吸血鬼に支配された孤島を舞台に、吸血鬼と化した原住民と宮本明が率いる仲間たちが繰り広げるサバイバルホラー『彼岸島』シリーズ。
思わず息を呑む展開にグロテスクな鬼と化した吸血鬼たち...。そして丸太や丸太や丸太を使った過激な戦闘シーンは多くのマンガファンたちを魅了しました。
そんな『彼岸島』のスピンオフ作品がヤンマガWebとコミックDAYSにて連載がスタートしました。
今回は気になるスピンオフ作品の全容に迫ります。
みんな丸太は持ったな!!行くぞォ!!
『彼岸島』シリーズをおさらい
さっきから丸太、丸太、丸太って...?と疑問をお持ちの方に向けてまずは『彼岸島』シリーズをおさらい。
主人公・宮本明は、2年前に行方不明になった兄を探すため友達と共に「彼岸島」に渡ります。そんな彼らを彼岸島で待ち受けていたのは、吸血鬼と化した原住民たちでした。
兄を探し出し彼岸島からの脱出を試みる明たちでしたが、次々と食糧して捕獲され拷問を受ける仲間たち。そして全ての元凶である吸血鬼・雅の登場...!
吸血鬼と人間の闘いを描いたサバイバルホラーです。
そして、『彼岸島』を象徴するアイテムにして最強の武器が「丸太」なのです。
彼岸島にはいたるところに丸太が転がっており(たまに日本刀も転がっています)、明たちはこの丸太を使って吸血鬼の頭を潰したり、捕獲するための檻を作ったり、先端を尖らせた丸太を軽トラにつけて門を破壊したりと、とにかく彼岸島では「丸太」が必須アイテムなのです。
2002年に連載がスタートした『彼岸島』は、『彼岸島 最後の47日間』を経て現在は『彼岸島 48日後…』の第3シリーズへと突入しました。
松本光司先生が描く『彼岸島』の悪夢(丸太)はまだまだ終わりそうにありません。
俺たちの心の声が炸裂、『彼、岸島』
そんなわたしたちの心を掴んで離さない『彼岸島』の公式スピンオフとなる『彼、岸島(かれ、きしじま)』。
彼岸島を舞台にひょんなことから人間のまま吸血鬼たちと働くことになったレジスタンスの青年・岸島が主人公で、岸島が人間目線で吸血鬼の世界にツッコみまくるギャグ系マンガです。
丸太以外にも思わずツッコミたくなる型破りな展開が魅力の『彼岸島』ですが、『彼、岸島』ではそんな私たち読者の声を岸島が代弁してくれているかのようなエピソードや、爆笑必須なネタが満載です。
例えば、『彼岸島』17〜18巻で描かれている宮本兄弟の激闘も、岸島の手にかかればツッコミの嵐。
でもどこか気持ちがすっきりするのは何故でしょうか...。
幸いまだ「丸太」についての言及はありませんが、これからの岸島の鋭いツッコミに期待大です。
Go To 彼岸島!?
ヤンマガwebでは、『彼岸島』が大好きで仕方が無い熱狂的ファンに向けて”彼岸島にまつわる様々な説を編集部が勝手に検証!?”というキャッチコピーの元、自由気ままに『彼岸島』を分析するコンテンツ『月曜日の彼岸島』を連載中。最新コラムは今話題のアレに引っかけた「Go To 彼岸島」! 35%割引に目が眩んで旅立った先に待つものとは…!?
すまぬ、すまぬ、すまぬ...!
吸血鬼と人間の闘いを描いた長編大作『彼岸島』シリーズ。
元々はギャグとは程遠い内容の作品を、こうしてツッコミを入れながら笑って読むことなんて許されるのでしょうか...。
いや、むしろこの『彼、岸島』の笑いが分かるあなたは、おそらく『彼岸島』を深く読み込んでいる人。つまりこの作品への愛が深いということです。
それでもちょっぴり罪悪感に苛まれるあなたは、心の中に師匠を召喚しながら読んでみてはいかがでしょうか。(すまぬ、すまぬ、すまぬ...!)
OGP及び記事中画像がプレスリリースより