ツイッターで17万いいね!を獲得し、子育て絵日記で多くのフォロワーの共感と癒しを与えてくれる大人気作家むぴーさん。
その原点となる、育児マンガ『母がはじまった』を紹介します!
この作品は初めての出産や育児に戸惑う主人公「リサ」の、産後7日間を描いたWeb連載『母、はじまりの7日間』を再編集し、多くの書き下ろし(父親視点の話や、退院してからの生活を描いた家族編、コラムなど)を加えた作品です。
母がはじまった(1/2) pic.twitter.com/3MTAe4aaEG— むぴー (@mupyyyyy) January 27, 2020
最初から完璧な母親なんていない
初めての出産、育児に戸惑う主人公「リサ」の物語です。
妊娠がわかった時はとても嬉しくて、赤ちゃんが生まれてくるのが待ち遠しくて仕方なかった。でも、実際は自分が産んだ子なのになんで心の底から「可愛い」って思えないんだろう?自分はもっと母親として出来ると思っていたのに、できない。。赤ちゃんと離れて自分の時間がほしい。
我が子の泣き声は、まるでビーム。オロオロの新米母には、実母が神に見える https://t.co/wIJ3gxWtkf— むぴー (@mupyyyyy) April 22, 2020
でも、母親になったんだからそんな弱音は吐いちゃいけない。もしかしてわたしは母親に向いていなかったのかな。
何もかも初めての育児にリサは、自分の理想の母親像と現実のギャップに戸惑い、悩み、苦しみながらも、親になるとはどういうことかということを学びながら、母親になっていく姿が描かれています。
はじめての子育ての孤独に寄り添ってくれる
『母がはじまった』は、むぴーさんの実体験を元に描かれたフィクションマンガです。初めての出産、育児は慣れないことばかりで不安になりがちです。
人に気軽に相談できない自分の中にある孤独や不安、そしてもどかしい気持ちがとても丁寧に描かれていて、そんな気持ちに寄り添ってくれ味方になってくれるマンガです。
母親だって弱音を吐いたっていいし、最初っから完璧な母親なんていないから焦らなくても大丈夫だよというメッセージがあります。
わたしは現在4歳になる息子と2歳の娘を育てていますが、忘れかけていた4年前に息子を産んだ記憶が鮮明に蘇って、本を読みながら泣けてきました。
あの時は辛かったよね、頑張ったねって言ってもらえるようでしたし、理想の母親になれなくて罪悪感でいっぱいだった自分を許してあげれた気がしました。
父親だってはじめての育児に戸惑う
そして、書き下ろしである父親「ショウジ」視点のお話もとても参考になります。
女性は妊娠した時から「母親」になりますが、男性は違います。赤ちゃんが生まれてきていきなり「父親」になる戸惑いもあります。
奥さんのことを助けてあげたいけど、どう手伝えばいいかわからない。奥さんが何に対して悩んでいるかもわからない。
子供が生まれてから生じる誤解だったり、すれ違いなどの夫婦の問題が、両視点あることで夫婦として話し合えるいいきっかけになりそうです!
そうやって親になる
女性も男性も親になったばかりの頃は、何もかも不慣れで大変なのは当たり前です。最初から完璧な親なんていませんし、私たちの親もそうやって私たちを育ててくれました。
この作品を読むと、「お母さんありがとう」って心が暖かくなる作品です。
これから出産する人はもちろん、かつて、そんな日々を通り過ぎてきた人、今現在、眠れない夜を過ごしている人、すべての新米ママ・パパにそっと寄り添ってくれるオススメの一冊です!
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