SKETCHY

マキヒロチ著

映画のような精彩を放つ『SKETCHY』 スケートボードに魅せられた彼女たちの、人生を"メイク”する物語

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『いつかティファニーで朝食を』では、朝食をがくれる充実した時間を通して自分を見つめ直すアラサー女子達を描き、大人女子の心を鷲掴みしたマキヒロチ先生。そんなマキヒロチ先生の最新作『SKETCHY(スケッチー)』をご存知でしょうか?

今度のテーマは「スケートボード」。2020年に開催される東京オリンピックの種目にもなっていてますます盛り上がりを見せているスポーツです。スケートボードに魅せられた彼女たちのストーリーから目が離せません。

SKETCHY
マキヒロチ著

スケッチー(1) (ヤングマガジンコミックス)
マキヒロチ/著

きっとみんなの心の中にいる、3人の彼女たち

物語は3人の彼女たちの挫折から始まります。この前聞いた友達の話のような、はたまた自分の話のように現実的に感じるエピソードばかり。彼女たちに自分自身を重ねる人もきっと多いはず。

現実から目を背ける、憧子(あこ)

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仕事に彼氏、友達と全て持っているはずなのにいまいちぱっとしない毎日を過ごす憧子。彼女と同じように、もやもやとした気持ちを抱えながら日々を過ごしている方も多いはず。今のままではダメだと思いつつも前に進む方法もわからないし勇気もない、そんな憧子(あこ)が新たな一歩を踏み出す日はくるのでしょうか?

夢から逃げてしまった、しほ

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憧子(あこ)と同じレンタルビデオ店で働く小日向しほは、スタイリストを目指していましたが挫折してしまった経験を持ちます。人前では気丈に元気に振る舞うしほですが、悔しい過去を思い出して人知れず涙する夜も。しほがまた何かに熱中できる日がくることをついつい応援してしまいます。

自分のために生きる理由を見失った竹花

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仕事に没頭する出版社勤務の竹花。忙しい日々だけれどやりがいのある仕事、そして不倫だけれど恋愛もしている...。そんな毎日がずっと続くと思っていた矢先に突然部署移動を言い渡されてしまいます。今までの自分を構成していた仕事や恋人がいなくなってしまった瞬間、彼女を待っていたのは空虚。1人になった部屋で彼女がぽつりと呟く独り言が心に刺さります。

スケートボードに魅せられて動き出す、彼女たちの新たなストーリー

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いつもの帰り道で憧子(あこ)が出会ったのは、ガールズスケーターの桃。桜吹雪の夜空を舞う彼女に心を奪われスケートボードに興味を持つようになります。

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同僚のしほに背中を押され、スケートボードのスクールに参加することになった憧子(あこ)。彼女が踏み出したスケートボードという名の小さな一歩は、彼女をどんな世界に連れっていってくれるのでしょうか?

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作中では、スケートボードの基本的な乗り方や専門的な知識まで紹介されているので、初心者の憧子(あこ)と一緒に体験しているような気分になります。しほ、竹花がスケートボードに魅せられる瞬間は本作を読んでからのお楽しみです。

マキヒロチ先生が描く、映画のような臨場感

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本作のもう一つの見所はまるで映画のような臨場感。物語は、憧子(あこ)が海外の街で軽快にスケートボードに乗りながらやってくるシーンから始まるのですが、住宅が続く街並み、そして広い道路をカメラでズームアップするかのように登場します。

セリフなしでコマの並びや絵の力だけで、映画のような精彩を放つのは『SKETCHY(スケッチー)』ならでは。

新しいことを始める時のあの”万能感”を味わって

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『SKETCHY(スケッチー)』に登場する彼女たちは、立ち止まったり挫折を経験しながらもスケートボードを通して新しい一歩を踏み出します。不安を感じながらも、どこか強い意思を感じる彼女達の眼差しに勇気をもらう方も多いはず。

新しいことを始める時、何かに背中を押されているような不思議な万能感を感じることはありませんか?彼女たちもそんな不思議な力に導かれ、これからもスケートボードに没頭していくのでしょう。

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マキヒロチ著

スケッチー(1) (ヤングマガジンコミックス)
マキヒロチ/著

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