しったかブリリア

珈琲 / 著

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『しったかブリリア』その「しったかぶり」に覚悟はあるか?プライドが高くて負けず嫌いな男の純愛物語

おしゃれなバーに行った時、飲んだこともないお酒をしったかぶりして頼んでしまう。

商談の時に、知らない単語が出てきてもしったかぶりをして話を進めて後から必死に検索する。

そんな経験ありませんか?

しったかブリリア

「しったかぶり」は、当人も罪悪感を感じる上、相手にネガティブな印象を与える行為なので極力避けて生きていきたいですよね。

ですが、ここに「しったかぶり」で恋愛を制そうとする1組の男女がいるのです。

しったかしまくれ!究極の恋愛バトル

しったかブリリア

サークルを3つ運営し、学年首席で語学堪能、スポーツ万能でクラブDJもやっていて...。

そんな華々しい肩書きを持つ大学2年の白浪理助は学園の人気者。けれど、この彼の肩書きの9割が嘘なのです!そう、理助は超がつくほど「しったかぶり」な性格。

人から頼られたいという気持ちが強く、自分の話を大きくする内にやがてとんでもなくスケールが大きくなってしまったのです。けれど、元来ストイックで努力家な性格なため周囲からはその性格が本物だと思われています。

そんな「しったかぶり」を固めて充実した学園生活を送っていた理助は、後輩の濱崎みなとみらいに恋をします。

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華やかな理助の肩書きに惹かれるみなとみらいでしたが、なんと彼女は同調圧力に弱いという一面を持ちます。

人となるべく衝突をしないように円滑な関係性を築きたいと思うがあまり、自分が思ってもいないことまで口走ってしまう不器用な性格なのです。

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そんな2人が出会いカフェで過ごそうとすると、究極のしったかぶり合戦が始まります...!

好きな音楽の話になれば「知らない」の一言がいえず、それっぽいことを言い出す理助。

お互い行ったこともない海外の話になれば、記憶の中の観光地情報でマウント合戦が始まります。

好きになればなるほどしったかぶりをしてしまう理助とみなとみらい。そんなプライドが高くて、負けず嫌い、でも純粋な男女の恋を描きます。

その”しったかぶり”に覚悟はあるのか?

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時にはあまりにも無理のあるしったかぶりで、読者をひやひやさせる理助。

正直に言えば良いのに!ともどかしさを感じますが、彼のしったかぶりは誰も傷付けず、みなとみらいと話を合わせるための行動だと思うと、なぜか憎めず応援したい気持ちすら芽生えます。

しったかぶりは、知らないことをあたかも知っているかのように見せる素振りのことで一般的にはあまり良いイメージがありません。

にも関わらず、しったかぶりを徹底する理助にはこんな強い覚悟があるのです。

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理助のしったかぶりは、しったかぶりで終わらないのです。むしろ、新しい一歩を踏み出してなりたい自分に近づこうと努力する、そんな覚悟の現れでもあるのです。

物語が進むにつれ、理助のしったかぶりな性格を知る元カノ・姫姫は、みなとみらいに彼の本性をばらそうとします。それを知った理助が取った衝撃的な行動は、まさにこの強い覚悟からくるもの。

ぜひ、本編で理助のしったかぶりの恋の行方をご覧ください。

世の中に溢れている、しったかぶり

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私たちの日常に案外溢れているかもしれない、しったかぶり。

でも「しったかぶり」を「出来る」に変えていけば、それはあなたの糧になるはずです。

理助の姿を見ているとそんな勇気あるメッセージをもらえますよ。

あー、このマンガ読んだことあるわ

しったかブリリア (全2巻) Kindle版