『アンカサンドラ』や『ヘルズキッチン』、『Bの食卓』などを描いてこられた天道グミ先生による猫のコミックエッセイ『3本足のしじみちゃん』が2020年4月24日に発売されます。
この作品は、天道先生のTwitterアカウントで「猫飼いました」シリーズとして2018年7月から連続投稿されていたマンガが元になっています。
猫の「しじみ」は過去に人間から虐待を受けたことで右前脚を失ってしまった経験を持ちながら、とても人懐っこい性格です。『3本足のしじみちゃん』では、天道先生と同居人さん、しじみの生活の様子が描かれます。
この記事では、天道先生がTwitterで公開したエピソードを紹介するとともに、制作背景についてインタビューさせていただきました。
『3本足の猫がうちの子になるまで』
引用元の以下のツイートから他のエピソードも読めますので、気になった方はぜひ！
「しじみの可愛さをとにかく伝えたかった」
ーー『３本足のしじみちゃん』書籍化おめでとうございます！現在はどのようなご心境でしょうか？
しじみの可愛いさを伝えたい想いだけで描き始めたマンガなので、本になってまとめられたのがとても嬉しいです。『Bの食卓』の連載が終わった後は充電期間に入っていたのですが、しじみのマンガは日記代わりにとTwitterに投稿していたんです。
ーーそこから書籍化が決まるまでの流れについても教えてください。
Twitterで投稿した作品をいくつかモーメントとしてまとめていたのですが、それを見てくださったホーム社の編集者さんからご連絡をいただき、描き下ろしを加えていった形です。
ーー元々しじみちゃんをマンガにしようと思われたのは、どういった理由からなのでしょうか。
一番の理由はしじみがとにかく可愛くて、誰かに言いたくて仕方がなかったからです。一方で、猫を飼うのが初めてだったので、投稿を見てくださった方からアドバイスを貰えるのではないかという狙いもありました。
ーーマンガから、しじみちゃんが本当に人懐っこくて可愛いことと、天道先生にとても愛されていることが伝わってきます。最後に、今後の活動について展望があれば教えてください。
しじみのマンガは今まで通り、週一でTwitterに投稿していくつもりです。まだ予定はありませんが、いつか『3本足のしじみちゃん』の2巻も出せるといいなと思っています。
あと、書籍発売の記念企画としてアクリルキーホルダーのプレゼントと、Twitterから応募できる「お宅の猫ちゃん擬人化企画」も開催中なので、お気軽にご参加いただけると嬉しいです！
あとがき
今回はTwitterのDM経緯で天道先生にお話を伺いました。天道先生、どうもありがとうございました！充電期間中とのことでしたが、新しい作品の制作に向けて動き出そうとされているそうです。
『3本足のしじみちゃん』を読むとしじみちゃんの可愛さに癒されるのはもちろん、保護猫カフェを通じた猫の飼い方が丁寧に説明されていて、「これから猫を飼いたい」という人の参考になる点が素敵だと思いました。Twitterでの作品投稿を続けられるということで、今後も更新が楽しみです。
