Mr.CB

綱本将也/著,谷嶋イサオ/著

『Mr.CB』 やられたらやり返す! チームを救うセンターバックの物語!!

サッカーマンガと言えば、フォワードやミッドフィルダーの点を取る選手が主人公になることが多いですが、『Mr.CB』はセンターバックが主人公!

「日本初! センターバックが主人公のサッカー漫画」をキャッチフレーズに『GIANT KILLING』『スピーディーワンダー』などが代表作の綱本将也先生が原作を担当しています。

全国書店員が選んだおすすめコミック2020」のスポーツコミック部門を受賞した今話題のサッカーマンガです。

『Mr.CB』のストーリー

『Mr.CB』は昇格できなければクラブが消滅するという国内3部リーグ所属の「東京ワンダーズ」を舞台にしています。主人公の元日本代表センターバック吉永衛(よしながまもる)は、自身の年棒を「0円」にすることを条件に、無名の高卒新人センターバック千明明(ちぎらあきら)の獲得をクラブに打診するという異例の行動に出ます。果たして吉永と千明のセンターバックコンビは、二部昇格という目標を達成できるのか?!


Mr.CB 1 (ヤングチャンピオン・コミックス)
綱本将也/著,谷嶋イサオ/著

『Mr.CB』の魅力

「CB(センターバック)ってのはな 一回してやられたら やり返すまで気が済まねえ生き物なんだよ」

主人公の吉永が0円提示を突き付けられ、GM(ジェネラルマネージャー)にクラブへの想いを試されます。その後、実際の五千万円もの契約書を提示されるも0円提示の契約書にサインしたのちに言い放った一言です。

やり返すためにみすみす五千万円を手放すという吉永の行動にはしびれました。

明が試合に負け、泣き崩れるも、すぐに立ち直るというシーンがあります。この切り替えの早さもセンターバックに必要な素質であると吉永は語ります。

年の差20を超えるコンビがどのようにクラブの窮地を救うのか非常に楽しみです!

『Mr.CB』のネーミング

タイトルは『Mr.CB』と書いて「ミスターシービー」。これは実は三冠馬であるミスターシービーが由来です。綱本先生いわく「語呂もいいし、競馬が大好き」だからこのタイトルに決まったそうです。

他にも登場人物の名前も競馬に関するものが多いです。例えば、登場人物の千明の名前は、ミスターシービーが生産された千明牧場から取っており、吉永、猿橋、楳埜などの名前も調教師や騎手の名前から取っているそうです。

サッカーマンガにも関わらず、競馬好きも楽しめる『Mr.CB』。ぜひ読んでみてください!

Mr.CB (全4巻) Kindle版


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