ピンポン

松本大洋

ピンポンの記事

友情卓球物語『ピンポン』。みんなが憧れるヒーローよ、世界を救って月まで飛べ!

2002年に窪塚洋介さん主演で映画化もされた松本大洋先生の『ピンポン』。2014年公開のアニメ版は東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)2015でアニメオブザイヤーテレビ部門のグランプリを受賞。いつの間にか臆病になっていたヒーローが、大復活してずっと待ってた人のところに戻ってくるところがアツイ。そして、 その裏に散りゆくヒーローになれなかった者たちの生き様にも胸が打たれる。彼ら全部をヒーローが救ってみせるのか、ぜひ読んでみて欲しい!得意の速攻で相手をなぎ倒す卓球の天才、ペコ。ペコに誘われて卓球を始め、ペコに憧れるスマイル。いつしかスマイルは、ペコよりも強くなっていた…。格下の相手から賭け卓球でお金を巻き上げるペコ。努力なんて才能のないやつがするもんだとばかりに、練習をサボってばかり。そんなペコは自信満々に言い放つ。「この星の一等賞になりたいの、俺はっ!!」中国からの招待選手・チャイナにスコンク(無得点)で負けたペコ。そのチャイナと接戦を繰り広げるスマイル。眼中にもなかったアクマにすら惨敗したペコは、現実の厳しさから逃げるように卓球から足を洗う。お菓子にまみれ、自堕落な生活を送っているペコをもう一度卓球に向かわせたのは、アクマだった。朝から晩までペコの何十倍も何百倍も努力し、卓球にすべてを捧げてきたアクマ。それでもトップになれないのは、アクマに「卓球の才能がなかった」から。努力ギライだったペコは卓球場のオババのもとで猛特訓を重ね、ついにインターハイ予選に挑む!オーバーワークからくる膝の故障を抱えて対戦したのは、最強のライバル・ドラゴン風間。家族や学校の期待を背負ったドラゴンの球が、徐々にペコを追い詰めていく。「どうしたヒーロー、飛ぶのだろうが。みんなを救うのだろうが」「ペコみたいになりたいんだ!! ペコみたいに!!」いじめられっ子だったスマイルに卓球を教え、いつでも救いに来てくれたヒーロー・ペコ。憧れのヒーローを負かすことができずに、いつしかペコ相手に手を抜いて打っていたスマイル。登場人物たちの魂がこもったセリフが何度読んでも最高にくる。笑顔を見せず、ロボットみたいと言われ続けたスマイル。スマイルという呼び名の理由は笑わないからじゃない。卓球やってる時に笑うからスマイルって呼んだ。スマイルが笑わなくなったのは、ペコの卓球がしょっぱくなってたから。そして、ペコはスマイルとの対決の場へ。「スマイルが呼んでんよ」ずっとヒーローを待っていたスマイルの想いに、ペコが応える時がやってきた!松本大洋先生の原作にあるような骨感のあるラインが、アニメ版でも忠実に再現。背景の水彩っぽい色使いや人の描いた線のラフさを残しながら、放射線を使い、マンガのコマ割りのようなカメラワークで展開していく流れが最高。原作がそのまま動き出したようなアニメの作り方に、原作へのリスペクトと愛情が溢れている。マンガと合わせてアニメ版・映画版もぜひ!

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