『グッバイ・ハロー・ワールド』は実現可能な技術をもとに描かれた9編からなる近未来SF短編集です。
【大事なお知らせ】2018年からWIREDで連載してきた短編漫画が単行本になります!タイトルは「グッバイ・ハロー・ワールド」です。
40ページの描き下ろしと、識者の皆さまによる豪華解説コラムがつきます。
6月18日発売です。予約始まっているので、ぜひ最寄りの書店さんでご予約お願いいたします。 pic.twitter.com/7pRYmziSfl— 北村みなみ (@kita__minami) April 5, 2021
紙の単行本は2021年6月18日に発売され、電子書籍版は2021年7月1日に配信開始されました。楽しさと知的好奇心の両方を満たすことができる本作の魅力を伝えていこうと思います!
実現可能な技術をもとに描かれた近未来SF短編集
『グッバイ・ハロー・ワールド』は、世界で最も影響力のあるテクノロジーメディア「WIRED」の日本版で連載されていた北村みなみ先生のSF短編集です。
テクノロジーに一家言のある媒体で連載されてきたSF作品、というだけで、その質の高さをうかがうことができるのではないでしょうか。
またイラストレーターとしても活躍する北村みなみ先生の描く絵は、非常にキャッチーです。全編2色刷りで彩られており、どのページを見てもまるでおしゃれなフライヤーを眺めているような没入感があります。
書店さんからお願いされたフェア用パネルをちくちく作っています。
余った色校なので、トンボをイキにしてます。これはこれでレアなんじゃないか、と悦に入ってます。 pic.twitter.com/avEFfqHZ16— rn press (@rn_press) June 9, 2021
このキャッチーな絵柄で描かれる近未来の世界は、かわいいだけでなく未知への恐怖なども内包しており目をはなすことができません。
物語の楽しさとともに満たされる知的好奇心
本作に出てくる話は実現可能な技術をもとに描かれています。そのためドームで生きることを選択した人類や、環境汚染に適応してゆく子供など、突飛な設定に見えても、そのどれもが今の延長上にある世界です。
花京院!イギー!アヴドゥル! 終わったよ・・・
漫画旧作の単行本作業120ページ分が pic.twitter.com/5KH05jHCe6— 北村みなみ (@kita__minami) May 10, 2021
また作中に出てくるAR、VR、人工知能といったキーワードに対する識者のコラムも収録されており、それらがいっそう知的好奇心を刺激します。そうやって確かなバックグラウンドが語られることで、たんなる夢物語として切りすてられない強い存在感を生みだしています。
物語の機微を楽しみ、あふれる知識を満悦し、それを自らのこととしてかえりみる。そんなひと粒で2度も3度もおいしいマンガと言っていいでしょう。
北村みなみ先生のマンガ以外の活動にも注目したい!
北村みなみ先生はイラストレーターとしても活躍しており、作品集『宇宙(ユニヴァース)』が2021年7月8日に発売されました。
また、音楽映像ユニット「クリオネ・ジャム」としても活動されています。
こんにちは!!
音楽とビジュアルのユニット「クリオネ・ジャム」です。
本日から活動を始めました。
これから、よろしくお願いします🐙 pic.twitter.com/cgsbH24a8v— クリオネ・ジャム / Clione Jam (@ClioneJam) May 20, 2021
本作を堪能してもらい、加えてほかの活動も追っていくことで、より深く楽しむことができること間違いありません!