商業主義とクリエイターの情熱という相反するコンセプトを止揚した類い稀な作品。売れなければ食っていけない、本質的なものがわかる人間は少ないという現実を見据えながらもラーメンの本質を追い求めていく主人公(ハゲ)の姿勢には心を揺さぶられること請け合い。「ラーメンに限ったことではない。新しい何かとは、構造を疑い破壊することなくしては生まれないのだ!」というセリフ、今も仕事に取り組む上で大切にしています。 ラーメン発見伝 fLike icon 1
ギャグ漫画界のピーター・ティールことフォビドゥン澁川先生のデビュー作。先生が切り開き続けているギャグ漫画の新たな地平ときたら「Zero to One」どころの騒ぎではない。クラシックなギャグへのリスペクトが伝わるがゆえに、隠しきれない狂気とイギリス紳士ばりのウィットに富んだ世の中への皮肉がアクセントになり、クセになる。ワードセンスも抜群。どう考えてももっと売れていいが、時代を先取りすぎたか。。。 パープル式部 fLike icon 0
福本マンガの出世作であり最高傑作。 キャラクターの言葉と行動が深いレベルで一致しているので、モブキャラであっても吐き出すセリフが魂に突き刺さる熱量を持っている。 「オレはただオレなんだ。それだけ……。名前は森田鉄雄 ー 背景はない……!」は近代漫画史に残るいつか言ってみたい名台詞。 なぜこれが「ピザッツ(成人向け月刊漫画雑誌)」で連載されていたのかは近代漫画史に残る大いなる謎。 銀と金 fLike icon 0
圧倒的な熱量を持って「生きる意志」を徹底的に問うてくる人生のバイブル。フランクルの「夜と霧」に「人生というのは結局、人生の意味の問題に正しく答えること、人生が各人に課する使命を果たすこと、日々の務めを行うことに対する責任を担うことに他ならない」という一文があるが、まさにそれを体現した漢達の物語と言える。文部科学省は一刻も早く同作を高校の教科書に採択してください。 サンクチュアリ fLike icon 0
文部科学省に一刻も早く小学校の教科書として採択してほしい漫画ランキング堂々第一位。23巻の「なぜ、己で決めぬ。命を置く場所を、死に場所を、なぜ、己で決めぬ…?」から始まる朱里の独白は必読。学生っていうか今を生きる全てのサラリーマンにも読んで貰いたい。読むと自分の人生に賭けてみたくなる日本漫画史に燦然と輝く名作オブ名作。私はこれを読んで会社を辞めました。 BASARA fLike icon 1