。けれども、自分を保とうと思えば思うほど、なんだかよくわからない方向に向かってしまっている。それは、学生時代に溺れてしまう「カースト」に近いんだと思います。『スキップとローファー』は、地方から東京へ出てきた人と、かつて、もしくは今「カースト」に溺れそうな人を、「みつみちゃん(岩倉美津未)」がクラスメイトと同様にわたしたちを前向きにハッピーにしてくれる作品です。あなたのクラスにもいた女子たち主人公は、石川県の田舎から官僚になるべく東京の高校に進学した「岩倉美津未」。田舎で褒められてのびのびと育った「みつみちゃん」は、首席で東京の進学校に入学します。けれども、初日で道に迷い通勤ラッシュにもまれ、人酔い。そんなとき、イケメン志摩くんに助けられ、なんとか高校にたどり着きます。同じクラスになったのは志摩くん、ちょっといじわる(?)な江頭さん、クールで美人な村重さん、ネガティブシンキングな久留米さん。さて、どんな子たちなのか。自分が学生時代に味わった気持ちそのまんま味わうことができます。(高松先生によるあらすじマンガ!)いろんなモヤモヤを抱えている人たちを、みつみちゃんが「晴れ」にしてくれる!『スキップとローファー』に出てくるのは、かつて自分のクラスにいた女の子たちです。江頭さんも村重さんも久留米さんも、昔の自分だったり、「クラスにいたなあ」という子たちで、「今だったらもう少し仲良くなれたのかな」という気持ちにさせてくれます。江頭さんみたいな子は、おそらくどの世代の女子にも記憶がある子が必ず1人はいたと思います。そんな江頭さん。2巻では心の奥に抱える暗い記憶のようなものが垣間見え、自分を悲しい方向へと追い込んでしまいます。村重さんも高校生ぐらいになると何人かいました。とてもやさしいのに、見た目でどうしても勘違いされてしまう子。そして、久留米さん。わたしも中学生のころですが友達づくりに乗り遅れてしまった経験があるので、「何かしらのコミュニティに属さないと…」という気持ちが痛いほどよくわかるのです。そんな彼女たちを思いもよらない方向から笑顔にしてくれるのが、みつみちゃん。純粋でまっすぐに、ときにど天然を発揮するみつみちゃんが、みんなのモヤモヤをキラッとまぶしい「晴れ」にしてくれるのです!(特に、2巻のクラスマッチでの女子たちの距離の縮め方がいいです!女子ならでは!)女子の友情、永遠であれ!東京の高校に進学したみつみちゃんですが、田舎には「ふみちゃん」という親友がいます。毎日のように電話をしている2人ですが、新しい世界に入ると昔の友達とは疎遠になることが多いんじゃないかと思うのです。みつみちゃんを応援するふみちゃんですが、ほんとうのところはどう思っているのか。ちょっと気になっています。だって、残る側はきっとさみしいだろうから。置いていかれたような気持ちになるだろうから。新しい世界を突き進むみつみちゃんを応援しつつ、田舎に残るふみちゃんも応援したい気持ちになります。個性的な主人公と学年屈指のイケメン男子に、恋はあるのか!?ここまで書いてきませんでしたが、主人公のみつみちゃんは三白眼もチャームポイントな女の子。作中には犬や猫が出てきたり、田舎のきれいな風景が出てきたりとほのぼのするコメディマンガと思っていたのですが、実は恋愛要素がちらちらと……。クラスの女子同様に、志摩くんにも過去になにかがある様子。みつみちゃんと関わることで少しずつ変化していく志摩くん。クラスマッチあたりから2人の気になる感じがどんどん出てくるので、クラスのみんなの関係とあわせてみつみちゃんと志摩くんの動向にも目が離せません!(クラスマッチ、見逃せない要素盛りだくさんです!)少女マンガの要素もありつつ、人との距離の縮め方をコメディ要素を取り入れながら描かれている『スキップとローファー』。主人公みつみちゃんに、クラスメイトたちと同じように引き込まれていくこと間違いなし!女子はもちろん、男子にもおすすめ!コメディと友情と恋愛が見事にひとつになった、唯一無二の作品です。(高松先生のTweetよりリンク飛べます!)

『スキップとローファー』みつみちゃんが素敵すぎる2019年期待の新作です

『スキップとローファー』は講談社さんの『月刊アフタヌーン』で2018年10月号から連載が始まった作品です。コミックスの発売は2019年になってからなので、事実上の新作と言っていいですよね!(記事執筆時2019年7月)作者は高松美咲先生。連載としては3作目で、2巻を超える作品となるのは、この『スキップとローファー』が初になります。お話しのはじまりガールミーツボーイの学園モノで、物語の始まりはこんな感じ。石川県の島で育った岩倉美津未(以下、みつみちゃん)は、定年後まで考え抜いた壮大な人生設計を叶えるために、東京の進学校へ首席合格したばかりの高校1年生。入学式の朝に「完璧な1日になる」と確信したみつみちゃんだったが、電車を乗り間違えてしまう。遅刻したばかりか首席の挨拶に間に合わない、と絶望していたところ、同じく新入生の爽やかイケメン・志摩聡介(以下、志摩くん)に出会い、一緒に入学式へ向かうことに。どうですか、物語の幕開けとしてこれ以上のものは無い黄金構成!この様にあらすじを書いておいてなんですが、実は講談社さんのサイト「モアイ」で1話が無料で読めます!アルの作品シリーズページからではありませんが読みに行ってください!モアイ-スキップとローファー 1話ということで、1話は志摩くんがひたすらイケメンな一方で、みつみちゃんが吐いたり、すごい顔をしたり、1話の引きも怖い顔で終わっているので、この物語はどこへ向かうんだ…?と思ってしまうのですが、2話以降に同級生たちのキャラクターが立ってくると流れがわかります。それは誰もが幸せになるお話し1巻のこしまき(帯)には「みつみといればいつのまにかハッピー。」と書いてあります。これ、予言ですよね!その通りなんです。変わり者のみつみちゃんが、東京での学園生活を通して、普通の感覚を身につけて成長していく物語……ではありません。一見すると変わり者だけれど、裏表の無いみつみちゃんが周りにポジティブな影響を与えて、みんながハッピーになる物語なんです。登場人物の誰かは、あなた!高校入学というと、自分の立ち位置を変えることができる大きなタイミングです。しかし、逆に上手く輪に入れないと逆に孤立してしまい、最悪3年間がそのまま過ぎ去ってしまうことも……などの不安があり、みんな自分が新しい環境でどうすればいいのかを悩んで、立ち回りを考えたりするものです(もちろん希望もありますが、今回は「不安も大きいよね」という話です)。作中にも沢山そうした悩みを抱えたキャラクターが出てきます。他にも沢山のキャラクターがいて、今後は彼や彼女たちがメインの回も来るのは間違いありませんが、1巻の時点でみつみちゃんと志摩くんが関わっているのはこの3人です。1巻で好きなシーンは、終盤になってしまうのですが、5話で孤高の美女・村重さんと、メガネ女子の久留米さんが仲良くなるシーンです。※みつみちゃんと彼女たちが仲良くなるエピソードは2話と4話でそれぞれ描かれています。みつみちゃんと出会わなければ間違いなく仲良くならなかった2人。久留米さんは、美人すぎる村重さんと目が合うだけで笑われていると感じてしまうくらい自分に自信が無く、また同じくらい村重さんが苦手なタイプだと感じています。どのようにして対照的な2人が仲良くなるのかは、ぜひ自分で確かめてほしいですが、コレを読んだあと、ポップコーンをキャラメル&塩で食べたくなるはずです!こんな感じで、みつみちゃんと出会った人は自分の立ち位置や振る舞いによって関係が進展しないことから抜け出して、どんどんハッピーになっていきます。こんな幸せな世界、いいですよね……。もう1人の主人公・志摩くんにも少し触れておきましょう。人当たりがよく、イケメンで、空気を読むのが得意で誰にも優しい、という完璧超人で一見ハッピーな志摩くんですが、「かつて有名子役だったらしい」「そのことについて触れられたくない」という点においては誰よりも深い闇を感じます。それが彼の適当に生きている部分に起因していそうで、江頭さんに「もう少し肩の力を抜いていい」と言った時は、もしかしたら”無理に演じる”ことに対して何か思うことがあったのかもしれません。みつみちゃんの癒やしパワーで何とかしてほしいものですが、根本的に触れるとなると物語が核心に迫った頃かなと思うので、見たいような、見たくないような……。ただ、どちらかというと見たいです。だって、みつみちゃんが絶対ハッピーにしてくれるので!もっと読みたい!7月23日(火)発売の2巻は、1巻では正直イヤな子でしかない江頭さんがメインのエピソードで印象が変わって大好きになったり、みつみちゃんと志摩くんの関係が……な胸キュンのエピソードがあったりと、キャラクターが立つたびにどんどん面白くなる作品なので本当におすすめです!!まだメイン回が来ていない木之本さんや志摩くんの友人たちも気になるし、やっぱりみつみちゃんと志摩くんがどうなるかをゆっくり見たいので、長く続いてほしい!!!あわよくばアニメとかでも見たい!!!!

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