『デッドマウント・デスプレイ』は、『バッカーノ!』や『デュラララ!!』といった小説の作者である成田良悟先生が原作、『バッカーノ!』のコミカライズを手掛けた藤本新太先生が作画を務める作品です。
人の身でありながら超常の力を持つ犯罪者や凄腕の殺し屋といった化物が跋扈する新宿を舞台に、異世界からの転生者が平穏な生活を送るため奮闘する姿が描かれています。
個性的すぎる登場人物たちと独特なセリフ回しがクセになるんです…!
異世界の者、新宿に転生す
数々の神敵を討ち果たし、「災厄潰し」と呼ばれるようになった最強の聖兵・シャグルア。彼は、過去100年で最大の災厄と言われるネクロマンサー・屍神殿(かばねしんでん)と対峙していました。
死闘の果て、とうとう屍神殿を追い詰め、とどめの一撃を叩き込むシャグルア。
そして次の瞬間、目を覚ますとそこは現代の新宿で、身体は四乃山ポルカ(しのやま ポルカ)という少年に転生していました。しかも、その少年の命を狙う殺し屋も現れ、追われることになります。
はたして、突如見知らぬ世界に放り出された彼の運命や如何に…!
望むものは平穏だけ
数百万人に1人の割合で生まれる特殊体質「亜眼(あがん)」。その体質を持つ者は生まれつきあらゆる生物の霊が見えてしまい、苦難続きの人生を送ることになります。
新宿に転生した彼も「亜眼」体質であり、幼い頃から壮絶な人生を歩んできました。
そんな彼が元の世界では手に入れられなかった平穏を求め、「殺し屋殺し」や「情報屋」といった仲間たちと共に仕事をするのですが、ことあるごとにトラブルに巻き込まれてしまいます。
はたして、新たな地でも困難ばかりの彼に安寧は訪れるのでしょうか…!
また、人の命を軽く扱ったかと思えば身体を張って子どもを助けるなど、どこか思考と行動にズレを感じさせる彼。その過去には何があり、一体どういう人物なのかというのも気になるところです。
新宿に集う化物たち
彼が元いた世界にはドラゴンや吸血鬼などのモンスター、神官やネクロマンサーといった神秘の力を行使する者が存在していました。
しかし、現代日本にもそんなオカルト的存在に勝るとも劣らない化物が潜んでいます。
魔法なしで人の範疇を超えた犯罪者「厄ネタ」
「厄ネタ」を追う警察組織「第三資料編纂係」
社会の裏側で暗躍する「仲介屋」と「殺し屋」
そんな彼らが徐々に新宿に集まり、やがて大きなうねりとなって物語を動かしていく展開にはワクワクせざるを得ません!
そして、異世界から来た彼もそんな化物たちと対峙することになります。
剣と魔法の世界の怪物と科学が発達した現代の化物がぶつかるとき、一体何が起きるのか…ぜひご覧ください!