あそこではたらくムスブさん

モリタイシ/著

【 #次にくるマンガ大賞 】『あそこではたらくムスブさん』新感覚のお仕事マンガで感じ合う性と生

あそこではたらくムスブさん』は「ゲッサン」で連載されている、とあるゴム製品を扱う会社で商品開発に勤しむ可憐な理系女子を主人公にストーリーが展開される、全く新しい形のお仕事マンガです。

未知の世界の物語?

湘南ゴム工業株式会社の営業企画室に所属する砂上吾郎(さがみごろう)は、総合開発部で働くコンドウムスブさんに密かな想いを寄せていました。

はじめましての挨拶もそこそこに、試作品をそっと渡すムスブさん。吾郎の手に置かれたそれは「コンドーム」。当然ながら吾郎の頭はパニック状態です。

それでもムスブさんは至って普通。ただただ彼女は、誰よりも真面目に製品開発に取り組んでいるだけなのです。試作品に関しての貴重な生の意見を聞きたかったのでしょう。

そう、彼女は会社で「コンドーム」の研究開発をしていたのです。

至ってマジメに仕事に向き合うお仕事マンガ

作中では、実際に製造過程を詳しく解説してくれるシーン等も描かれ、本作が綿密な取材をされて作成されていることが読者にも伝わってきます。

ちょっと特殊なお仕事ではあるかもしれませんが、本作は至ってマジメに自分の職務と向き合う姿が描かれたお仕事マンガなのです。

仕事に熱いよムスブさん

普段は物静かなムスブさん。一度商品開発の話になれば目を輝かせて熱量全開のトークを繰り広げる仕事に熱い情熱を注いでいる一面を垣間見られます。

自分の仕事にプライドを持って取り組んでいるその姿勢、見習いたいですね!

実は優しいムスブさん

仕事中は、ちょっと近寄りがたいような、感情をあまり感じさせないオーラを放っているムスブさん。それは決してキツい性格というわけでは無く、仕事熱心が故なのです。本作品ではそんなムスブさんの心根の優しさが溢れ出るエピソードも収録されています。

吾郎の歓迎会に15分だけ顔を出してすぐ帰ってしまったムスブさん。落ち込む吾郎に会社の同僚がそっと教えてくれたのは、実はムスブさんは実家から片道3時間もかけて通勤している、ということ。

ほんの少ししか居られないのに、わざわざ顔を出してくれたりする優しい人なのです。

性と向き合う製造業のお話です

「コンドーム」を作っている会社のお話、とだけ聞くとちょっと穿った見方をしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

そんなセンシティブな商品を扱う会社ならではの、不意に放った言葉の選択を間違えてしまったり、本人の意図と違った言葉で誤解を招いてしまったり。

吾郎というキャラクターを通して、私達読者も性と生について、大切なことを教えてもらっているような気持ちになる作品です。夜更かしのお供に、心の潤滑油として、ぜひご一読いただきたい作品です。

次にくるマンガ大賞にノミネート!

『あそこではたらくムスブさん』は次にくるマンガ大賞2020「コミックス部門」にノミネートされています!

・投票期間は2020年6月19日から7月3日(金)11:00まで
・各部門1人1回、3作まで投票できます!

投票フォームはこちらから(ログインが必要です)。奮ってご応募ください!

『あそこではたらくムスブさん』が試し読みできるサンデーうぇぶりはこちら
モリタイシ先生の公式ツイッターはこちらからどうぞ!

愛を感じる厚みを知って清き一票を!

あそこではたらくムスブさん (全2巻) Kindle版

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