昨今、自分の好きなことで生きるっていうのが流行っていますが、あなたの好きなことはなんですか?それを行動に移せていますか?
わたしは小心者なので行動するのがとっても苦手です。自分の好きよりも世間体でなんとなく決めて歩んできました。
でもそうするとだんだん自分の中の「好き」とか「わくわく」した気持ちが薄れていってしまいます。
でもそんな自分を変えたい!
そんな人に読んでほしいのが、安野モヨコ先生が描く『ジェリービーンズ』という作品です!
忘れかけていた「わくわく」した気持ちを思い起こさせてくれ、一歩二歩と行動する勇気を与えてくれます。
そして何と言っても全4巻で完結しているのでお財布にも優しいですよ♪
夢に出会う過程
この作品は田舎に住む中学生の主人公マメがファッションデザイナーになるべく突き進んでいく、挑戦&成長物語です!
「宝石のような女の子になりたい!」と、もともとモデル志望のマメでしたが、同級生がモデルにスカウトされ着々と夢に向かっていく様子をみて、自分のコンプレックスに直面します。
でもマメはそんなことではへこたれません。
コンプレックスは服のせい!ということでスカートを改造していくうちに服作りの魅力にハマっていき、ファッションデザイナーという生涯の夢に出会います!
「かわいくなりたい」から「かわいくなれる服が作りたい」というマメの心の変化。わたしが昔好きだったこと、やりたかったことは何だったろう。
夢に進む中での心理状態
夢に挑戦するといっても、そんな簡単な話じゃないですよね。マメが夢に向かっていく中でぶち当たる壁や気持ちの変化がとても共感を得られます。
特にマメがファッションデザイナーとして初めて自分の服を売るときに直面した時に感じた何とも言えない恐れ。
でも、その分売れたときはしびれるくらい嬉しかったり!!マメの夢が現実になっていく大きな一歩です!
夢と恋愛の中での究極の選択
マメにとって服作りと同じくらい大事なのが恋!恋する気持ちがマメのデザインの源です。
でも、夢を追いかけ時間を追うごとにだんだんすれ違う二人。お互い大好きなのに一緒にいることのできないもどかしさ!!
夢と恋の間で揺れるマメ。それでもマメは自分の夢に向かって前に進みます。
きゅんきゅんする気持ちと切なさがいい具合に表現されていて必見です!!
「夢みたいなことをカタチにしてるから夢みたいなことがおこってく」
マメはいつも自分の気持ちや直感に素直に行動し続けた結果、自分の服のコンセプトがライバルに認めてもらえたり、思いがけないチャンスが舞い込んできたりします!
でも、これって結局行動しないと何にもならないんですよね。
『ジェリービーンズ』を読んでいく中で、昔自分が好きだったことや、今挑戦してみたいものがあるという気持ちを認めることが出来、今まで何で自分は行動に移せてこなかったんだろうって後悔してしまいました。
でも、安野モヨコ先生の世界観とマメのひたむきさが、自分ももう一度夢に向かって前進したい!自分の気持ちに素直になって行動に移していきたいと勇気を得られました。
実際、わたしはこの作品を通してどきどきしながらアルのライターに応募し、ずっと好きだったマンガの記事を書くという夢みたいなことが実現しています!
「何を始めるにも遅いことはない」そう思わせてくれたのが『ジェリービーンズ』。とっても素敵な作品です。
ぜひ、みなさんも勇気をもらってください!そして思い立ったら行動に移していきましょ!