エコール・ド・プラトーン

永美太郎著

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エコール・ド・プラトーン
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セリフ: 一九二三年(大正十二年) 九月一日、未曾有の大地震が 関東一円を襲う。 死者約十万五千人 家屋全壊約十万九千 全焼二十一万二千余棟…… 出版社や本屋が 集中していた神田周辺も 壊滅的な被害を受けた。失われた書籍は 数百万冊にのぼり、漱石、鷗外亡き後の日本文学も、その例外ではなかったー ここに文学芸術を志す 一人の青年がいた。 名を川口松太郎。 崩壊した東京を後にし、師 小山内薫が移り住んだ 西の都 大阪の地を 一路目指していた。この物語は これより始まるー