旅の肴~十返舎一九 浮世道中 旅がらす~
寛政六年(1794年)、十返舎一九が浄瑠璃作家として頭角を現し始める少し前。。。当時人気の版元・蔦屋重三郎の世話になっていた与七(後の十返舎一九)は、蔦屋から大きな仕事をまかされる。それは、諸国の銘酒、名物料理、名産品を絵とともに一冊にまとめるガイドブック制作。田沼意次失脚以降、落ち込むばかりの景気の中、与七は寛永寺の修行僧・八舟とともに、妓楼の借金回収と美味いものを探す、珍道中が始めるのだった。
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