『薬屋のひとりごと』は原作・日向夏先生、作画・ねこクラゲ先生によるビッグガンガンで連載中のマンガです。花街で薬師として働いていた少女・猫猫(マオマオ)がひょんなことから後宮で下女として仕えるようになり、その中で様々な事件を解決していく物語となっています。
薬屋・猫猫の(ちょっぴり不本意な)後宮活躍譚!
この物語の主人公・猫猫は花街で薬師として働いていた女の子。様々な薬や薬草の効能に精通している彼女は、ひょんなことから後宮の下女として身売りされてしまいました。抗っても仕方ないと、大人しく後宮で勤めようとしていた猫猫。しかしとある事件から、上官の壬氏(じんし)に幸か不幸かその才を見抜かれてしまいます。
持ち前の薬師の才能や、様々な事に知恵の回る頭の回転の速い猫猫に興味を持った壬氏。それ以来猫猫は壬氏によって、様々な後宮内の事件や難題に巻き込まれていくこととなったのでした。
主人公・猫猫は変わり者!?彼女の魅力はその好奇心旺盛さ
改めまして #次にくるマンガ大賞2019 ありがとうございました! たくさんのおめでとうリプに全部お返事できなくてすみません…!日々精進してこれからもがんばります! pic.twitter.com/w1EYT98XC0— ねこクラゲ✽薬屋⑥巻発売中 (@nekokurage_) October 1, 2019
この物語の魅力は、やはりなんといってもメインキャラクターの2人でしょう。まず主人公の猫猫。彼女は後宮勤めでありながらも、非常に肝の据わった度胸のある女性として描かれています。
中国を思わせる架空世界を舞台としたこの作品。彼女のいた花街や勤める後宮の雰囲気から伝わるように、若い女性たちの話題と言えばもっぱら色恋や素敵な殿方の話。ですが彼女はそんな話に一切興味を示しません。彼女の興味の矛先は珍しい薬草や漢方、薬の元となる素材の話ばかり。一言で言ってしまえば、彼女はこの世界ではずいぶん変わり者な女性のようです。
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色恋にも興味はなく、人付き合いも苦手な猫猫。自身も実は整った顔立ちをしていながら、それをひた隠しにすらしています。幼い頃から花街で暮らしたため、様々な出来事において非常に現実的な姿勢を見せる一面も。
しかしそんな彼女も、自分の知りたい事や不可思議な事件への好奇心や探究心は止められない様子。面倒事に巻き込まれるのを嫌がりながらも、自身の才を見抜いた壬氏に助言をしたり、持ち込まれる問題の解決に手を貸しているのです。
猫猫の協力者!宦官・壬氏は大勢を魅了する眉目秀麗な男性
「次にくるマンガ大賞 2019」コミックス部門に『薬屋のひとりごと』がノミネートされました!ありがたいことだあ…!
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そんな猫猫の才能を見抜き、下女という立場を意に介することなく自身の手伝いをさせる上官・壬氏。宦官として後宮の重要な立場に居る彼もまた、物語の大きなキーを握る男性でもあります。
非常に見目麗しい容貌をしており、性別が違えば国さえ傾ける、と評される彼。一度姿を表せば下女からは黄色い悲鳴が上がり、時には下級妃や男性の武官からも誘いを受けるほどの美丈夫として本作では描かれています。
ラフハーフアップ壬氏くんは少し猫猫ちゃんのお団子とおそろみって言ってもらえたけど偶然です( ・///・) pic.twitter.com/uqtVTrsqGX— ねこクラゲ✽薬屋⑥巻発売中 (@nekokurage_) March 12, 2019
しかしそんな彼を前にしても、一切顔色を変えないどころか時には不遜な態度すら取る猫猫。彼女の才や己の美貌に惑わされない所に興味を持った彼でしたが、いつしかその感情は猫猫への恋心に変わっていました。
ただし残念ながら猫猫の方には、今は全くそのような気はなし。2人の関係は今後一体どのように変わっていくのか、それもまたこの作品の見どころかもしれませんね。
このマンガだけじゃない!様々な形で『薬屋のひとりごと』の世界観を楽しんで
今作の原作となっているライトノベル「薬屋のひとりごと」。当然ながらこちらでは、このねこクラゲ先生によるマンガよりも少し先の展開が楽しめるようにもなっています。
また同じこのライトノベルを原作とした、倉田三ノ路先生作画の『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』もサンデーGXにて連載中です。ねこクラゲ先生のタッチとはまた少し違った魅力のあるこちらのマンガも、ぜひあわせて読んで頂くと面白いかもしれませんよ!