皆さん、この日本に単行本百冊以上を刊行しているマンガが何作品あるかご存じですか?その数、わずか二十数作品しかないのです!そのうちの一つ、『パタリロ!』!こちらは1978年から連載を初め、2019年6月には少女マンガ史上最多の101巻を刊行しました!
そんな『パタリロ!』100巻達成を記念して、作者の魔夜峰央先生の原画展が開催されることが決まりました!
レジェンド!魔夜峰央先生
魔夜峰央先生は1973年より活動を始め、『ラシャーヌ!』、『パタリロ!』、『翔んで埼玉』などシリアス路線からギャグまで、怪奇もの、SF、アクション、ミステリーなどジャンルを飛び越えて唯一無二の世界を描いてきました。『翔んで埼玉』は掲載から約30年の時を経て復刻出版され「月曜から夜更かし」(日本テレビ系)で取り上げられたこともあり、55万部を売り上げました!これらの人気はとどまるところを知らず、『パタリロ!』は2016年、2018年に舞台化され2019年には実写映画が公開。また、『翔んで埼玉』も2019年に映画化されており、埼玉のみならず全国で大きな話題を呼びました!
原画展を見に行くべし!
こうして新しい世界が広がり続ける魔夜峰央作品、その原点をこの原画展で見てください!また、魔夜峰央先生の美麗かつ緻密な絵は見る者を妖しく幻想的な世界にいざないます…。先生の絵は一つひとつの装飾や背景が均一な線で隙間なく描かれており、強いベタによって深い闇や艶やかな夜が想起されます。
これは1800年代末期に活躍したイギリス画家のオーブリー・ビアズリーに影響を受けているとのこと。一度見れば忘れない、そんな衝撃と力を持っている「魔夜峰央原画展」ですが、魔夜峰央先生のデビュー45周年を記念して、2018年10月から今年2月まで明治大学米沢嘉博記念図書館で開催され、大いに話題を呼びました。今回は北九州市漫画ミュージアムでパワーアップした巡回展を開催します。作品やコーナーを追加して再構成し約300点にのぼる美しい原画や資料が展示されます!ぜひこの魅惑の世界へ入り込んでください!
開催概要
「パタリロ!」100巻達成記念 魔夜峰央原画展。
開催期間:2019年9月21日(土)~11月10日(日)
場所:北九州市漫画ミュージアム 企画展示室(北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるCity 5階)
主催:北九州市漫画ミュージアム
開館時間:午前11時~午後7時(入館は午後6時30分まで)
休館日:毎週火曜日(ただし10月22日は開館、翌23日が休館となります)
閲覧料:一般:900(720)円、中高生:400(320)円、小学生:200(160)円
閲覧料(常設展とのセット券):一般:1,200(960)円、中高生:550(440)円、小学生:300(240)円
展示構成は以下のようになっています。
第1章 初期怪奇短編 ― 魔夜作品に通底する怪奇のルーツ ―
第2章 ラシャーヌ! ― ギャグへの華麗な転身 ―
第3章 パタリロ! ― 驚異の超ロングセラー ―
第4章 アスタロト・シリーズ ― 魔夜峰央のライフワーク―
第5章 美少年美青年 ― 耽美な美少年・美青年たちを原画で鑑賞 ―
第6章 翔んで埼玉 ― 愛情の自虐ネタ ―
第7章 ミーちゃんの冒険 ― キャラになった魔夜峰央 ―
関連イベント
★ミーちゃんを囲む会 in 北九州~ミニトークショー&サイン会~
2019年10月5日(土)15:00開始予定
魔夜峰央先生をお招きして、ミニトークショーとサイン会を行います。
※事前申し込み必要。9月18日(水)午前11時からお電話による先着受付となります。
詳細はこちらのページをご覧ください。