銀魂

空知英秋 / 著

映画「銀魂」鬼滅の刃イラストが来場特典だとTwitterで話題に

2021年1月8日公開予定の『銀魂 THE FINAL』の新たな予告動画が7日に公開されました。

動画内で作品に関する新情報が解禁され、特に入場者特典の第一弾が「空知英秋先生の『鬼滅の刃』描き下ろしイラストカード」という点で話題になっています。

週ごとに変わる入場者特典の第一弾が『鬼滅の刃』イラストカードであり、映画『銀魂 THE FINAL』オフィシャルサイトによれば、同作の主人公である竈門炭治郎とメインキャラクターである「柱」を『銀魂』作者の空知英秋先生が描き下ろしたものだということです。

予告動画では合わせて「歴代名エピソード&「銀魂 THE FINAL」のフィルム風シール合計30種がランダムでもらえる!」と書かれています。

しかし、主人公の坂田銀時を演じる杉田智和さんが「空知英秋描き下ろし『鬼滅の刃』もらえる」とナレーションを入れて動画が終わるなど、明らかに『鬼滅の刃』イラストカードのほうに力を入れていることが伺えます。

Twitterでは「空知先生」「イラストカード」「空知英秋氏」「銀魂の映画」「便乗商法」「感心の声」「さすが銀魂」など作品関連の複数のキーワードがトレンド入りし、銀魂にジャックされた状態に。

便乗商法のようなキーワードとともにトレンド入りしている一方でネガティブな感想はあまり見受けられず、「便乗商法でさすがと言われるのは『銀魂』くらい」といった感想が多く寄せられ、両作のファンからあたたかく受け入れられているようです。

また、予告動画の1:21あたりからアニメーションが線画になってしまっており、志村新八役の阪口大助さん、神楽役の釘宮理恵さんがセルフツッコミを入れていたりと、1月8日の公開に間に合うのか何とも心配な仕上がりになっています。

『銀魂』は原作コミックス、アニメともに時事ネタや他作品のパロディを取り入れた作風で知られる人気作品。

江戸では、突如宙から舞い降りた異人「天人」の台頭と廃刀令により侍が衰退の一途をたどっていた。しかし一人、侍の魂を堅持する男が…。その名は坂田銀時。甘党&無鉄砲なこの男が、腐った江戸を一刀両断…するかも!?

「週刊少年ジャンプ」にて長く連載され、何度も完結の告知をするもなかなか最終回を迎えられず、「少年ジャンプGIGA」「銀魂公式アプリ」などに媒体を移しながら、2019年6月に約15年半にわたる連載を終えました。

”最終回詐欺”の『銀魂』ついに完結 3度の告知経て本当に…15年半の歴史に幕

掲載誌を変える際には空知英秋先生のお詫びの文言も掲載されるなど、異例づくしの作品でしたが、そういったある種の「締まらなさ」も含めてファンから愛される作品です。

予告動画では原作の連載がいつまで経っても終わらなかったこともネタにされており、動画の終盤には「本当の最後を見届けろ」のコピーが書かれています。

また、8月に公開された前回の予告動画でも「ホントに最後!!!」というコピーが書かれ、アニメを含めて作品がようやく終わりを迎えることが押し出されているようです。