ハイスコアガール

押切蓮介/著

全10巻完結

『ポリゴン』って何? 食えんの? そんな2D全盛期だった古き良き格ゲーブーム到来の1991年。ヤンキーとオタクとリーマンが蔓延る場末のゲーセンに、彼女は凜と座していた──。表紙描き下ろし、加筆、修正、16Pの描き下ろし特別読み切り掲載のリニューアル版!※「ハイスコアガールCONTINUE」1巻は、「ハイスコアガール」1巻からストーリーはそのままに、表紙描き下ろし、加筆、修正、16Pの描き下ろし特別読み切りを掲載したリニューアル版です。

3行でわかるハイスコアガール

1990年代。ゲームセンターが集合場所だった君も、入りたくても(怒られるから)入れなかった僕も、あの人と知り合ったあなたも必読!

ファミコンでゲームを知ってスーファミでゲームに憧れた世代にとってゲーセンは聖地だった(よね?)!

子供のラブはジェラシーと紙一重。「ゲーム大好き!」で繋がった二人が繰り広げる、ゲームが好き過ぎてモヤモヤな日々

ハイスコアガールの記事

このマンガの好きなところ

好きなところを自由に書いてみてください!

【存在しない、だけど楽しい物語を】 「大きな嘘をつくためには、その周りを小さな本当で固めなければいけない」 という言葉がある。ストーリー作りで使われる言葉だ。 どんな物語も、事実でないという意味ではただの「嘘」だ。 だからそれを信じてもらうためには、あちこちに「本当」を散りばめなければならない。 読者が本当だと思えること。 登場人物がした表情や、晩御飯に出てくる料理や、天井に浮き出たシミまで。 「ああ、実際はそうだよな」と思えるような本当が、物語を支えている。 それがわかった上で言いたい。 嘘も本当も、どちらもとても楽しいマンガがある。 それがこの『ハイスコアガール』だ。 あらすじはこんな感じ。 ・90年代、ゲームセンターで格闘ゲームが空前の熱気を帯びた時代 ・ゲーム大好き少年ハルオは、ゲームセンターに不似合いなお嬢様に得意のゲームで完敗する ・リベンジを誓いゲームの修行をするハルオ、天才肌のお嬢様、そしてハルオを通してゲームの魅力を知った女の子 ・格闘ゲームの熱気を背景に、3人の男女が織りなすゲームと青春の物語 面白いポイントをざっくり分けてしまえば「ラブコメとゲームバトル」だといっていいと思う。 ただその役割分担というか、構成が見事というしかないのだ。 まずゲームバトルの方から。これが本当に読んでいて楽しい。 僕は生まれた年代がずれてるので実際のところはわからないけど、当時のゲームセンターの空気感や熱気が紙面から伝わってくる。 「本当にこうだったんだろうな」と思わせてくれる。 登場する格闘ゲームの名前、バトルキャラクターへのファンの想い、ゲームセンターの盛り上がり。 それらが体験したようにリアルで、「本当」が物語を支えてくれる。 次にラブコメの要素。これもめっちゃ楽しい。 自分を負かしたお嬢様とは何度も出会い、その度にゲームを通して絆を深めあう。同時に、自分がゲームの世界に誘った別の女子と自分を奪い合う。 「こんなわけない」と思っていても楽しいからしょうがない。 矛と盾みたいに激しいツンとデレ、最初は本気でヤなヤツと思っていたのにいつしか魅力にハマるヒロイン、2人のヒロインのスリリングな駆け引き。 現実には見たこともないのに、「本当」が「嘘」を信じさせてくれる。 電子音が聞こえるような本当と、吐息が聞こえるような嘘が同時に成り立っている。 「本当に楽しい嘘」をぜひ読んでみて欲しい。

2019年09月08日

このマンガがある本棚

このマンガを読んだ人におすすめ!
最高必読のオススメマンガ

投稿