光のメゾン

矢島光 / 著

コマ投稿OK

矢島光先生最新作『光のメゾン』チームワークと知られざるファッション業界に熱狂して

矢島光先生待望の最新作『光のメゾン』の単行本1巻が発売されました!

彼女のいる彼氏』では、実在する大手IT企業をモデルに働く女性たちの葛藤と恋愛模様を描き、『バトンの星』ではバトントワリングの世界を舞台にアラサーOLが再び夢に向かって羽ばたく姿を描いた矢島光先生が今回挑むのは、"超かっけぇチーム"がファッション業界の頂点を目指す物語です。

目指すのはファッション業界の頂点

幼馴染の五十嵐千(セン)と橋口燦(サン)は、幼い頃に見たパリのランウェイに憧れてファッションデザイナーへの道を志します。

そんな2人は、晴れて日本で御三家と言われているファッションブランド「タマエシノハラ」に新卒で入社するのですが、そこで圧倒的な才能を持つ宗方市(イチ)と出会います。

性格も才能もバラバラ...。そんな3人がファッションデザイナーという夢に向かって奔走する姿を描きます。

光のメゾン(1) (パルシィコミックス)
矢島光/著

チームワークと知られざるファッション業界に熱狂して

『光のメゾン』の見所は「チームワーク」と「知られざるファッション業界裏側」です。

主人公のセンは、小柄でキラキラとして大きな目がトレードマークの女の子。彼女はとにかくファッションへの情熱と周囲を引き込む力がピカイチです。そんな彼女の姿に勇気と希望をもらう読者も多いことでしょう。

そんなセンと幼少期から一緒にいるサンは長身で物腰の柔らかい青年。物事を俯瞰して見れる一番冷静なタイプです。センと一緒に無邪気に盛り上がったり騒ぐ一方で、与えられた課題を効率良く進めるなど頭脳派な一面を持っています。

最後に、センとサンが新卒で入社した「タマエシノハラ」で出会ったイチ。有名ファッションデザイナーの母を持つサラブレッドでイチ自身も類稀なる才能を持っています。ですが、単独プレイが目立つところや精神的な弱さが彼の弱点です。

これはチームとしてピースが揃わないのではないだろうか...と一抹の不安を覚える、性格はもちろん才能も情熱も異なる3人ですが単行本の帯にある

ぶつかることを恐れるな。痛みの数だけ人は成長する。

この力強いメッセージの通り、チームワークという無限大の可能性と夢に向かって情熱を燃やす彼らの姿に胸がアツくなります。

そして、チームワークと同じくらい注目したいのは「知られざるファッション業界裏側」。

実は作者の矢島光先生は、ファッション情報サイト「FASHIONSNAP.COM」で年に2回パリで行われるウィメンズファッションウィークの舞台裏やランウェイの様子を描いたマンガを連載していました。

ファッションの本場・パリで取材に明け暮れるファッションエディターたちの姿をコミカルに描いた本作。ファッションに詳しくない方でも楽しみながらパリコレの裏側を覗くことができます。

過去に、ファッションの本場・パリを舞台に マンガを描いていた矢島光先生が、今回『光のメゾン』を描くというところに大きな意味と運命を感じずにはいられません。

『光のメゾン』では、普段馴染みのないファッション用語の解説はもちろん、登場人物たちの華やかなアクセサリーやメイク、刺青などのファッションも見所の一つ。ぜひ注目して読んで見てくださいね。

各章のタイトルに隠れているのは?

最後に『光のメゾン』1巻をもっと楽しむ方法をご紹介します。

読み終わった後に冒頭にある各章のタイトルを改めて読んでみてください。

第1話 We Maison of Light

第2話 The First Monday in April

第3話 服を作るならこんなふうに

第4話 ランウェイで蘇って

...マンガ好きのあなたならもうお気付きですよね?

チームワークと知られざるファッション業界の裏側を鮮烈に描く『光のメゾン』。

1巻の続きは、講談社のマンガアプリ「Palcy(パルシィ)」で読むことができます。

彼らの「光」輝く日々をぜひ最後まで見届けてくださいね!