ディズニーの人気キャラスティッチが、なんと戦国時代の日本で大暴れ!そんなユニークな設定の『殿さまとスティッチ』の魅力をお伝えします。
殿さま、「青いタヌキ」と遭遇する
銀河連邦の天才科学者によって作られたエイリアン(通称試作品626号)だったスティッチ。組織から宇宙船で逃亡した先は、戦国時代の日本でした。そこに居合わせていたのが大和命尊(やまとめいそん)と呼ばれる殿さま。
この殿は天下統一の為なら焼き討ちも厭わない冷酷な男として恐れられており、今まさに焼き討ちをしようとする場面でした。
宇宙船から現れたスティッチを見て青いタヌキと認識したと同時に、殿の心の中に今まで存在していなかった「可愛い」という感情が芽生えます。
スティッチとの出会いによって焼き討ちは中止となり、殿とスティッチの交流が始まります。
あのスティッチが戦国時代にやってくる話① pic.twitter.com/PZIQO1JELu— 和田洋人@宇宙旅行中 (@HIROTO_WADA) June 26, 2020
お互いに芽生える信頼と気持ちの変化
スティッチを天から捨てられた一匹の生き物と思い「捨て一(すていち)」と名付け自分の城で共同生活を始めた殿。
殿も幼少期に家族に捨てられた過去を持ち、お互い「愛」というものを知らずに生きてきた者同士でした。そんな殿が彼を可愛く思い、仲良くしたいと願うもそれを最初は拒絶していたスティッチ。
しかし栗拾いに出かけた時、スティッチはたくさん栗を手に入れたい余り、隠していたもう2本の腕を出し、持ち前の怪力で栗の樹を根元から抜いて大きく揺らし落とそうとしました。
それを見た殿はそれを優しく窘め、スティッチも樹を植え直します。
その二人の様子から、共に生活していく内に心の距離が縮まり、信頼感が芽生えていくのが見てとれます。(腕が増えているのを見て殿はまた別の不信感を抱いてはいますが…)
いつか来るスティッチとの別れ
ただのタヌキでは無いということに(今更)気付いてしまったものの、それでも構わない、一緒に居たいと思っている殿。
しかし、一緒に見ていた絵巻の中で「お花」という娘が家族と暮らしている様子を見て寂しそうにしているスティッチが描かれていることから、いずれアニメ「リロ&スティッチ」の世界へ帰る日が来ることが予想されます。
ちょっぴり寂しさもありますが、基本的には殿とスティッチがドタバタしている笑えて心が温まる作品です。
『殿さまとスティッチ』はコミックDAYSで連載中です!
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