青に、ふれる。

鈴木望著

『青に、ふれる。』コンプレックスを「告白」し新たな関係性が生まれる第4巻レビュー!1・2巻無料キャンペーンは2021年10月26日まで!

「痛みを知っている僕だからこそ、教師になって伝えられる何かがあるかもしれない」

青に、ふれる。』の作中で登場する高校教師、神田先生の言葉です。神田先生は自身の相貌失認(そうぼうしつにん)という、顔を見てもその表情の識別が出来ず、個人の識別が出来なくなる障がいを起因としたいじめに遭い、不登校を経験しています。

誰しもが持つ大小様々なコンプレックスや、心のどこかに残り続ける本人さえも気づかないトラウマを、高校生という多感な時期を舞台に描く『青に、ふれる。』第4巻が2021年10月12日に発売されました!

本記事では、「THE-青春真っただ中!」な修学旅行や進路を題材に、高校生と若手教師がそれぞれのコンプレックスをカミングアウトし身軽になっていく、見どころ満載な第4巻のレビューをお届けします!

様々なコンプレックスを描く『青に、ふれる。』

『青に、ふれる。』は、生まれつき太田母斑(おおたぼはん)と呼ばれる青いアザを持つ女子高生・青山瑠璃子が主人公の青春ラブストーリー。アザをコンプレックスと感じている瑠璃子を中心に、知らず知らずのうちに傷つき、拒否反応という形で自身に影響を与え続けるトラウマを丁寧に描いた作品です。

本作品の著者である鈴木望先生は、ご自身にも瑠璃子と同じように、生まれつき顔にアザがあることを公表されています。見た目のコンプレックスに悩みながらも、気にしないふりをしたり、アザのことを他人から言われて傷ついた生の経験がリアルに作品に投影されています。

恋と出会いがコンプレックスをほどいてゆく、第4巻の見どころは!?

お互いへの理解が深まるときに起こる、湧き上がる安心感。信頼し合える関係性を築くのに、立場や性別といった属性は必要ないのかもしれません。

第4巻は、これまでの巻で少しずつ積み上げられ土台づくられた、お互いの関係性がガラリと変わる「告白」と「受容」の巻と言ってもいいのではないでしょうか。

「告白」それは、恋愛シーンだけでなく、隠していた秘密を打ち明けるカミングアウト的な意味も持ちます。何気ないおしゃべりから伝わる相手の本音や本質が垣間見えて、思わず自分の思いがあふれ出すそんなシーンが満載な第4巻。彼らの「告白」がどう相手に伝わり、「受容」されていくのでしょうか。

自分の伝えたいことが、「ちゃんと」伝わる。もし伝わらなかったとしたらどう伝わったのか再確認するチャンスがある。彼らの信頼関係が深まっていく様子に嫉妬に似た感情を感じてしまうかも!?第4巻の収録話も読めちゃうので、是非この作品のなんとも言えない「心をさらけ出してしまいそうな空気感」を感じてみてください!

第4巻に収録の第21話「なりたい自分」

第4巻に収録の第22話「ナンパとたこ焼き」

本作品をより深く楽しむために!鈴木望先生とタレントの有村藍里さんの対談記事はこちら!

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