『寄生獣』の岩明均先生による古代ローマとシラクサとの戦争をテーマにした歴史絵巻『ヘウレーカ』。現在、月間アフタヌーンで連載中の『ヒストリエ』にもつながる物語です。
数学の天才・アルキメデスによる数々の発明兵器が登場するのですが、今から2200年以上前の話なのに、これほど高度な兵器が開発されていたのかと驚かされます。
ヘウレーカとは
タイトルの『ヘウレーカ』というのは、天才数学者・アルキメデスが「アルキメデスの原理」と呼ばれる浮力の原理を発見した時に叫んだとされる言葉です。
現在では英語でも「分かったぞ!」という意味で使われます。発見したときはあまりに嬉しくて裸で町中を走りまわったという逸話まで残ってるんですね。なんか微笑ましい!
クリストファー・ノーラン監督のSF映画「インターステラー」でも、ジェシカ・チャステイン演じる主人公の娘マーフが謎を解いた時の思わず口に出す台詞として登場しています。観る機会があったら「ここか!」と膝を打ってくださいね。
シラクサを巡る争いが勃発
ローマと同盟を結んでいたシラクサが、同盟を解消しカルタゴと組んだことから、戦争が勃発。ローマ軍は海からシラクサに攻撃を仕掛けますが、シラクサにはアルキメデスが考案した武器がいくつも装備してあったのでした。
アルキメデスの投石器と鉤爪
アルキメデスが改良し、精度をあげた投石器では約500キロの石を発射することができたと言われています。
さらにアルキメデスの鉤爪と呼ばれる装置を使い、UFOキャッチャーのように船を引っ張り上げて沈めました。
アルキメデスの熱光線
太陽光線を集光することで対象物を焼く熱光線。『ヘウレーカ』ではダミッポスに味方するシラクサの女性たちが手鏡をもって丘の上に集まり、ダミッポスの指示する場所に光を当てローマの船を炎上させています。
ダミッポスにはクラウディアというローマ人の想い人がいるのですが、シラクサを攻めていたのがローマのため、彼女も窮地に追いやられてしまうんですね。
深夜に脱出を図るダミッポスとクラウディアは無事にシラクサの町を出られるのか。さらに、強力な兵器でローマに大損害を与えたアルキメデスにローマ軍が迫ります!
ぜひつづきは本編でお楽しみください!
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