舞妓さんちのまかないさん

小山愛子著

元気に”舞妓さん”でいてもらう物語『舞妓さんちのまかないさん』が心もほっこり満たしてくれる理由

舞妓さんちのまかないさん』は週刊少年サンデーにて2017年から連載中の小山愛子先生による、舞妓さんとその食生活を中心に描く心温まる少女たちの成長物語です。幼馴染のキヨとすみれが京都の花街を舞台に、修行と料理と、時々恋心に振り回されながら、奮闘する少女たちの姿にきっとあなたも癒されて、応援したくなるはず!?

完璧な舞妓さんと陰のまかないさんのダブルヒロイン

舞台は京都の中心、夜に咲く花街の屋形「市」。戸来すみれ野月キヨは舞妓を目指して青森から上京してきたのでした。すみれ(すーちゃん)は「100年に一度の逸材」と評され、屋形の女将からも先輩の舞妓さんからも一目置かれる存在であり、あっという間に舞妓としてデビューします。その才能は「努力することを厭わない」という完璧主義的な性格の賜物だったのです。

一方、マイペースすぎる性格に引っ張られ、舞妓としての素質が乏しかったキヨは「お止め(おとめ)」と宣告され、里に帰ることになります。しかし、元々のまかないさんだったおばちゃんが腰痛で倒れてしまいます。そこで、幼い頃から祖母に仕込まれた「料理の腕前」を発揮したキヨは、まかないさんとして屋形に残ることに!

そんな完璧超人の舞妓少女すーちゃんと、家事全般もこなせる裏方のキヨの絶妙な表裏一体感が物語のアクセントとなって飽きさせません。

舞妓の世界と家庭的な世界の優しい融合

この作品では、「舞妓のリアルな生活」を知ることができるのも魅力の一つとなっています。

花街では客の男性に里心をつかせてしまうことがご法度であるため、「家庭的なもの」が避けられていることを知っていましたか? 例えば「カレー」。カレーの匂いをつけてしまうことで男性にふるさとを思い出させてはいけません。そのため、キヨは舞妓のみんなにカレーを作ってあげることができないのです。驚きですよね!?

我慢できなくなったキヨがお休みの日に、元まかないさんのおばちゃんの家にお邪魔して、わざわざ大好物のカレーを作っては頬張る姿など、なんともいじらしいのです。

そのほかにも、キヨが作る料理は「小山さんちのごはんメモ」として見ているだけでお腹が空いてくるほど美味しそうなイラストで紹介されています。その多くは作者の小山愛子先生の思い出の料理であることが多く、厳しい舞妓の世界とは対照的ですが見事にマンガの世界観と融合しています。

プロとしての顔、親友としての顔、そのギャップに萌える!

仕事の上では完璧なすみれも、10代の少女としての等身大の葛藤があり、時には幼馴染への恋心に悩んだりします。しかし、それでも仕事に集中するあまり、親友のキヨが作ってくれた献立を忘れてしまうことにショックを受けるなど、様々なシーンが二人の絆を印象付けています。

NHKでアニメ化が決定!!

放映が今からとても待ち遠しく、お腹を空かせて待っています!

皆さんもキヨの作る料理に涎を垂らしながら、二人の成長をほっこり見守ってみませんか?

作中に流れる空気が、もう京都そのものなんです!

舞妓さんちのまかないさん (全13巻) Kindle版

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