河内残侠伝 軍鶏【シャモ】

篠原とおる /著

大阪国際空港にひとりの女性が降り立った。彼女はFBIの研修も受けてきた凄腕・岩瀬朝。《八尾の駒吉》こと岩瀬駒吉の娘…人呼んで《八尾の軍鶏》! 大阪府警は彼女を誘致するが、彼女は断固としてフリーの立場を貫き、その依頼を突っぱねた! 父の子分であった松に、父の死亡原因を聞く朝。寝タバコが原因だというが、松は駒吉が死ぬ1か月前から禁煙をしていたということを朝に告げた。不信な死。独自の調査を続ける中で、駒吉が死ぬ数日前に、土地と屋敷の登記が移されていたことを知る。渡った相手は《天の川物産KK》…。そして駒吉が面倒をみていた徹子の背中に浮かび上がる「無念」の刺青! 父は殺されたのだ! 何故、父は殺されたのか…蠢くどす黒い意志を感じながら、父の無念を晴らすため、《八尾の軍鶏》こと岩瀬朝が立ち上がる! 第1巻(全14巻)。

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