劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』全米でも大ヒット！国内ファンとの反応の違いは？

2020年10月の公開から半年以上のロングラン上映中である劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』。この度今作が現地時間2021年4月23日より海を越えてアメリカでも上映が始まり、大きな話題となっていることが報じられています。

公開直後に米国内では、外国語映画でのオープニング興行成績歴代第1位という輝かしい記録を樹立したことが話題に。劇場版に足を運んだ海外のファンからも、大きな評判を得ているようです！

ジャパニーズアニメの新たな金字塔！？劇場版『鬼滅の刃』海外でも話題に！

台湾や韓国に続き、アメリカでも上映が開始された劇場版『鬼滅の刃 無限列車編』。その勢いは向こうでもすさまじく、公開直後の週末の興行成績は英語吹き替え版と字幕版あわせて約2,100万ドル（約22億円）。米国内で公開された外国語映画のオープニング興行成績としてはこれまでのトップだった『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』を越え、堂々の歴代第1位記録を樹立しました。

また、上記の興行成績は、米国内の収入成績ランキングでも第2位を獲得するという大躍進。とは言え1位を獲得した『モータル・コンバット』と比較しても圧倒的に映画館の上映館数や広告宣伝費は少なく、それを加味してもこの記録は恐るべき数字であると報じられています。

さらに4月30日の最新情報によると、全米公開の影響で本作が全世界での興行収入500億円を突破。2020年に公開された映画を対象とした全世界興行収入ランキングで見事1位に君臨し、名実共に世界で覇権を握る作品となったそうです。

実はアメリカだけでなく、これまでに公開されている台湾や韓国を始めとした諸外国でも、外国語アニメ映画の興行成績を軒並み塗り替えたり、史上初の記録的動員数を誇ったりしている『鬼滅の刃』。今後中東や欧州での公開も予定されており、その快進撃はまだまだ止まりそうにありません。

これまでの人気日本アニメ映画との共通点も！？鬼滅海外ファンの反応は

これまで海外で人気のあった日本のアニメ映画といえば、宮崎駿監督によるジブリ作品や、今や世界中の子どもたちを虜にする『ポケットモンスター』シリーズなどが挙げられます。

また国内でも大ヒットした『君の名は。』や、同じマンガ原作のアニメ映画であれば『僕のヒーローアカデミア』シリーズなども実は米国で大人気なんです。

それらの映画と同じく、海外のファンから非常に好評なのはやはりその映像の美しさ。迫力のバトル演出や物語後半に向けてどんどん激化していく戦闘シーン、そしてクライマックスは言わずもがな。さらに物語冒頭から随所で展開される緻密な背景描写なども、この映画の映像美の高評価を支えるポイントでもあるようです。

一方で物語のストーリーは「『鬼滅の刃』を知らない人でも楽しめ、事実多くの人が映画から新たにファンとなった」日本とは少し違い、アメリカなどでは「劇場版だけでは少し物語がわかりにくいかも」と評する人も多い様子。この点に関しては、大前提としての日本の時代考証や歴史的背景の知識の有無ももしかしたら影響を及ぼしているのかもしれません。

ですが、今作の映画のキーパーソンでもある煉獄杏寿郎への人気は海外でも非常に高いんだそう。『鬼滅の刃』の主体となる鬼殺隊の模範的人物でもあり、ともすれば日本という国のイメージとしても強い「武士道」に通ずる精神を持つような。そんなキャラクター性も、海外のファンにとっては非常に魅力的に映るポイントの1つなのかもしれませんね。

『鬼滅の刃』人気は海を越えて…その勢いはまだまだ続く！

GW明けには国内でも、ついに前人未到の興行収入400億突破とも言われている今作。6月にはBD＆DVDも発売するなど、まだまだ目が離せません！

OGP画像はプレスリリースより
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002970.000016356.html©吾峠呼世晴／集英社・アニプレックス・ufotable