『私の少年』で人気を博した高野ひと深先生の最新作『ジーンブライド』の単行本第1巻が2021年11月8日に発売されました!
女性が抱える生きづらさに真っ向から切りこむ現代風ラブコメディー……かと思いきや、それだけにちっとも留まらない近未来サスペンス!? そんな今作のもつ、予測不能な面白さをお伝えしていこうと思います!
生きづらさを抱えた男女の物語
主人公はエンタメ系情報媒体のライターをしている女性、諫早依知(いさはや いち)。仕事に行けばセクハラ発言をうけ、家の近くでは変質者に遭遇。日々、女性であるゆえの生きづらさ感じています。
🏃♀️発売まであと⓯日🏃♀️
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[私の少年]の
高野ひと深先生最新作✨
『ジーンブライド』1
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11/8の発売日までカウントダウン🥳
まずは主人公いっちゃんを紹介‼️
👩諫早依知(いさはや・いち)
🔑エンタメ系ライター
🔑セクハラ等に日々新鮮にゼツボー中
🔑口が悪い#ジーンブライド#一緒に戦おう https://t.co/i48P3Z78WC pic.twitter.com/3O4jX07rSl— フィール・ヤング編集部 (@FEELYOUNG_ed) October 24, 2021
そんな彼女のもとに突然現れたのは中学の同級生だった正木蒔人(まさき まくひと)。出会い頭に「運命の相手だった」と名乗りますし、中学時代のお礼を言いにきたと語り、初っ端から依知は困惑しっぱなしです。
最初の出会いではすげなく別れるものの、偶然なのか必然なのか、その後、何度か行動をともにすることになります。そして次第に彼の性格もわかってくるのです。物事の要約が苦手で、イレギュラーに極端に弱く、人から注目を集めるとパニックになってしまう。そんな難儀な性格をしている彼は、依知と同じように生きづらさを抱えている人間だったのでした。
書店さん宛の色紙描いた!いっちゃんがいっぱい pic.twitter.com/oJvWAKFgt2— 高野ひと深 11/8『ジーンブライド①』発売 (@tknht3) October 29, 2021
そのせいか不思議と依知は彼のことがあまり怖くありません。だんだん打ち解けていくなかで、依知は同じく同級生でずっと行方が気になってた親友の近況を尋ねます。そして、それをきっかけにストーリーは膨らんでいくのです。
試し読みは👉こちら
これでもかと差しこまれる女性の生きづらさ
今作を語るうえで避けて通れないのは、女性の生きづらさというテーマでしょう。
冒頭に書いたように、依知は仕事ではセクハラを受け、プライベートでも変質者に頻繁に狙われています。男性の部屋に入るだけで警戒心が頭をもたげ、なんの目的か出したゴミを拾っていく男さえ現れます。
そんな女性が抱える生きづらさを蒔人が理解し、歩みより、対策を考えてくれる場面は、そのまま恋が始まってもおかしくありません。
『ジーンブライド』いよいよ明日発売です!どうぞよろしくお願いいたします🥺✨ pic.twitter.com/8qBa9mSmze— 高野ひと深 11/8『ジーンブライド①』発売 (@tknht3) November 7, 2021
女性の生きづらさが叫ばれるようになってしばらくになりますが、現実にはいまだに数多くの問題が残っています。だからこそ、そういった問題にフォーカスしたこの作品は多くの女性にとって共感を集めることができるのではないでしょうか。
仕事相手に初体験の年齢を聞くな(1/8) pic.twitter.com/3uZhn9Fy7M— 高野ひと深 11/8『ジーンブライド①』発売 (@tknht3) November 8, 2021
ちりばめられた数々の謎たち
最初、今作の舞台は現在の日本だという認識で読みはじめました。しかしどうやら私たちが生きている日本とは幾分違うようなのです。
例えば霧です。濃霧の影響で公共交通機関が止まるというシーンが出てきます。飛行機だけならまだしも都市部において電車やタクシーなども霧のせいで運休するとなると、どうやら普通の霧ではなさそうです。その上、依知のセリフに「霧も出てないし、適当に着替えて出かけよ…」というものがありますから、この作品における霧は何らかの危険に満ちている存在なのではないでしょうか。
💪発売まであと⓭日💪
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『ジーンブライド』1
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皆様今日も一日お疲れさまです👏
自分を責めがちなマジメなあなたに、
『ジーンブライド』の主人公へ
上司が贈った一句を🍵💮
めちゃ励ましをくれる漫画です。お楽しみに!#ジーンブライド#一緒に戦おう https://t.co/vBELmlrimP pic.twitter.com/RmAkzn7cBi— フィール・ヤング編集部 (@FEELYOUNG_ed) October 26, 2021
また依知と蒔人の通っていた中学校「秀光館学園」も謎にあふれています。依知が蒔人に向けて放つセリフに「あんた内部生でしょ、湿疹なんてできるはず……」というものがあります。また「外部生なんだから病気になることくらいありえるだろ」というセリフも。
どんな学校なのかは今のところ皆目わかりませんが、内部生であれば病気にならない、などという学校が普通に存在するはずはありません。
🌃フィーヤン10月号本日発売🌃
怒濤の急展開💥巻中カラー/高野ひと深「ジーンブライド」https://t.co/o8qfdCSc8q
学園時代の友人の話を聞くため、映画館に正木蒔人を呼び出した依知。依知が転校した後、彼女はーー。
待望のコミックス第①巻、11/8発売予定‼️ pic.twitter.com/ctQHPZLpyX— フィール・ヤング編集部 (@FEELYOUNG_ed) September 8, 2021
そんな小さな謎は何気なく出てきますし、女性の生きづらさの話題に気を取られているうちになんとなく読み飛ばしてしまうのです。しかし第1巻の最後でまさかの展開をむかえ、この物語がまったく普通の話でないことに気がつかされます。その段階ではじめて、サラリ仕込まれてきた謎の数々にやっと気がつくのです。
『ジーンブライド❶』本日発売です!
ラストページはきっと衝撃を受けてもらえると思うので是非体験してみて欲しいです😉⚡️
ご感想は #ジーンブライド のタグをつけて頂けたら馳せ参じます💐
現実を生き抜くあなたに
どうか届きますよう!
※感想を呟く際にはコマやページのスクショも投稿🆗です! pic.twitter.com/j09SlOh4eP— 高野ひと深 11/8『ジーンブライド①』発売 (@tknht3) November 8, 2021
後から考えれば出会った当初、蒔人が問いかける「きみは諫早依知なんだよな?」というセリフも意味深に聞こえてきます。
多くの謎は出てきたばかりであり、今後どのように進むのかはわかりません。でもこの第1巻を読んでもらえれば、先が気になって仕方なくなるのは間違いありません!
先生直筆のコメント入り刷り出しプレゼントキャンペーン中!
2021年12月7日までの期間、『ジーンブライド』第1巻の発売を記念して、抽選で10名に高野ひと深先生直筆コメント入り刷り出しがもらえるキャンペーンが行われています。詳細は以下のツイートを参照してください。
⚡️⚡️『ジーンブライド』11.8発売⚡️⚡️
第1巻の情報をまとめました!
特典情報、発売キャンペーンの詳細などは画像をご覧ください☺️
第1話試し読み▶️ https://t.co/SI3cgv9K9N
Pixiv試し読み▶️ https://t.co/9pbsuUJrYn
Amazon▶️ https://t.co/U5l3YnTw6p pic.twitter.com/cNJ6DpTPTW— 高野ひと深 11/8『ジーンブライド①』発売 (@tknht3) November 7, 2021
まだまだ物語は始まったばかり! 女性の生きづらさを扱ったマンガとして読むも良し、SFサスペンスとして読むも良し。いやその両方が絡みあってくる可能性も十分ある快作マンガ『ジーンブライド』を皆さんもぜひ読んでみてください!