2020年の年の瀬に、アゴが抜けるほど驚愕のニュースが飛び込んできました…!
あの北条司先生の『シティーハンター』が、なんと!あの宝塚歌劇団によって舞台化されるというのです!!その名も「ミュージカル『CITY HUNTER』 ―盗まれたXYZ―」。
今年、2020年はマンガ『シティーハンター』連載開始から35周年の記念すべき年。その最後に、まさに予想の斜め上の上のそのまた上、成層圏を突き抜けるような発表に、即「Get Wild」がツイッターのトレンド入りするなど、WEB界隈は大騒ぎとなりました。
「清く 正しく 美しく」の宝塚モットーと「もっこり」が両立するのか!?
100年以上の歴史を持つ、未婚の女性のみで構成された宝塚歌劇団。「清く 正しく 美しく」をモットーに、人々に夢を与え続けてくれる夢のような劇団です。そんな宝塚で『シティーハンター』が舞台化とは、本当に驚き!!
というのも、『シティーハンター』といえば、主人公の冴羽獠が美女大好きでデレデレしてしまう描写が不可避!スキあらば「モッコリちゃ〜〜ん♡」と叫びながら、ある場所を膨張させて美女に突進。そしてパートナーの香に100tハンマーで殴られる、というお約束シーンが絶対に必要なのです。
そのデレデレとしただらしない描写があってこそ、針の穴にも銃弾を通してしまいそうなほど凄腕スナイパーである「シティーハンター」のかっこよさがキラリと光るのです。美女に鼻の下を伸ばしきった冴羽獠がいったい宝塚でどのように演出されるのか、「もっこり」はどうなってしまうのか、さらには海坊主はどんなビジュアルになるのか、今から楽しみでなりません!
雪組は、新生トップのお披露目公演!
宝塚雪組の現在のトップコンビは望海風斗さんと真彩希帆さん。この2人は、2020年1月からの『f f f -フォルティッシッシモ- ~歓喜に歌え!~』で退団が決まっています。次の新トップコンビとして発表されているのが、彩風咲奈さんと朝月希和さんのおふたり。そして、その新生トップのお披露目公演が、今回発表された『シティーハンター』なのです!
雪組といえば、宝塚の伝統的な「日本物」と呼ばれる時代物を得意とする伝統的な組。そんな雪組、しかも新トップお披露目公演で、まさかの「ミュージカル『CITY HUNTER』 ―盗まれたXYZ―」とは、宝塚劇団の攻めの姿勢が本当にすごい…!
一体、『シティーハンター』のどんなストーリーが舞台に切り取られるのか、とっても楽しみです。
過去は、こんな作品も宝塚歌劇団で舞台化!
宝塚歌劇団によるマンガの舞台化と言えば、『ベルサイユのばら』を挙げる方が多いと思います。しかし、ベルばら以外にも、実はこんなにもたくさんのマンガやアニメ・ゲームを実写化しているんです。
『ルパン三世 ―王妃の首飾りを追え!―』(雪組)
こちらで次元を演じているのが、『シティーハンター』で冴羽獠に挑戦する彩風咲奈さんです!
『るろうに剣心』
彩風咲奈さん、るろ剣では斎藤一役で登場していました。
『はいからさんが通る』(花組)
最近では、2020年に『はいからさんが通る』が舞台化。こちらでは、『シティーハンター』で香を演じるのでは?と推測されるトップ娘役の朝月希和さんが、芸者の吉次をしっとりと色っぽく演じていました。(ちなみに、あまりの完成度の高さに、筆者は舞台を2回、ライブビューイングを2回観に行きました。コロナでチケット払い戻しになってしまって観劇機会が減ったのが悔やまれます…もっと観たかった…)
他にも、『ブラック・ジャック』、『逆転裁判』、『銀河英雄伝説』、『戦国BASARA』、『ポーの一族』、『天は赤い河のほとり』、『メイちゃんの執事』など、本当に多岐に渡るマンガ、アニメ、ゲームを、素晴らしい舞台に生まれ変わらせてきたのが宝塚歌劇団なのです。
2021年もまだまだ続く『シティーハンター』ブーム!
2019年には、アニメ放送30周年記念を迎え、満を持して公開された映画『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』が大ヒット!さらに、フランスで実写化された『シティーハンターTHE MOVIE〜史上最香のミッション〜』までも日本で公開され、原作への深い愛とリスペクトを感じさせる映像の連続にファンは熱狂しました。(これも筆者のツボにはまりまくって1日に2回観ました)
2020年には連載開始35周年を迎え、全336話の扉絵から好きなイラストを選んでTシャツ、トートバッグを作れる「CITY HUNTER 336T PROJECT」なども展開。
そんな記念すべき35周年イヤーの最後に、このような大発表。2021年も、まだまだ『シティーハンター』の熱は冷めません!