『対ありでした。 〜お嬢さまは格闘ゲームなんてしない〜』は、お嬢様を目指す庶民女子高生の綾と、誰もが憧れる完璧お嬢様の白百合が、格ゲーを通じて互いの生き様をぶつけているストーリーです。
『柚子森さん』『少女決戦オルギア』の作者である江島絵理先生によって、月刊コミックフラッパーにて連載中です。
あらすじ
「私も、お嬢様オーラを全身に纏いたい…!!!」
お嬢様になることに憧れて黒美女子学院に入学した綾でしたが、学校で毎日出されるカフェごはんに辟易し、クラスメイトに思わず九州人のソウルフードうまかっちゃんが食べたいと言ってしまう程の庶民派。
そんな綾はある日驚くべきものを目にします。他の女子生徒の憧れを集める高貴なオーラを放つ白百合が、空き教室で隠れて格ゲーをし、およそお嬢様とは思えないような煽りの言葉を画面に投げつけていたのです。
ただ先生に言いつけるつもりもない綾にとって、それっきりでもう白百合とは関わることもないと思っていました。しかし、綾の指に格ゲーマーならではのアケコンだこがあることを白百合に見抜かれてしまい…。
格ゲーへの思いも生い立ちも対照的な、交わるはずのなかった二人が、格ゲーを通じて深く関わっていきます。
庶民派女子高生 綾
お嬢さまから最もかけ離れた野蛮な概念 それが格ゲー!!!
綾はお嬢様になることを目指し、黒美女子学院に入学しました。そしてお嬢様になると決めたときに、かつて熱中していた格ゲーはやめました。なぜなら、綾にとってお嬢さまから最もかけ離れた概念だったから。
そんな彼女が再びコントローラーを手にしたのは、格ゲーに本気の白百合がキラッキラに輝いて見えたから。そしてそのキラッキラが自分にも欲しいと願ったから。
黒髪・猫目が特徴の綾です。
綾 まゆげいつもちゃんとかいてるのに消えてしまう pic.twitter.com/o88PhvMWEQ— 江島絵理˙ᵕ˙ (@ejimaeri) March 21, 2020
誰もが憧れる高貴なお嬢様 白百合
キモいし意味わかんない自分語りを聞いてあげたんだから対戦してくださいよ!!!対戦しろ!!!
誰もが憧れる美貌、そして高貴なオーラを纏う白百合。そんな彼女は実は格ゲーマーでした。
黒美女子学院は全寮制でゲームも禁止されているのですが、白百合はそんなことにはお構いなしに、格ゲーに情熱を燃やします。彼女にとっては今の自分が全てだから。
ピンクの髪・綺麗な瞳・両目の下の泣きぼくろが特徴の白百合です。
23日発売の「対あり」単行本①について書きました✏️!!https://t.co/FFOzufVTGu pic.twitter.com/WgJSMjYUsK— 江島絵理˙ᵕ˙ (@ejimaeri) June 8, 2020
架空の格ゲータイトル Iron Senpai 4
綾と白百合が熱中する格ゲーのタイトルがIron Senpai 4。通称π4(パイフォー)。この架空のゲーム自体とても面白そうなのですが、それに加えて格ゲーに詳しくなくても楽しめる要素が盛り沢山なんです。
例えば、対戦の場面ではゲーム画面と同時に綾と白百合の本気の表情がカットインされたり、お嬢さまに似つかわしくない相手を罵倒する心の声が聞こえたり、誰だかわからないけど天の声的に実況が始まったり。
そして、特に必殺技のセリフがとてもかっこいい。綾が使うキャラクターの猫見書記のセリフは「八つ裂きにしてさしあげますわ!!!」。白百合が使うキャラクターの鋼先輩のセリフは「脳味噌ブチまけろオラァァ!!!」。これらのセリフはお嬢さまに憧れる綾と、勝つことが全ての白百合の対比になっているように感じます。
コミックス第1巻記念PVも見てほしい!
少しでも興味のある人はぜひコミックス第1巻記念PVが公開されていますので見てみてください!
【キャスト】
深月綾:ファイルーズあい
白百合さま:長江里加
鋼先輩:浅野良介
猫見書記:鶴野有紗
本作に思いを馳せながら、明日ジョイスティックを握りませんか?