埼玉県大会決勝で敗北した潔世一(いさぎ よいち)に、なぜか日本フットボール連合からの招集がかかる。手紙に導かれ、辿り着いた先に待っていたのは18歳以下のストライカー300人。
世界一のストライカーを作る実験場「青い監獄(ブルーロック)」で生き残りをかけ、299人を蹴散らすバトルマンガ。
自分自身、学生時代に10年ほどサッカーをしていた経験があるのですが、恥ずかしながら目から鱗な視点が満載でした。
そこで、特にゾクリとしたシーンを10個集めてみました。これを読んで『ブルーロック』が読みたくなっていただけたら嬉しいです!
サッカーとは
「相手より点を多く取るスポーツ」それがサッカーである、と本作では明確に定義しています。
「サッカーは11人でやるスポーツだよね」と主人公は第1話で考えていて、僕も普通に共感しました。
しかしながらブルーロックの管理人「絵心甚八(えごじんぱち)」は、サッカーはFW(フォワード)から生まれるものである、と強く主張しています。
日本代表は二流だ
サッカー日本代表をディスるシーン。
「日本代表は弱い」
この国の言ってはいけない事実を、第1話からズバズバと吐き捨てていきます。
W杯優勝してなくない?
続けて日本代表をディスるシーン。マガジンでこれを掲載する勇気がすごいです。
挑戦的な作品ですが、大久保嘉人選手などリアルのサッカー選手のファンもいらっしゃるようです。
最近お気に入りの漫画「ブルーロック」
面白いです。
今日発売の週刊少年マガジンにインタビューが載っています!
喋りすぎて、誌面に入りきらなかったので、こっちにも載せてもらいました(笑)
あわせて読んでください〜。https://t.co/jwvBc8czWK pic.twitter.com/TQxoKE2pmp— 大久保嘉人 (@Okubonbon13) October 30, 2019
ストライカーのためのマンガなので、共感する点は多いのかもしれません。
仲良し絆ごっこしたいなら帰れ
「俺らのチームみんな仲良いし、チームワークではどこの相手にも負けてない!」
「チームメイト、コーチ、保護者、応援してくれる後輩、みんなのおかげで勝てました!」
そんな風に考えていた自分をボコボコにしてくる絵心甚八。
自分が主役な「エゴイスト」こそ、サッカーには欠かすことができないと終始主張しています。
その瞬間のためだけに生きろ
集めた300人を掻き立てるためのセリフ。
テレビなどで「俺にはサッカーしかないんですよ」とインタビューで答えるプレイヤーを目にして、そんなことないんじゃないかなあと思ったりもしていました。
しかし一流となると、
「俺」=「サッカー」
移項すると、
「俺」ー「サッカー」=0
という数式が、一つのことを極めた人の中では成り立ってしまうんじゃないか、そう思えてしまうシーンでした。
本来は11人全員FWで、当たり前なんです
暴論のように思えて、真理かもと思える一コマ。
FW(フォワード)がいて、MF(ミッドフィルダー)がいる。その後ろにディフェンスラインがあって、ゴールキーパーがいる。
それらは全て刷り込みであって、全員が貪欲にゴールを奪うことこそが自然な状態である!と第1巻から常識をぶち壊してくれます。
それが”勝利”だ
落選したら、一生日本代表に選ばれることがない「ブルーロック」
主人公のひと蹴りによって脱落者が一人出てしまい、その人の日本代表になる夢は途絶えるわけなのですが、不謹慎にも気持ちの昂りを抑えられない主人公。
それこそが「勝利」であると絵心は言います。
ストライカーとは”破壊者”だ!
サッカーにおいてゴールというのは、相手チームがこれまで練習してきたフォーメーション、個人で積み上げてきたディフェンススキルの敗北、チーム全体のモチベーションの低下という、様々なものを破壊する行為です。
ゴールすることは気持ちがいい、破壊することは快感である、絵心はそう主張しています。
例えばですが「REEASTROOM(リーストルーム)」という娯楽施設をご存知でしょうか。
好きなだけ物が壊せる施設。食器、瓶、電化製品、何でも壊せます。サービスのコンセプトは「やってはいけない事ができる」。今後は、壊れた物を再利用するサービスも展開していきたいとのことです。(日テレNEWS24)https://t.co/YdV46dXjJl pic.twitter.com/aKjcSgQezR— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) June 6, 2019
衝撃的な動画かもしれませんが、ツイートは4.5万いいねを獲得しており、動画内で利用客は楽しそうに物を壊しています。
もしかすると、人間は本能的に「破壊」が好きな動物なのかもしれません。
武器を持て
「一流のストライカーという生き物は皆、何者にもない唯一無二の武器を持っている!!」
「見極めろ!!思考しろ!!その肉体と脳でお前に何が出来るのかを!!」
就活などでも「強み」といったようにオブラートに言い換えられますが、「武器」というのは、要は他人を蹴落とす道具ということですよね.....
個人的にすごく刺さったシーンでした。
己のゴールを産み出すための”方程式”
「お前らはまだ偶然の中で生きている!」
現実世界の読者にも問いかけているような、メッセージ性の強いシーンです。
「己の武器 」×「それが活きるシチュエーション」
それこそがゴール(成功)につながる方程式であると『ブルーロック』は教えてくれます。
『ブルーロック』はコマ投稿ができます!
『ブルーロック』は独自のサッカー論に加えて、コマをぶち抜くど迫力の絵も魅力的です。
本作を読んでゾワっときたところがあれば、コマ投稿をしてみてください!
そして、最新6巻が絶賛発売中です!お見逃しなく!
『ブルーロック』最新6巻
発売ホヤホヤ!!
流通の影響で、
本日書店さま到着の地域もあるようです。
ぜひお買い求めいただけたら嬉しいです!
日本をW杯優勝に導く
エゴイスト・ストライカーを育成せよ!
育成寮選抜訓練二次選考開始!!
表紙は天才高校生FW糸師凛!
描き下ろしオマケ漫画も収録! pic.twitter.com/V9UGxEtlF0— サッカー漫画ブルーロック【公式】 (@BLUELOCK_WM) October 21, 2019