『蒼のアインツ』は『じゅういちぶんのいち』で知られる中村尚儁(なかむら たかとし)先生による、コミックDAYSで連載中のサッカーを題材にした作品です。
主人公はプロ3年目、若干20歳のゴールキーパー神谷蒼。彼が日本代表の正GKを目指し奮闘する様子が描かれています。
訪れたチャンス
Jリーグ1部チームに所属する神谷蒼は、今シーズンのリーグでの活躍が認められ、初めて日本代表に招集されます。
そこで初めて感じた世界との力の差。自分が日本代表の正ゴールキーパーになるという目標を掲げる神谷は、今のままの自分ではいけないと葛藤します。
そんな最中突如舞い込んだ海外クラブからのオファー。声が掛かったのはドイツ2部リーグの下位に属するチーム。
条件の良くない今回の移籍オファーを渋るチームに、自身の成長の為に移籍を懇願し、なんとか念願の海外移籍を果たすも、辿り着いた異国の地では想像を絶する様々な困難に直面します。
たった1人だけの異質なポジション
ゴールキーパーというポジションは、サッカーの世界において、ただ1人手が使える異質なポジションでもあります。
自分のミスが即失点に繋がり、チームが負けた際には批判の的になることも少なくありません。
チームの花形である攻撃的なポジションの影で、日本では決して人気のポジションとは言えないゴールキーパーを主人公に据えたところにこの作品ならではの魅力が光ります。
『蒼のアインツ』第4巻が今月8日発売されました!
今回は、蒼を毛嫌いする監督スヴェンソンや、ユースの凄腕GKコーチパトリックの過去が明らかになる巻です。頑張って描きましたので、よければご覧になってみてください^^#サッカー#サッカー漫画#GK pic.twitter.com/sG9qTo8EVG— 中村尚儁@『蒼のアインツ』コミックス4巻発売中 (@D7sBz1ho9hM30S4) July 15, 2020
折れない心を学ぶ
本作の筆者が感じる1番の魅力は、主人公である神谷の折れない心です。
自分のミスが即チームの敗北に繋がる尋常ではないプレッシャーのかかる場所で、W杯という最高の舞台で活躍する選手になることを夢見る神谷。
常人なら気持ちが切れてしまってもおかしくない場面でも、決して下を向くことなくチームの最後の砦として立ちはだかるのです。
勇気を貰いたいアナタに
異国の地で何度となく心が潰されてしまってもおかしくない場面に遭遇しながらも、前を向いてただひたすらに、ひたむきにゴールを守る神谷のその姿には勇気を貰えます。それは、それぞれの場所で闘っているアナタの背中を押してくれる力に必ずなります。
ゲキサカにて『蒼のアインツ』と連動したGK企画をやっていただいております!
みなさんぜひご覧になってみてください。
ご協力いただいた選手やゲキサカのみなさん、ほんとにありがとうございます!#サッカー#蒼のアインツ#ゴールキーパー https://t.co/DX0xNV2r6Z— 中村尚儁@『蒼のアインツ』コミックス4巻発売中 (@D7sBz1ho9hM30S4) August 12, 2020
1人しか立てない場所で、1番を目指して
アインツとはドイツ語で1番を意味する言葉です。サッカー用語では、1番とは正ゴールキーパーの背番号を意味します。
1人しかポジションが用意されていないゴールキーパーの世界で、1番を目指すという意味が作品タイトルには込められているのではないでしょうか。
誰しも叶えたいもの、そして守りたいものがある。そんな想いを抱く全ての方に読んで頂きたい作品です。読者の心を奮い立たせてくれる、1人の青年の物語です。
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ゴールキーパーは凄くて、強くて、カッコいいんです
OGP:プレスリリースより