街を歩けば金木犀の香りが漂い、夜の時間が少しずつ長くなってきました。夏が終わりちょっぴり切ない秋の夜、ノスタルジックなマンガを読んで懐かしいあの頃に思いをはせてみませんか?
今回はアルライターよねが秋の夜にぴったりのノスタルジックなマンガ5作品を厳選してお届けします!
紹介する人:よね
人間ドラマ、飯系マンガが大好きなアルのライター。マンガ飯レシピを実際に再現するのが最近の楽しみです。
『深夜食堂』
『深夜食堂』、街の片隅にひっそりと佇むこの店にメニューはあってないようなもの。材料があれば大抵のものは作ってくれるちょっと強面のマスターと、思い思いに食べたいものを注文する個性豊かなお客たちが織りなす人間ドラマが繰り広げられていきます。
昨日「赤いウインナー」のおいしさにハマりました…。
「タコ」型にして小さい頃はよく食べていましたが、あまり最近食べておらず、今食べてもおいしいのか半信半疑だったのですが、作ってみると意外にもイケます!#深夜食堂 #俺の私の深夜食堂 pic.twitter.com/yxoC5T5qbb— 深夜食堂 オフィシャル (@meshiya) May 26, 2017
そして赤いタコさんウインナーやポテトサラダなど、なんだか懐かしい食べ物が続々と登場するのも見どころとなっています。
『坂道のアポロン』
時は1966年、横須賀から家庭の事情で佐世保へと引っ越してきた主人公・薫が出会ったのは、初恋とジャズと唯一無二の親友となる男でした。
ノスタルジックという言葉がまさにぴったりの青春ストーリー『坂道のアポロン』、読んでいると聞いてみたくなる作中に登場するジャズの名曲の数々。そんな人のためにサウンドトラックも発売されているので、素敵な音楽とともに是非物語の世界を堪能してください。
『きょうの猫村さん』
『きょうの猫村さん』は、猫村さんこと「猫村ねこ」が元飼い主のぼっちゃんとの再会を夢見ながら、家政婦として働く日々が描かれています。お節介でときどきおっちょこちょいな猫村さんは、猫なのにどこか人間くさく、家政婦仲間や奉公先の人々と徐々に打ち解けて行きます。
ほっこりするのに、ちょっぴり切ない猫村さんの奮闘の日々を是非読んでみてください。
『光と窓』
『光と窓』は人気イラストレーターとしても活躍するカシワイ先生が、7つの文学作品を原作に描いた至極のマンガ短編集です。
7つの収録作品は安房直子先生の「夕日の国」、「小さいやさしい右手」。小川未明先生の「金の輪」、須賀敦子先生の「こうちゃん」草野心平先生の「ごびらっふの独白」、新美南吉先生の「ひとつの火」宮沢賢治先生の「注文の多い料理店 序文」。
原作の物語の情景、登場人物の感情などが柔らかい線によって繊細に表現されており、マンガファンにも原作ファンにもたまらない1冊となっています。原作と読み比べてみるのもおすすめです。
『めぞん一刻』
巨匠、高橋留美子先生が生み出した名作の1つ『めぞん一刻』。昭和の空気を存分にまとったアパート「一刻館」を舞台に、管理人で未亡人の音無響子と響子に恋焦がれていく青年・五代の奮闘を描くラブコメディです。
したたかなのか、純粋なのか、いつの間にか読者をも魅了していく響子さん、個性的すぎるアパートの住人たち。読んだことある人も初めての人も、長年愛され続けるるーみっくわーるどへ是非足を踏み入れてください。
ノスタルジックな世界に浸って
夏の終わりから冬に向かっていく、ちょっぴり切ない秋という季節にぴったりのノスタルジックなマンガを5つご紹介しました。
暖かい飲み物を用意して、マンガの世界にどっぷり浸りませんか?