POPでマンガを紹介!溢れ出すマンガ愛を絵にしてみよう!

2021年、例によってマンガ界は激動の1年でした。数え切れないほどの単行本が発刊され、才能に満ちた数多くの新連載が始まり、無念の涙を流す何本もの連載打ち切りがありました。またコロナを乗り越え、マンガを原作とするアニメーションや実写映画に胸躍らせたのも記憶に新しいところです。

ですが、ここでわたしたちは思うことがあります。マンガ、作品数、多すぎて何を読んで良いのか判らない問題って発生してね?と。じゃあ、例えばAmazonで探そうとしても、今よく売れてる作品と、賢いAIによるこれまで買った作品からの「これ、好きでしょ!」の連発で、そこに個性もへったくれもないわけです。じゃああのマンガ配信サイトなら!と期待に小さな胸をドキワクさせてアクセスしても、TOPページからそらもう大量のマンガ作品がこれでもかと並べられてて、何を選んで良いのかサッパリ迷子の子鹿現象に苛まれる毎日です。結局人気作品が目について薦められ買われ、一層人気作に成長するなんてスパイラルの源がもしかしたらITの罪なのかもしれません。

アルでは、ライターの持ってる愛の引き出しをレビューというカタチで言語化し、それを読んだ読者の方に「!」な出会いを提供したという思いがあります。今回、それをもう一歩前に進め、言葉以上のモノ「イラスト」でマンガへの思いを吐き出してみよう!と考えました。そう、書店のマンガコーナーでよく見掛けるPOPです。

先程も書いたマンガ多すぎ問題を解決する一つのソリューションこそPOPかもしれません。AIや算盤勘定で打算的に表示されるリコメンドではなく、書店員さんが推したい作品を推すために描いた一発芸をわたしたちも是非やってみたいと考えました。

何かしらの出会いに期待して特に目的もなく書店に行くあの楽しさ、そこで出会う熱のこもったPOP。棚差しや平置き以上の説得力と、未知の作品との素晴らしい邂逅への感動。POPって良いですよね!

デジタルならではの圧倒的表現力は作品への想いの量に比例する

星月まふゆさんが描いたPOPは、その美しい絵に尽きるかもしれません。素晴らしいものに出会ったら、それを自分の力で可能な限り際限して伝えたい。その気持ちが痛いほど伝わってきます。その思い、是非記事を読んで確かめて下さい!


もうこれ書店にありそう!作品世界がその表現手段を呼び込んだ!

あまみんさんが描いたPOPはミルキーペン仕上げ。それ自体が作品世界にマッチしてちょっと小憎たらしささえ感じます。自分が夢中になった作品をなんとしても全世界のオタクに布教したい!その思いが満ち溢れた記事を是非お読み下さい。

絵の力よりも重いのは懸ける思いのチカラ

カリス魔王TKさんが描いたPOPは、ここだけの話、(この記事を書くために開催されたPOPコンテストの賞選定で)編集部員全員一致で選出された唯一の作品なんです。見れば判りますし、記事を読めばもっと伝わります。マンガが好きだってことがこういうことです。それはきっと、あなたも同じ気持ちを持っているはず…!

このマンガを読んだあなたは、まだこれだけのマンガを読んでいません

2022年の使命は、未知の作品と出会うことです。あのマンガなら、無為にそれを読んでいる近くの友達がいつでも紹介してくれるので心配はいりません。

もうわたしたちは今この瞬間も描かれ世に出てるマンガ全てを読むことが出来ない時代に生きています。だからこそ、作品を選ぶ理由を自分で見つけてみませんか。「このマンガを読んだ人はこんなマンガも読んでいます」なんて余計なお世話です。

「このマンガを読んだあなたは、まだこれだけのマンガを読んでいません」

もっと焦って、もっと色々ページを捲りたい!そのきっかけの一つに、わたしたちがお手伝いできれば、そんな嬉しい事はありません。2021年、本当にありがとうございました。