ファンタジウム

杉本亜未/著

コマ投稿OK

ファンタジウム
comment icon 0

プロマジシャンを目指そうとした先で最愛の人を失ったマジックショップの店長の言葉が刺さります。

セリフ: 俺に演技をやめさせるには 充分すぎたよ 舞台に立つだけで足がすくんで 何もできなくなってしまった それでもまだ この世界の側に いたくて店を始めた 時折代償を払っている 気にもなったが ‥‥‥細々ながら常連も増えて、 俺を信頼してくれる客も通ってくれるようになった そしてこの年になって ふと思うのは 彼女は俺を怨んで 自殺するような女 だったか と‥‥‥ まぁ人の本心や 真実なんてものは わかりゃしないが 結果的には俺は ここで自分の人生を 見つけたわけで‥‥‥