幕末に実在した剣客集団「新撰組」を題材にした漫画は数多くありますが、今回紹介する『ちるらん 新撰組鎮魂歌』(以下、『ちるらん』)は何と言ってもまず「見た目」の大胆さが目を引きます!
鋸のような刀を使うサディストの斎藤一、剣客集団なのに拳で闘う永倉新八、ガスマスクを付けた山崎烝、鎌を使う原田左之助、etc……。
敵対する高杉晋作や中村半次郎のデザインも特徴的で面白いアレンジで、見た目がまず楽しいです。イケメンも多く、目が潤いますね。
これがこうだったりする pic.twitter.com/xuhsaXwyrs— 橋本エイジ(ちるらん25巻発売中!) (@nerikeshi30) September 14, 2019
特に斎藤一の女性人気がすごいようです!(後述のサイン会で知った情報です。)
外見の大胆なアレンジが垣間見える1話の試し読みはコチラ!
土方歳三が主役の物語で、最初はそれなりの強さだった土方が強者と切り結ぶことで強くなっていき、後に「新撰組」局長となる近藤勇たちは社会的な地位を得ていくが、幕府と共に滅びゆく運命を辿り……という物語です。
もう1つ、『ちるらん』には大胆なアレンジがあります。
それは、史実ではこう記されているけど、実は彼の最期は壮絶だったんだよ!という、キャラクターの最期の「散り様」が格好良く描かれていることです。
眠っている所を襲われて殺されたと言われる芹沢鴨と壮絶な戦いが繰り広げられる7〜12巻は、まさにその大胆なアレンジがエピソードと言えるでしょう。
そしてぼくも約束の芹沢ラフを。同時視聴30人ありがとうございました!! pic.twitter.com/n25A8sLkya— 橋本エイジ(ちるらん25巻発売中!) (@nerikeshi30) March 1, 2019
こんな屈強な芹沢鴨を暗殺できるはずもありませんよね。
誰と死闘を繰り広げるのかはぜひ皆さんの目で確かめていただきたいです!
あまり先のことを書きすぎると史実とはいえネタバレになってしまうので個人名は伏せますが、新撰組は「脱退者は切腹」という厳しいルール(法度)があり、それは名有りの幹部でも例外ではなく……という哀しい展開も待ち受けています。
仲間を喪いながら進んでいく土方の哀しさからは目を背けたくなるのですが、強くなっていく姿と橋本エイジ先生の絵が研ぎ澄まされていく様子は絶対に見逃せないポイントです!
サイン会に参加しました!
『ちるらん』25巻発売記念にSHIBUYA TSUTAYAで9月28日(土)で、橋本エイジ先生のサイン会が開催されました。男性の比率は全体の1割いるかどうかくらいで、改めて女性の人気が圧倒的に高い作品だと認識しました。
本日はSHIBUYA TSUTAYAさんで『ちるらん新撰組鎮魂歌』橋本エイジ先生のサイン会です!
原画の展示やポスターなどで、迫力満点!
外はとても暑いので、お越しになられる方はお気をつけてお越しください!! pic.twitter.com/2au2oBjyOd— ZENON OFFICIAL (@zenon_official) September 28, 2019
作中のキャラをリクエストして1人だけその場で描いてもらえる豪華なサイン会でした…!
橋本エイジ先生と、担当さん、自分の会話を覚えてる範囲で記載します。
橋本先生「お、土方ですね。昔と今の土方どっちにします?」
沢「今の方でお願いします。斎藤と迷ったんですけど……。」
橋本先生「斎藤は今日人気ありますね。土方が増えて嬉しいけど、今日はまだ(沖田)総司描いてないなあ…。」
担当さん「どうして土方を選んだんですか?」
沢「近藤さんの裏に土方、みたいな……。」
担当さん「なるほど!」
沢「あの、先生……。函館に行ってからの土方のデザインって決まってるんですか?」
しばし沈黙……
先の展開に関わる質問をするという愚行をしてしまい、橋本先生は最初シーっというジェスチャーをしたのですが、親切にヒント的なものを教えていただきました。
※ここで先生と担当さんから教えていただいた話は胸に秘めておきます。
最後は握手をしていただき、あっという間に自分の順番は終わりました。
いただいたサインはこちら!
眼光が鋭い土方、最高です…!
右上の「何コレ」は実際に「何コレ」と言いながら描いていただくなど、終始フランクに接していただき、緊張はしたものの楽しく、充実した時間になりました。
26巻以降でまたサイン会があれば行きたいです。
クライマックスに向けて盛り上がる『ちるらん』を全力で応援します!