逢魔が橋
どんなに時代が変わろうとも、人の出会いや別れの裏には、言葉では語り尽くせない激しい感情と物語が潜んでいる。ささやかに生きることの尊さを知りながら、なぜこうも人は〝魔〟に魅せられてしまうのだろうか…。中世を舞台に、人の来し方行く末を見守り、生きる力、そしてあの世への旅立ちを静かに見送る不思議な力を持った橋守は、人の背負った苦しみや悲しみを、解決よりも〝解放〟へと導いて行く。現代人が見失ったしなやかな逞しさにあふれる傑作!◎解説:田中貴子 (国文学者)◎タイトル文字:遠藤ミチロウ
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