マンガファン。普段は作品に対する愛情はあれど、怒りをあらわにするようなことは滅多にない、温厚な人種なのではないかと思っています。
そんな彼らをも凍りつかせる、ある単語があります。
それが、「実写化」
”彼ら” と言いましたが、かくいう私もその一人。
二次元へのリスペクトは、三次元という外気に触れた瞬間に発火する性質を持つらしいのです。二次元ファンの根底にある「現実への反骨心」が、露わになる瞬間。
そんな火の海と化した状況に、大玉花火を抱えて自ら飛び込む男がいます。
その男の名は、大童澄瞳(おおわら すみと)。
2020年初夏に実写化が決まったマンガ『映像研には手を出すな。』の作者です。
原作者様コメント pic.twitter.com/pOPbosl1lx— 大童 澄瞳 SumitoOwara (@dennou319) October 15, 2019
先ほどは呼び捨てにしてしまってすみませんでした!!
大原澄瞳先生、とても魅力的な人です。
が、ここで大童先生について語るとこうなっちゃいます
なので、作品紹介に移ります!
どんなマンガ?
女子高生がアニメを制作すべく奮闘する青春ストーリー!という間口の広さもありつつ、
マニアをも唸らせる細部へのこだわりも兼ね備えています。
「マニアもそうでない人も魅了する」って最強セオリーですよね!?
実写が原作より二次元。こんなことあります?
さてさて、私含めマンガファンの心は「実写化」という言葉によって暴走した王蟲のままです。
ですが、そんな王蟲を鎮める「三人のナウシカ」とでも言うべき女神が舞い降ります。
主人公の三人組を演じるのは、なんと乃木坂46のメンバーです。
浅草みどり役
設定マニアな "監督"、「浅草みどり」を演じるのは齋藤飛鳥(さいとう・あすか)さん。
金森さやか役
現実主義の "プロデューサー"、「金森さやか」を演じるのは梅澤美波(うめざわ ・みなみ)さん。
水崎ツバメ役
天才的な観察眼をもつ "作画”、「水崎ツバメ」を演じるのは山下美月(やました・みづき)さん。
原作の方が三次元的で、実写の方が二次元的。果たしてこれは "実写化” なのか!?
「月刊!スピリッツ」連載中の大童澄瞳さん原作『#映像研には手を出すな!』(小学館)の実写映画化が決定! 2020年初夏公開! メインキャストには #乃木坂46 の #齋藤飛鳥 #山下美月 #梅澤美波! 超個性的な登場人物たちを演じます。監督は『あさひなぐ』の英勉。続報をご期待ください! #映像研 pic.twitter.com/xNBG814FZP— 映画『映像研には手を出すな!』公式 (@eizouken_saikyo) October 14, 2019
これを実写でどう表現するんじゃい問題
それでも、それでもですよ。乃木坂の力を以ってしても、まだまだ納得できないファンはいるわけです。原作警察は、そう簡単には黙っちゃくれません。
例えば「ここはどうするんですか!?」とか
「この心踊るメカを、作れるというんですか貴方がたは!?」とか
「ここは・・・楽しみにしてるぞ!」とか
その問題を一手に背負うのが、英勉(はなぶさ・つとむ)監督なのです。
きっとこの暴徒と化した原作ファンを唸らせる秘策があるのでしょう・・・
今回の実写化に際し、関係者がみんなコメントを出してるんだけど、全員一致で「どうなるかわからない」って言ってるの草だからみんなコメント読んでください。乃木坂と映像研カチ当てて爆発さそうとしてるんやで— 大童 澄瞳 SumitoOwara (@dennou319) October 15, 2019
あれ…これ、関係者みんな焦ってるパターン…!?
ファンよ集え。今こそ
もはや、原作警察と化したファンの炎上を大ヒット御礼の打ち上げ花火にするには、私たちファン自身の力が必要なのではないかと思うのですよ。もう全員参加型です。
大童先生のツイッターをフォローするもよし、実写の公式アカウントをフォローするもよし、もちろん、「アル」でコマ投稿するって手もありますよ!ファンよ、集え!