2024年に日本の1万円札の顔になる人物、日本資本主義の父・渋沢栄一。
2021年2月から放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝け」では俳優の吉沢亮さんが栄一を演じ話題になっています。
🔵 5分ミニ番組のお知らせ🔵
『青天を衝け』の世界
あす 2/14(日)[総合]前5:10
栄一の故郷、江戸時代の埼玉県深谷市を再現したオープンセットをご紹介!
早朝ですので、よろしければ、録画や見逃し配信などでご覧ください。
▼NHKプラスhttps://t.co/Dp3RQAcp8O#青天を衝け#2月14日スタート— 【公式】大河ドラマ「青天を衝け」 (@nhk_seiten) February 13, 2021
実は筆者は「資本主義の父」と呼ばれる彼について、お札の新しい顔になるというニュースを見るまで名前すら知りませんでした。
何故彼は「資本主義の父」と呼ばれるようになったのか。そして、どんな人物だったのでしょうか?
『開口一番!』の著者・町田翠先生が描く月刊!スピリッツ連載作品『栄一』から彼について学ぼうと思います。
あらすじ
渋沢栄一は埼玉県深谷市に生まれ、栄治郎(えいじろう)と名付けられ藍染めの原料となる藍葉の生産等を生業とする百姓の家で暮らしていました。
17歳の青年に成長した頃、武士達から百姓の身分故に虐げられる家族や周囲の人々の様子を目の当たりにし憤りを感じます。
ペリー来航で幕府への不満が募る時代背景も相俟って、倒幕派の思想が芽生えていくのです。
その後、討幕運動の為に訪れた京で行き詰っていた所、縁のあった一橋慶喜(後の徳川慶喜)の側近・平岡円四郎に出会い成り行きで一橋家に仕えることに。
始めは武士の下で仕える事に抵抗感を抱きながらも、開国派の平岡や西郷隆盛との交流で一番身分を気にしていたのは自分自身であることに気付き考えを改めて懸命に働きます。
更に一橋家の歩兵部隊の徴兵の為に赴いた領地で、財政改革かつ資本主義に進む第一歩となる行動を起こします。
本誌では平岡が暗殺され、慶喜が将軍になり、彼の命令でパリへの出向する事になった栄一によって歴史が動き出します。
栄一がこれからどの様に日本の経済に影響を与えるか、今後の展開に注目です!
人気のご当地キャラも熟読!
渋沢栄一の出身地・埼玉県深谷市のご当地キャラ・ふっかちゃんも「青天を衝け」の予習として『栄一』を読んだとのこと!
ふむふむ…Y(o˘ω˘o)Y #渋沢栄一 さんが主人公の大河ドラマ『#青天を衝け』の予習ちぅ♪ふわりちゃんと一緒に #栄一 のコミックを読んだよぉ!Y(o0ω0o)Yはじめてのかたでもわかりやすい内容だねぇ♪放送開始まであとちょっと…まだ間に合うよぉ!Y(o≧ω≦o)Y #2月14日スタート #深谷市の偉人 #渋沢栄一 pic.twitter.com/DoL4boTyzo— ふっかちゃん (@fukkachan) February 5, 2021
ふっかちゃんのコメントの通り、町田先生の人懐こい優しい絵柄で丁寧にわかりやすく物語が描かれているのでこれから勉強したい方にもオススメです。
知る事が歴史の第一歩
『栄一』を読んでから少しづつ渋沢栄一について知り更に色々調べていく内に、筆者の地元・仙台の地方銀行である七十七(しちじゅうしち)銀行の設立に大きく携わっている事が判明し、より親しみが湧いてきました。
栄一が人や文化を知る事で歴史が変わっていったのと同じように、今まで知らなかった彼の歴史を知ると更に栄一を私達の身近に感じられるかもしれません。
私達は何か知らない事実を目の当たりにすると、思わず拒否反応を示してしまう時もあります。
しかしそれは様々な知識を身に付けていく事で対処が出来て、柔軟で視野の広い考えや意見を持てる様になる為の自分自身の前向きな姿勢が大事なのだと教えてくれる作品です。
『栄一』第1話は月刊!スピリッツ公式サイトにて試し読みが可能です!