かなたかける

高橋しん/著

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かなたかける
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自身との戦い

セリフ: 個人で走るレースや 駅伝の前半の区間では 相手ランナーが 見える位置でスタートして 周りのランナーは常に 「センサー」として機能する ベース 順位 時間差 距離差… 様々な情報で 「自分がこのレースで どの位置にいるか」を 無意識に体感させる センサーとしてね。駅伝の後半区間は 自分一人で 「自分はこのレースの どこにいるのか」を 常に考え探し続け 走らなくてはならない。 五感や 経験や 情報を総動員して。 そうしなくては レースには勝てない。 同じ「見えない」でも、 事前に相手との差がわかっている 前の選手を追うのだってきついー なのに、 あの子たちは後ろから来るランナーと 勝負すると言った。