「少年ジャンプ+」発の誰でもマンガが作れるWebサービス「World Maker」をご存知でしょうか?なんと、たった4つのステップで、あなたの頭の中にある物語をマンガにして世の中に公開することができるんです!
9月22日に全ての人が体験できるオープンβ版がリリースされ、話題沸騰中の「World Maker」。今回は「マンガは描いたことないけど月に100冊以上マンガを読むほどマンガが好き...!」と叫ぶアルライター・ちゃんめいが「World Maker」で実際にマンガを作ってみました。
「World Maker」を使用する前に
まず、「World Maker」へアクセスする前に、本サービスはスマートフォンのみ対応なので要注意。さらにログインする際はTwitterアカウントが必須になるので事前に準備しておきましょう。
また、「World Maker」は多くのメモリを必要とするため、下記の端末、ブラウザでの体験を推奨しています。
<推奨端末>
iPhone:X以降の端末
Android:2、3年以内発売のハイエンド端末
※上記以外の端末でも体験は可能ですが不具合が起きる可能性があるので、予めご了承ください。
<推奨ブラウザ>
Safari 最新版、Chrome 最新版
※ブラウザの他タブを閉じることで、利用中のクラッシュを軽減できます。
使用環境の確認とログイン準備が済んだら、いざ「World Maker」でマンガ作り!
意外と難しい?!4ステップでマンガを作る
絵が描けなくても、スマートフォンがあればたったの4ステップでマンガが完成する「World Maker」。
ステップ 1|スマホでセリフやあらすじを入力
ステップ 2|自動でコマ割り化、複数のコマ割りの中から内容にあったコマ割りを選択する
ステップ 3| 背景やキャラクター、オノマトペなど約60万点の素材を自由に配置
ステップ 4|完成したマンガを公開して、SNSでの反響や編集部からのコメントを楽しむ
では、早速作ってみましょう!ちなみに、今回マンガ化したい物語は以下の通り。
10年来の友人が再会するたびに「ジャンプ読んでる?」って聞いてきて、一通り今注目している作品について話した後に「マジで今ジャンプ黄金期来てるわ〜」って一生言っている様子が個人的に面白かったので、この思い出をマンガにするぞい!
アルライター / ちゃんめい
ステップ1|脚本を書く
コマを区切りながら、ふきだしやナレーションを入力していく作業です。ちなみにマンガを描いたことがない私にとっては既にこの作業が難しかったです!
自分が区切ったコマや入力しているふきだしやナレーションが、最終的にどのように配置されるのかが全く想像がつかないため、いざこの先の作業に進んだ時にイメージと違い脚本からやり直す...ということを数回繰り返しました。
参考までに、完成形の画像と一緒に脚本を並べてみました。
ふきだしやナレーションの数は、後から追加したり削除することが可能なので、この工程では、自分が描きたい物語の再整理とコマの区切りに全集中することをおすすめします。
ステップ2|自動でコマ割り化
ステップ2に進むと、自動でコマ割りがされています。複数のコマ割りの中から内容にあったコマ割りを選択しましょう。
私は2コマ目の「今週のジャンプ読んだ?」と騒ぐ友人を目立たせたかったので、2コマ目が見せゴマになっているコマ割りを選びました。
ステップ3| 背景やキャラクター、オノマトペを配置
背景やキャラクター、オノマトペを配置していきます。背景、キャラクターの顔、体の向き、オノマトぺ、さらには「いらすとや」など、使える素材は全部で約60万点。スマホにある個人の写真をアップロードすることも可能です。
ちなみに、素材の一部は「少年ジャンプ+」で『トゥーヤング・トゥーアダルト』『生ゴミ』などの読切を掲載中の髙野陽介先生が手がけています。
World maker、アプリ内で使用できる素材の数カットを描かせていただきました。初めて林さんから企画概要を聞いた時、「そんなことできんの?!」って思いましたが、見事に完成していてびびりました。
たまに自分の描いた素材を使っていただいているのを見ると、とても嬉しく思います。 https://t.co/9CekAqL2Ko— (髙)高野 陽介@ジャンプ+ (@yosuke_nosuke) September 25, 2021
ステップ4| 完成
*左から順番に読んでくださいこうして完成したのがこちら。タイトルは「いつでも黄金期。」です。
たった3ページですが私はトータルで4時間かかりました。一番時間がかかったのはやはりステップ1の脚本。そしてステップ3で素材が豊富過ぎてどれを選ぶのかに迷い、かなり時間を使いました。
実際に体験した感想を一言で言うならば「気軽にチャレンジはできるけど決して簡単ではない!」です。マンガをこの世に生み出すマンガ家さん、アシスタントさん、編集さん...みなさまへの畏怖と敬意の念が一層高まりました。
著名人やマンガ家、小説の先生までも続々と利用している「World Maker」。普段なかなかお目にかかれない、豪華クリエイター陣によるマンガは要チェックです!
声優・小野賢章さん
ジャンプ+の『World Maker』という新サービスを使って、恥ずかしながらネームを作ってみました!!これで俺も漫画家デビューか…https://t.co/cQ2L0sd0d8#WorldMaker pic.twitter.com/khN7KzRW2X— 小野賢章 (@ono_kensho) September 22, 2021
マンガ家・四谷啓太郎先生
ネームを描くアプリで4ページネームを書いてみました。
タイトル「寝取られ好きのサンタ」https://t.co/jqhGkWRfhY#WorldMaker pic.twitter.com/rYW1bhgH1k— 四谷 啓太郎 (@ezweb_dylan) September 22, 2021
マンガ原作者・嗤ヰ声先生
人生から嫌なことが消えた話。#漫画が読めるハッシュタグ #創作漫画https://t.co/rsZDCVpze7#WorldMaker pic.twitter.com/RGwgRIyeov— 嗤ヰ声/わらいごえ (@warai_goe) September 22, 2021
マンガ・大石浩二先生
トマトイプーのリコピン、今回は番外編として、ワールドメーカー@WorldMakerApp というスマホで漫画が描けるサービスで全部作ってみました。少しでも興味がわいた方はぜひ使ってみてください!#ジャンププラス https://t.co/FWxaZ5DeiZ— 大石浩二 (@k_marudashi) September 26, 2021
なんと『トマトイプーのリコピン』番外編...!
小説家・成田良悟先生
医者から帰ってきて休んでいる間に、公開されていたジャンプの漫画ネーム製作アプリworld makerを試してみました。素材だけでどのぐらいの事ができるのか試した感じなので、内容的にはヴぁんぷのコアなファンへのファンサービス的作品です。#WorldMaker #ヴぁんぷhttps://t.co/eSorzYnhP9— 成田良悟@色々執筆中 (@ryohgo_narita) September 22, 2021
「World Maker」の価値
絵を描く、文章を書くならなんとなくチャレンジしやすいけれど「マンガを作る」となると途端にハードルが上がる印象があります。決して簡単ではないけれど、「World Maker」を使うことでマンガを作る上で欠かせない物語のビジュアル化をサポートしてくれるのはとても心強いですよね。
また、気軽にマンガ作りにトライできるのはもちろん、脚本作成、コマ割り、セリフ入れ、キャラ配置、背景...といった一般的なマンガの制作過程を学べるのはとても面白い体験です。「World Maker」の登場、そして更なる進化によって、私たちの最も身近な表現手段の一つとしてマンガが定着する日はそう遠くはないのかもしれません。スマートフォンさえあれば、どこでもいつでも誰でもマンガという表現手段にチャレンジできることこそ「World Maker」の価値なのでないでしょうか。
「第1回 World Maker ネーム大賞」開催中!
「World Maker」オープンβ版のリリースを記念し、なんと「World Maker ネーム大賞」を開催中です。
3つのお題の中からいずれかを選択し、「World Maker」で制作した1ページから最大4ページまでのマンガネームを応募するというもの。大賞に選ばれた方は、30万円の賞金と共に宇佐崎しろ先生と大石浩二先生に各大賞の作画をしていただく権利と「少年ジャンプ+」掲載が付与されます!
これを機に「World Maker」を利用してマンガにチャレンジしてみませんか?
OGPは筆者によるWorld Makerでの作成途中画像より
記事内画像はPR TIMESより
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000432.000014685.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000447.000014685.html