みなさん、マンガが完結した時に、どこか寂しいような気持ちになったことはありませんか?
いま読んでいる作品だって、いつか終わってしまうのだと思うと、胸が苦しくなりますよね...
そんな祭りのあとの侘しさを解決してくれるものがあります。
それが、スピンオフです!
今回は、筆者おすすめのスピンオフを10作品紹介します!
目次
『プレイボール 2』
ちば あきお先生による未完の名作『プレイボール』を、コージィ 城倉先生が引き継いだものです。ちば あきお先生の絵のタッチなどを忠実に再現しています。まさに、マンガへの愛の為せる技です。
『舞勇伝キタキタ』
衛藤 ヒロユキ先生の『魔法陣グルグル』に登場する変態キャラ「キタキタおやじ」が主人公の物語です。本編でのキタキタおやじは、上半身裸で腰蓑をつけて、「キタキタ踊り」という珍妙な舞を披露しています。すね毛がトレードマークです。
『闘将!!拉麵男』(たたかえ!!ラーメンマン)』
ゆでたまご先生の『キン肉マン』に登場する人気キャラ「ラーメンマン」が主人公の物語です。ゆでたまご先生ははじめラーメンマンを悪役で終わらせるつもりだったそうです。読者からの人気に育てられるかたちで残虐超人から正義超人に、そして、このスピンオフも描かれるまでに!ラーメンマンのおでこの「中」の由来を知ることができますよ。
『進撃の巨人 悔いなき選択』
諫山 創(いさやま はじめ)先生の『進撃の巨人』に登場する人気キャラ「リヴァイ」が主人公の物語です。
ストーリー原案は砂阿久 雁(すなあく・がん)先生、作画は駿河ヒカル先生が担当しています。ページをめくってもめくってもリヴァイ兵長が描かれている、夢のような作品です。
『からかい上手の(元)高木さん』
山本崇一朗先生の『からかい上手の高木さん』から10数年後の物語を、稲葉光史先生が描いたものです。高木さんは、からかい相手の西片(にしかた)と結婚して母親になっていた!母親になっても高木さんの「からかい上手」は健在!子どもたちとのやりとりにも、心癒されます。
『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-』
堀越 耕平先生の『僕のヒーローアカデミア』のスピンオフです。古橋秀之(ふるはし・ひでゆき)先生の脚本で別天荒人(べってん・こうと)先生が描いています。本編では「ヒーロー」という存在は政府の認可を受けているのですが、この作品では「非合法のヒーロー」たちが主人公です。ヒーローなのに悪者感。ややこしくて、魅力的です。
『はたらく細胞 BLACK』
清水 茜(しみず あかね)先生の『はたらく細胞』のスピンオフです。杉本萌先生が描いています。本編では「健康な人の体内」を描いていましたが、この作品では「不摂生によって超不健康な成人男性の体内」を描いています。ブラック企業ならぬブラック体内で働く細胞たち...
『金田一少年の事件簿』スピンオフシリーズ
さとうふみや先生の『金田一少年の事件簿』には、クセの強いスピンオフが盛りだくさん!その中のひとつが『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』です。犯人目線の物語なのですが、この犯人たちがめちゃくちゃコミカルなのです...。
そして、現在『イブニング』で連載されているのは『金田一37歳の事件簿』です。37歳になった金田一 一(きんだいち・はじめ)を描いた物語です。そう、もう「少年」ではないのです。さとうふみや先生のユーモアが炸裂!
『恋するワンピース』
尾田栄一郎先生の『ワンピース』のスピンオフです。伊原大貴先生が描いています。この作品、本編の登場人物は一切出てきません。そのかわり、「たまたま名前が一緒だったために、迷惑を被っている少年」が主人公です。主人公の名前は山本海賊王(やまもと・ルフィ)。もちろん(?)、”ナミ”と”ウソップ”も登場するのですが、この”ウソップ”にあたる中津川嘘風(なかつがわ・ウソップ)という男が「ワンピースマニア」だったために、悲劇がはじまります。笑いすぎてお腹いたくなりますよ...。
『秋田妹!えびなちゃん』
サンカクヘッド先生の『干物妹!うまるちゃん』のスピンオフです。本編の主人公は「外では完璧、家では干物」な妹のうまるですが、この作品はうまるのクラスメートの海老名菜々(通称「海老名ちゃん」を主人公にした物語です。この海老名ちゃん、普段は標準語なのですが、実は秋田県の子なのでたまに訛ることも。この作品では、秋田弁全開の海老名ちゃんをみることができます...!かわいいです。
好きであるほど楽しめる
作品が好きであればあるほど、読み終えたあとは寂しいものですよね。
でも、好きであるほど、細かなネタに気がつけたり、スピンオフをより楽しむことができます。
「本編は読んだことあるけれど、スピンオフはまだ...」という人は、ぜひ読んでみてください!
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