アニメ2期も好調だった人気マンガ『ワンパンマン』の格闘ゲーム『ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS』のPV第2弾が発表されました。
この発表で非常に胸がアツくなる革命的な展開がありましたので紹介したいと思います。
『ワンパンマン』はWebコミックサイト『となりのヤングジャンプ』で連載されている、原作:ONE氏、作画:村田雄介氏のマンガで、自らを鍛えすぎた故にどんな強い敵でもワンパンで倒してしまうという設定の主人公サイタマがその圧倒的な力量の差に虚無感を感じながら戦うというコメディタッチのヒーローマンガです。
サイタマが到着したら勝負アリ!前代未聞の「ヒーローアライバルシステム」
このマンガを格闘ゲーム化するにあたり懸念されていたのは「サイタマは敵をワンパンで倒せちゃうのにどうやって格闘ゲームが成り立つの?」という点。
格闘ゲームは言わば「体力ゲージの削り合い」のゲームです。そのゲームでサイタマを表現しようとすると「体力ゲージを一撃で0にする」という、格闘ゲームにおいては禁忌の存在、ゲーム用語で言う所の「チート」なキャラになってしまいます。
そんな懸念を打破するが如く、今回発表となったゲームシステムが「ヒーローアライバルシステム」です。
このシステム、最大3対3のチーム戦においてサイタマをチームのメンバーとして含めてもサイタマはチームに合流するまで時間がかかるというもの。
(左のワイプにいるのが遅刻しているサイタマ)
すなわち、サイタマチームは数的不利の中で残りのキャラが時間を稼ぐ必要があり、逆に相手チームはサイタマが到着する前に相手キャラを全滅させる必要があります。
このゲームシステムによりサイタマの一撃必殺の設定を忠実に再現しつつ、従来の「体力ゲージの削り合い」に加えて「サイタマ到着までの時間稼ぎの勝負」という、格闘ゲームにおいて前例の無い戦略要素を含めることに成功しているのです。
これ、格ゲーファンと原作ファンを両方納得させる離れ業のゲームシステムだと思いませんか?
名作 or 迷作 ? 今後の発表に期待するしかない!
今回の発表で格闘ゲームに前例のない斬新なシステム、原作の忠実な再現度、そして何より開発者のワンパンマンと格闘ゲームへの情熱を感じる事ができました。
新たに戦慄のタツマキ、シルバーファング、アトミック侍の参戦も発表され、プレイヤーキャラの一覧も気になるところ。
ゲームバランス次第では名作とも迷作ともなり得るこの作品。今後の続報に期待せざるを得ません!次の一撃を待て!
ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS公式ページ
©ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部
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