ヒーロー見参！映画版『ピンポン』GYAO!にて無料配信中！

「ヒーロー見参！」「この星の一等賞になりたいの、俺はっ！」と数々の名言を生み出した松本大洋先生の『ピンポン』。卓球を通じた幼馴染たちの成長に胸を熱くした方も多いのではないでしょうか。マンガを映画化すると残念なこともありますが、私は、原作の良さはもちろん雰囲気まで再現し、実写ならではのテンポ、爽快感を加えた名作映画だと思っています。そんな素晴らしい作品が2020年3月31日(火) 23:59までGYAO!で無料配信中です。「スマイルが呼んでんよ…」！

ピンポン

松本大洋

『ピンポン』あらすじ
曽利監督映画デビュー＆クドカン脚本
キレキレ窪塚洋介、メガネ男子1位井浦新など豪華キャスト
石野卓球も？！音楽も要チェック
松本大洋先生のアニメ化、映画化

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『ピンポン』あらすじ

自信満々な星野（ペコ）といじめられっ子月本（スマイル）は幼い頃からタムラ卓球場で卓球をしてきた幼馴染。片瀬高校1年生として卓球部に入部する二人のうち、卓球部顧問が才能を見出したのはクールで笑わない「スマイル」だった…。

ピンポン（１） (ビッグコミックス)

松本大洋/著

▲スマイル

ピンポン（５） (ビッグコミックス)

松本大洋/著

▲ペコ

卓球場のオババに加え、個性豊かなライバルたちが登場し、卓球を通じて彼らは成長していきます。1996年に連載を開始したマンガ版では、温かく、少し現実ではないような松本大洋先生ならではの世界に引き込まれていきます。

神奈川県湘南を舞台にしており、（『SLAM DUNK』や『海街diary』もこのエリア）、海のある町ならではの風景も見どころ。ちなみに映画版でペコが「I can fly!」と言いながら橋から飛び込むシーンは小田急線片瀬江ノ島駅の改札を出たすぐのところです。聖地巡礼もどうぞ。

曽利監督映画デビュー＆クドカン脚本

第26回日本アカデミー賞で「優秀作品賞」を受賞した映画版『ピンポン』。曽利文彦監督は映画監督デビューとなる本作で「優秀監督賞」を受賞し、その後、世界初フル3Dライブアニメ『APPLESEED』でプロデュース、『鋼の錬金術師』映画版の監督をするなど活躍を続けています。

そして脚本は『あまちゃん』などで知られる「クドカン」こと宮藤官九郎さん。マンガならではの言い回しを実写でもなじませた映画版『ピンポン』の脚本は、日本アカデミー賞で「脚本賞」を受賞しています。

キレキレ窪塚洋介、メガネ男子1位井浦新など豪華キャスト

自信満々で不遜な「ペコ」は橋から飛び降りたりと言動がちょっとイっており、実写化すると浮いてしまうのでは？とも思われたのですが、当時『池袋ウエストゲートパーク』などでトリッキーな演技を見せた窪塚洋介さんが違和感なく演じています。

また相手の「スマイル」は井浦新さん（当時ARATA）が演じており、2005年に発売された書籍『メガネ男子』で「好きなメガネ男子」1位に選ばれるほど一部女子の心に強く印象を残しました。

そのほか、卓球場のオババを夏木マリさんが演じ、頭を丸めた怪演で「新人俳優賞」を受賞した中村獅童さんが登場するなど、その他キャストも豪華です。

▲最近の窪塚さん

【話題記事】井浦新に聞くデニムの魅力「はき込んで“育てていく”感覚を若い人にも伝えたい」https://t.co/4h1QqmQGga— WWD JAPAN (@wwd_jp) March 2, 2020

▲最近の井浦さん（メガネ）

石野卓球も？！音楽も要チェック

2002年に作られた『ピンポン』は音楽にもこだわっています。主題歌は男女ツインボーカルの「スーパーカー」による『YUMEGIWA LAST BOY』（視聴）。解散してしまった「スーパーカー」ですが、2020年2月に配信開始となった蜷川実花監督によるNetflixオリジナルシリーズ『FOLLOWERS』でも挿入歌として使われていました。今聞いてもかっこいいです。

そのほかにも石野卓球、砂原良徳、Boom Boom Satellitesなど音楽好きにはたまらないミュージシャンたちが楽曲を提供しています。

ピンポンサウンドトラック

サントラ/アーティスト,ブンブンサテライツ/アーティスト,cicada/アーティスト,MAO/アーティスト,スーパーカー/アーティスト,サトル/アーティスト,ダブ・スクワッド/アーティスト,SugarPlant/アーティスト,GROUP/アーティスト,砂原良徳/演奏,石野卓球/演奏